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2021.08.16ジパング俱楽部旅行で疲れない、ジパング世代のおしゃれな靴の選び方

旅行で疲れない靴は「正しいサイズ」から

「旅行の靴選び、疲れないことも大事だけど、おしゃれもしたい!」

そんなジパング世代のご要望に応えて、今回は伊勢丹新宿店のシューカウンセラーで、婦人靴売り場担当6年目の市川恵さんに「旅行で疲れない、おしゃれな婦人靴の選び方」についてお話をうかがいました!

市川さんによると「疲れる靴は、そもそもサイズが間違っています」とのこと。
どういうことでしょうか? 詳しく教えてもらいましょう。

Q.疲れる靴は、サイズが間違っているって本当ですか?

A.疲れる原因は、間違ったサイズにあります

多くの方は「ラクな靴が疲れない」と思い、少し大きめのサイズを履いています。

じつは、これが疲れる原因なのです。
サイズが大きいと靴の中で足が動き、それだけで足の筋力を使い、疲れの元になります。

正しいサイズの靴は足にフィットして、靴の中で足が動くことはありません。足の筋力をむだに使うことがなくなり、その分疲れないというわけです。
歩くと痛くなる、すぐに疲れるという方は、間違ったサイズの靴を履いていることがほとんどです。​​


Q.「正しいサイズ」を知る方法を教えてください

A.靴売り場で、無料で足のサイズを測れます!

靴売り場で足の測定をしていただきますと、「正しいサイズ」が分かります。
測定するのは、つま先から踵の長さ、幅、指の付け根周りの3カ所だけですので数分で終わります。

正しいサイズが分かると「知らなかった!」と皆さん驚かれますよ。測定した正しいサイズにするだけで、「履きやすくなりました」と言うお客様も大勢いらっしゃいます。

ただ、サイズが小さくなる場合は、「きつくなるのでは?」と不安を感じる方もいらっしゃると思います。

一気にサイズを変えなくても、少しずつサイズを小さくして徐々に慣らせば、違和感なく正しいサイズに変更していただけます。

「幅広で甲が高い」とおっしゃっていたお客様が、半年に1回ご来店いただいて靴を選び、3~4回で本来の「細くて甲の低い」靴を選ばれるようになりました。

これはほんの一例です。正しいサイズを知るだけで、足に合う疲れない靴をお選びいただけます。

Q.旅行で疲れない靴選びのポイントを教えてください

A.靴選びのポイントは3つあります

旅行に履いていく靴を選ぶ時のポイントは、次の3つです。

・足のサイズと特徴(甲の高低、土踏まずの形)に合うもの
・旅行の洋服スカートかズボンか
・靴をどこで履くか

「靴をどこで履くか」というのは、旅行の靴選びで大事なポイントです。旅行先で歩くのはアスファルトなのか、石畳なのか、それとも山道か。
それに合わせて靴を選ぶようにします。


Q.旅行の時も足元のおしゃれを楽しみたいです

A.おすすめの3足をご紹介します

いかにもラクな靴、という感じではなく、おしゃれで一日歩いても疲れない靴を3足ご紹介します!

旅行では足がむくむことがありますので、調整できるひも靴やベルトの付いたタイプがおすすめです。

昼間は観光で街を歩き、夜はフォーマルな洋服で食事をされることもあるかと思います。
写真を撮る時は、おしゃれに見える靴を履きたい、といったことも。
何足も持っては行けませんが、たとえば昼と夜に靴を履き替えるだけで、おしゃれ度がさらにアップしますよ。

1.町歩きにもってこいのシンプルデザインのスニーカー


ECCO®[エコー](品番880123-01007)ホワイト・ブラック各33,000円

「旅行に一番おすすめなのが、こちらのスニーカーです。60代以上の方も、スカートやワンピースに、こちらのスニーカーを合わせて履いていらっしゃいます。

こちらは、適度につま先が上がり、接地面がしっかりと地面についていて、疲れないだけではなく安定感があるので安心です。

2.アウトドアシーンでも使えるスポーティーなスニーカー


ニューバランス(品番WL574 )ホワイト・グレー各10,890円

軽度の山歩きやハイキングが目的の旅行で大活躍。カジュアルな服装の方、または疲れないこと最優先!という方におすすめです。

3.レストランでのディナーもシックに決まる、ベルト付きパンプス


銀座ヨシノヤ(品番64597-VG)左からシャンパン、ライトグレーメタリック、ブラック各 31,900円

こちらは、写真撮影や食事の場面で、品よくおしゃれにコーディネートしていただけます。
ベルトにより、足がむくんだ時に調整できるのがポイント。かかとが脱げず、足全体にフィットしますので疲れにくいです。

Q.旅先で足がむくんだ時はどうすればいいですか?

A.むくんだ時こそ、しっかりフィット

むくむ時には、ベルトやひもを「ゆるく」してしまいがちです。
ですが、むくんだ時こそベルトやひもは「しめる」具合にして、しっかりとフィット感を上げたほうが疲れません。

足のむくみは血液やリンパ液の流れが停滞するためにおこります。
むくんで疲れた時に靴をゆるくしたり、脱いでしまうと余計にむくみが広がってしまいます。

「キツイな」と感じた時は、ひもやベルトで調整をすることは可能ですが、
フィットさせたまま履き続けていただくことが、疲れないポイントです。

また、むくみの解消にはその場での踵の上げ下ろしや、スペースがある時は歩くことで、
靴を脱がずにむくみ解消ができるので試してみてください。

どんな時も正しいサイズの靴を、足にフィットさせて履くことが、疲れないポイントです。

最後に、市川さんがお客様の靴を選ぶ時に大切にしていることを教えてください

疲れないだけではなく、「欲しい靴」をお選びすることを大切にしています。
どんなにサイズや形が足に合っていても、お好みに合わなかったり、欲しい靴ではなかったりすると意味がありません。

「疲れない」と「欲しい靴」の両方が叶う靴をお探しして、靴選びをサポートさせていただきます。

市川さん、ありがとうございました!


まずは、正しいサイズを知ることが、疲れない靴選びへの第一歩ですね。
おしゃれで疲れない靴をお供に、安心して旅行をお楽しみください。

  • 取材・文/市川弘美

教えてくれた人

伊勢丹新宿店 婦人靴売り場 シューカウンセラーの市川恵さん。
お客様にもっと快適な靴を履いていただきたいという思いから、
専門的な知識と現場での経験を元に、2019年に「シューカウンセラー」という伊勢丹独自の社内資格を取得。

婦人靴売り場には、2016年に配属され今年で6年目。
靴売り場の仲間とともに知識や技術を磨きながら、お客様が本当に心から望まれていることを汲んで靴選びをサポート。
コロナ禍でも1カ月に10人以上の予約が入る人気シューカウンセラーです。

伊勢丹新宿店では、靴の相談や靴選び(シューカウンセリング)を無料でお受けしています。
市川さんに靴のことを相談したい方は、電話かインターネットからご予約ください。

●電話:03-3352-1111(大代表)
「本館2階 婦人靴のシューカウンセリングの予約」とお伝えください。
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「メンズ館 紳士靴のシューカウンセリングの予約」とお伝えください。

ご相談や試着などに2時間ほど見ていただけますと、じっくりとお選びいただけます。
靴を買う・買わないは自由です。「足に合う靴を一回履いてみたい」「正しいサイズを知りたい」だけでもお気軽にご予約ください。

市川さんの持っている靴は<シンク>(品番THL0215)ピンク37,400円。