トレたび JRグループ協力

2022.02.15ジパング俱楽部「介護食」について|ジパング世代はどうしてる?

「ジパング世代」の意識調査、大公開!

ジパング世代(60代以上)のみなさんは、「○○の時は、どうしてる?」「○○について、どう思ってる?」
「プレゼント」応募時にいただいたアンケート回答を公開しています。

今回のテーマは「介護食」。

ジパング倶楽部ホームページでは、
【ちょっと教えて、相談室】“やわらかレシピ”のおいしさの秘密は?「やさしい献立」でもっと気軽に食事を
で介護食を紹介しました。

介護を経験された方や介護食を利用している方からも多くのご意見をいただきました。
今回は、ジパング世代以外の回答も含めて紹介します。

 

調査期間:2021年8月25日~9月24日
回答者:ホームページプレゼント「キユーピー『やさしい献立 たまごと野菜の雑炊』『やさしい献立 鶏ときのこの雑炊』」にご応募いただいた40代~70代以の方134名

Q1.介護食を購入したり、介護食サービスを利用したことはありますか?


71.6パーセントの方が、まだ利用をしたことがない方でした。
なかには、これから必要になるだろうと考えている方も多く、

・商品を知って、友人知人にも積極的に教えたいです!(45歳    女性)
・配偶者の今後に必要になりそうなので、味や飲み込んだ感じなどを体験したい。(66歳 女性)

・今の所、義父は普通食を食べていますがそろそろ軟食にしなければと思います。(68歳 女性)
・夫婦高齢に向かっていることから、介護食の経験が必要かと。(72歳    女性)

という回答がありました。

最近は手軽に購入できるレトルトや、宅配サービスも充実してきているので利用しやすくなりました。
柔らか食やえん下食に対応してくれる宿もあるので、ジパング俱楽部で旅行する際は必要に応じて相談してみるといいかもしれません。

Q2.介護食に関するエピソードを教えてください。

介助者として

  • とにかく、やわらかい食事でなければならないことが大変でした(70歳 男性)
  • 介護の資格を取るときに実習で介護食のメニューに苦闘しました。(71歳 女性)
  • 叔父が誤えん性肺炎を起こした時、叔母が調理に気を遣い、飲み込みやすい形状に料理をし、病院でもらったトロミをつける粉末をスープに混ぜていました。(63歳 女性)
  • 介護されている人のことがよく考えられていて、楽しみになるように工夫されていました。おやつを楽しみにしていました。(66歳 女性)
  • 以前、おじいちゃんの介護をしていた時に、夕食作りの補助として介護食のカロリー計算の参考に、宅配サービスを利用していました。糖尿病のカロリー計算はなかなか大変でした。(65歳 女性)
  • いつかは誰もが経験する介護食(入院時も)。食欲がなくても食べやすくしてほしい、余計な味付けより必要な栄養があればいいです。元気になってほしい人に食べさせたいと願い、探しても見つからなかった経験があります。(66歳 女性)
  • 母親の介護時には、歯が悪かったのでやわらかい物を作りました(煮たり、魚もアルミホイルで蒸して)。最後までおいしいと言って食べてくれました。高カロリー食の代替として、明治の「メイバランス」をよく飲んでました。アミノ酸・アルブミンが多い食事が必須でしたが、もう少しバリエーションが多ければと、今思い返しました。(66歳 男性)
  • いずれ必要になると思いますが、手を掛けずに簡単に利用できるものが多くなり利用したいと思っています。亡くなった母が、以前利用していたようですが、味がイマイチだと言っていたような気がします。(69歳 女性)
  • 2年前に亡くなった父が、入院時えん下食でした。何気なく食べたり飲んだりしていたことが、こんなにも難しくなるのだということを目の当たりにした時でした。また、仕出し屋さんで老人福祉施設用の弁当づくりを手伝った時は、お弁当にも「刻み食」というサービスがあり、すべてのおかずを細かく刻んで盛り付けるということをはじめて知りました。(62歳 女性)

利用者として

  • 初めはこれを食べるのかと思い、介護食が合わず馴染みがなく、今はようやく美味しく食べられています。(75歳 男性)
  • 入れ歯が増えたので、時々レトルトを利用しています。(76歳 男性)
  • 介護食があることを知らなくて、離乳食を買って食べていました。(81歳 女性)
  • ストーマ(人工肛門)使用者なので時々お腹の調子が悪くなり、お粥にお世話になって回復します。(74歳 女性)

【番外編】介護食「やさしい献立 たまごと野菜の雑炊」を食べてみました!


こちらをいただきました! こちらをいただきました!

まごとお米の形がしっかりと。とろみがついているのも分かりますか? たまごとお米の形がしっかりと。とろみがついているのも分かりますか?

今回紹介した「やさしい献立 たまごと野菜の雑炊」は、舌でつぶせるやわらかさ。
「全粥」や「スクランブルエッグ」と同じくらいです。

袋ごと熱湯に入れて2分温めるか、皿に移してラップをかけて、電子レンジ600Wで20秒または500Wで30秒温めます。
(温めずそのままでもお召し上がりいただけます)

かつおだしのいい香り。米の粒もたまごの形もしっかりしています。

粒感があるのにやわらかいお米と、飲み込みやすくとろみがついただし。
具材がとけたのではなく、お米や具材とだしをしっかりと味わえる「雑炊」でした。


キユーピー やさしい献立 ホームページ

まとめ

「とろみ調整用食品」を知った時はとても驚きました。
とろみ調整用食品とは、えん下を容易にし、誤えんを防ぐために、液体にとろみをつける食品です。
介護の現場に接することがあまりなかったので、こういった食品がきちんと開発されていることに感心しました。

今回のアンケートでは、介護を経験された方からの回答が勉強になりました。
カロリー計算や調理など、介護食を手作りするのはかなり気を遣い大変なことかと思います。

介護する人、介護される人、だれもがその立場になる可能性があります。
いろいろな助けを借りながら、お互い無理せず、できるだけ快適に過ごせる商品やサービス、制度が整っていくといいなと思いました。


そのほかのアンケート結果