熊本の鉄道
熊本の鉄道
観光列車が走る魅力的なローカル線が点在する熊本。
鹿児島本線や肥薩線はSL人吉をはじめ、特急かわせみ やませみなど人気の観光列車が走る路線だ。
沿線には球磨川(くまがわ)や日本三大車窓など、絶景が広がる。
撮影ポイントでは列車が徐行運転するので、霧島連山やえびの高原が広がるパノラマビューをしっかり目に焼き付けよう。
他にも熊本のあちこちで個性豊かな観光列車が運行中。
豪華列車で知られる「ななつ星in九州」から展望パノラマシートを備えた「特急あそぼーい!」まで勢揃い!
九州唯一の蒸気機関車。
大正11年(1922)生まれの8620形で、「ハチロク」の愛称で親しまれている。
汽笛の音とともに、漆黒の車体が黒煙を吐きながら球磨川沿いの絶景区間を走る。
クラシカルな雰囲気漂う車内には、軽食や飲み物を販売するビュッフェや、豊かな自然をパノラマビューで楽しめる展望ラウンジなどがある。
【運転区間】 | 熊本駅~人吉駅 |
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【運転日】 | 金・土・日曜、祝日など (1日1往復)※2019年は11月4日までの運転 |
【料金(おとな)】 | 熊本駅~人吉駅 2640円(片道乗車券+座席指定券) |
2両編成の列車の外観は、1号車の「かわせみ」が球磨川の水面のブルー、2号車の「やませみ」は球磨山麓の森の濃いグリーンをベースとして、小鳥の絵柄を入れたロゴを随所に配置。
車内には、地元産のヒノキや杉を使用している。
また、土日を中心に、坂本駅・一勝地駅で地元の人による「おもてなし」を体感できるのも魅力のひとつだ。
【運転区間】 | 熊本駅~人吉駅 |
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【運転日】 | 毎日(1日3往復) |
【料金(おとな)】 | 熊本駅~人吉駅 3270円(片道乗車券+指定席特急券) |
「いさぶろう」は熊本・人吉から吉松へ、「しんぺい」は吉松から人吉・熊本に向かう観光列車。
人吉駅~吉松駅間は高低差が大きく、ぐるりと旋回するループ線と前進・後退を繰り返して坂を上るスイッチバックを組み合わせて急勾配を走る。
日本三大車窓のひとつとされている、えびの盆地と霧島連山を望む絶景を堪能できる。
【運転区間】 | 熊本駅・人吉駅~吉松駅 |
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【運転日】 | 毎日(熊本駅~吉松駅は1日1往復、 人吉駅~吉松駅は1日2往復) ※人吉駅~吉松駅間は普通列車として運転 |
【料金(おとな)】 | 熊本駅~吉松駅 3930円(片道乗車券+指定席特急券) |
「16世紀の天草に伝わった南蛮文化」をテーマにデザインされた列車。
黒と金色の車体や随所を彩るステンドグラス等、クラシカルな内装は大人の雰囲気が漂う。
1号車には列車の中とは思えない本格的なバーカウンターがあり、ジャズのBGMが流れる中、隣に配置されているベンチやソファでゆったりグラスを手に列車の旅が楽しめる。
【運転区間】 | 熊本駅~三角駅 |
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【運転日】 | 土・日曜、祝日、夏休み期間などの1日2~3往復 |
【料金(おとな)】 | 熊本駅~三角駅 1880円(乗車券+指定席特急券) |
“新たな人生にめぐり逢う、旅。”がコンセプト。
列車名の「ななつ星」は、九州7つの県および九州の主な観光素材(自然・食・温泉・歴史文化・パワースポット・人情・列車)を表現したもの。
1号車はラウンジカー、2号車はダイニングカー、3~7号車は客室ですべてスイートルーム。
1泊2日と3泊4日のコースがあり、Webまたは郵送で申し込みができる。
【運転区間】 | 公式サイト参照 |
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【運転日】 | 公式サイト参照 |
【料金(おとな)】 | 1泊2日34万5000円~、3泊4日72万5000円~ |
車両の両端に全面展望のパノラマシートを備えた列車。
車内はもちろん、外観にも様々なポーズの犬のキャラクター・くろちゃんが101匹も描かれている。
3号車は親子シートをはじめ、くろカフェやこどもが遊べる木のプール、絵本を用意したコーナーがある。
くろカフェではくろちゃんグッズも販売中。
【運転区間】 | 阿蘇駅~別府駅 |
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【運転日】 | 金・土・日曜などの1日1往復 |
【料金(おとな)】 | 阿蘇駅~別府駅 3880円(乗車券+指定席特急券) |
熊本地震前までは、その名の通り、九州の真ん中を横断していた列車。
緑豊かな阿蘇の大地に真っ赤なボディがよく映える。
車内は木目調の落ち着いた雰囲気で統一。
車窓からは世界でも有数の大型カルデラと雄大な外輪山を持つ阿蘇五岳をはじめ、大自然の風景を楽しめる。
【運転区間】 | 阿蘇駅~別府駅 |
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【運転日】 | 特急 あそぼーい!の運休日に1日1往復 |
【料金(おとな)】 | 阿蘇駅~別府駅 3880円(乗車券+指定席特急券) |