トレたび JRグループ協力

2023.02.15ジパング俱楽部「温泉街」ついて|ジパング世代はどうしてる?

プレゼント応募時にいただいたアンケート回答のなかから、ジパング世代(60代以上)の回答を集計・公開しています。
今回のテーマは【温泉街】について。

好きな温泉街はどこですか? 温泉街で楽しみたいことは? 温泉街にまつわるエピソードも紹介します。

  • 調査期間:2022年11月15日~12月14日
  • 回答者:「海鮮ギフトカード」にご応募いただいた60代~90代の方943名



Q1. 温泉街での楽しみは?


湯めぐり	26.0% 、食べ歩き 25.1%、 おみやげ探し 20.3%、 浴衣姿で街歩き 9.5%、ライトアップを見る 6.3%、飲み歩き 5.2%、足湯	3.9%、遊技場(射的など)	1.8%、 宿を楽しむ	0.8% 、散策 0.4%、 景色を見る	0.2%、寺社仏閣めぐり	0.2%、そのほか 0.3% (複数選択可)

まずは、温泉街の楽しみを聞きました。

トップ3は定番の湯めぐり、食べ歩き、おみやげ探しでした。
それ以下は多様で、温泉街の楽しみが広がっていることがよくわかります。

普段はできない浴衣姿でのそぞろ歩きや、昼とは違う幻想的な雰囲気を楽しめるライトアップ。遊技場遊びの施設は少なくなってきたといわれますが、温泉街らしい楽しみです。

意外と多かったのが、「宿を楽しむ」という方。
「若い頃は温泉街で楽しんだけど、今は娯楽施設やイベントが充実しているので宿を大いに楽しむ」のだそうで、ジパング世代ならではなのかもしれません。

「そのほか」には、その土地の生活や言葉を感じたり、歴史を調べる、スキーといった趣味を楽しむといった回答がありました。


Q2. 好きな温泉街は?


好きな温泉地トップ10 群馬県,草津温泉	128 【神奈川県】箱根温泉	107 【山形県】銀山温泉	90 【大分県】別府温泉郷	87 【宮城県】鳴子温泉郷	73 【兵庫県】有馬温泉	62 【愛媛県】道後温泉	57 【静岡県】熱海温泉	53 【北海道】登別温泉	48 【岐阜県】飛騨高山温泉	44

1位は群馬県の「草津温泉」。温泉街の中心、湯けむりがあがる湯畑の景色と周辺散策で1位を獲得しました!

2位は神奈川県の「箱根温泉」。温泉・アート・自然と楽しみが多く、のんびりとした風情がジパング世代に支持されています。

3位は山形県の「銀山温泉」。大正ロマン溢れる憧れの温泉地。「景色の幽玄さが今も心に残っている」といった感想も。

4位は大分県の「別府温泉」。多様な泉質や独特の温泉文化を持ち、「湯めぐりと言えば別府」といった声もありました。

5位は宮城県の「鳴子温泉」。人気の「滝の湯」は『ジパング倶楽部 2021年9月号』の表紙になりました。

6位は兵庫県の「有馬温泉」。「小さなお店がたくさん」「コンパクトで歩きやすい」と散策好きからの支持が目立ちます。

7位は愛媛県の「道後温泉」。「坊っちゃん団子」など、食べ歩きについてのコメントを一番多くいただきました。

8位は静岡県の「熱海温泉」。温泉街の散策と花火(熱海海上花火大会)の思い出が多く集まりました。

9位は北海道の「登別温泉」。間欠泉や地獄谷など大自然が魅力。「遊歩道がおすすめ」という方も。

10位は岐阜県の「飛騨高山温泉」。風情のある古い町並が魅力。歴史好きのジパング世代にはたまらない!?


草津温泉の湯畑 草津温泉の湯畑 (一社)草津温泉観光協会

11~15位のランキングはこちら。


11位 渋温泉   (長野県) 43人 

12位 加賀温泉郷 (石川県) 41人

13位 玉造温泉  (島根県) 26人

14位 城崎温泉  (兵庫県) 14人

15位 蔵王温泉  (山形県)   5人

15位以下を合わせると40の温泉に投票がありました。

13位 島根県の玉造温泉はモデルコースを公開しています!



Q3. 温泉街にまつわるエピソードを教えてください。

湯めぐり

  • 城崎温泉に行ってきました。浴衣姿と下駄の正装で、すべての外湯温泉を制覇しました。湯は熱く、それでも外歩きとの兼ね合いでとても心地よかったです。旅行から帰っても湯の感覚がしばらく残っていました。(72歳 女性)
  • 長野県の野沢温泉で外湯めぐりをしました。お風呂の温度も雰囲気もずいぶん違うので、おもしろかったです。(68歳 女性)
  • 草津温泉の夜は、お店や宿からの癒やしの明かりがなんともいえない、いい雰囲気で、気に入りました。また泊まりたいです。(69歳 女性)
  • 半世紀前、初めての有馬温泉で、太閤さんの湯を見て、秀吉さんの姿が薄っすら見えた気がしたことを覚えています。その後、度々訪問しますが、残念ながらそれっきりです。(73歳 男性)

町あるき


‌城崎温泉外湯めぐり

  • ・有馬温泉の色が印象的で、ファンです。食べ歩きもいいし、コンパクトで歩きやすい。(68歳 女性)
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  • ・熱海はのんびり温泉街を歩いても楽しいですし、おみやげ品も豊富です。「起雲閣」が一番好きです。ホテルも多く歩いて行けます。海上花火も楽しみの一つです。(73歳 女性)
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  • ・城崎温泉の街ブラで、昔のゲームをしたり、和太鼓演奏を聴いたり楽しかった~。(66歳女性)
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  • ・温泉街といえば昔ながらの遊戯、たとえばパチンコやスマートボールで遊びたいです。40年以上も昔の話ですが、2年続けて別府温泉へ行き、パチンコで大いに遊んだことがいい思い出です。(68歳 男性)
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  • ・数年前に夏に銀山温泉を訪ねたとき、「本当の花笠踊りは中腰で踊るんだよ」と女将さんに教えてもらいました。旅館街の橋の上で踊っていたのを見て感動しました!(69歳 男性)
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  • ・箱根の温泉は、湯本・宮ノ下・強羅等、だんだん標高が高くなるのにつれて、いろいろな紅葉が楽しめるのが、素敵です。また、美術館の種類も豊富で、ワクワクします。(71歳 男性)

温泉グルメ

  • 湯布院温泉では、温泉街の中の旅館に地ビール醸造所があり、温泉を楽しんだ後にここで飲む生ビールは格別だった。(65歳 女性)
  • 草津温泉で、「食べてみて」と蒸し饅頭を一個丸ごと試食させてくれた。(73歳 女性)
  • 銀山温泉でプラプラと歩いていたときにたまたま酒屋に入った。そこで「十四代」という名の日本酒を試飲して気に入った。普段はめったに日本酒は飲まないのだが、うまい酒だと思い一瓶購入して帰った。温泉街ではなかなか気に入ったものに出合うえたことがないが、この十四代でその後日本酒ファンになったと言っても過言ではない。(78歳 男性)
  • 念願の山形の銀山温泉に行ってきました。車が入れなくなっているので歩きやすかったのと、できたて手作りお豆腐を食べられておいしかったです。(65歳 女性)
  • 道後温泉行った時、朝は6時30分から入浴できました。一番風呂をいただき、夏目漱石の『坊っちゃん』のエピソードそのままに、お団子を食べてきました。建物の作りのすばらしさと泉質に感動しました。(64歳 女性)
  • 道後温泉のアーケードを、プリンや練り物を食べ歩きしながら、おみやげ物を眺めて歩いたことが楽しかった。もう一度行きたいな。(67歳 女性)

おまけ 温泉の思い出

「温泉街」についてのアンケートでしたが、温泉の思い出もたくさんいただいたので、最後にご紹介します。

  • 初来日した外国人と草津温泉に行った時のこと。湯畑を見たその人が、「今にも爆発するのではないか」と真剣に怖がった表情が忘れられません。(63歳 女性)
  • 新婚間もないころ、鳥取県の「皆生温泉」に宿泊したら、突然花火があがり大変良い思い出として残っています。(65歳 男性)
  • 稲作農家の両親は、こどもの学校の冬休みに合わせ1月になると毎年10日間くらい湯治に行きました。夏場は農作業で忙しく休む間もなく働いた両親でしたが、その時ばかりは私たちと遊んでくれたのでした。(73歳 男性)
  • 秋田の「乳頭温泉郷」で、雪が降るなか川の横での温泉が非常に情緒的であった。また、台湾の知本(ちぽん)での露天風呂がよかった。(65歳 男性)
  • こどもたちがまだ小さかった頃。熊本の「黒川温泉」に卓球場があり、こども4人と白熱した温泉卓球で盛り上がりました。(72歳 女性)
  • 東京からは遠いのでまた行けるか難しいが、城崎温泉は印象深かった。志賀直哉の『城崎にて』の文庫本を現地でもとめ、亡き夫と読んだことが思い出深い。(65歳 女性)
  • 「野沢温泉」はこどもが小学生の頃スキーに行きました。高速道路がない頃で、車で5~6時間かかりましたが、スキーの後の温泉めぐりがなんともいえず気持ちよく、また行きたいと思っている間に新幹線や高速道路が通り、身近な温泉になりました。(63歳 女性)
  • こどもの頃、家族旅行で訪れた熱海や下呂など。おみやげ屋でお菓子や小物など買ってもらいながら、父母や弟と歩いた日々が懐かしく思い出されます。夫婦で旅行するようになってからは、チェックインしたら宿から出なくなりましたが、今回の「温泉街」のキーワードを見て、今度はそぞろ歩きも楽しもうかなと思いました。銀山温泉とか行ってみたいです。(63歳 女性)
  • 生まれた所が青森の岩木山の近くなので、よく「嶽温泉」に行きました。温泉に入っている間にマタギ飯を用意してもらい、上がったらすぐ食べて横になってました。至福の時間でした。お陰様でまん丸だったまま、今に至ってます。(67歳 女性)

まとめ

年がら年中「温泉に行きたいな」と思いながら記事を作っていますが、今回は「次に行くならここだなぁ」なんて考えながらアンケートを読みました。

最後に、ジパング倶楽部会員様にいただいた、印象的なびっくり&ほっこりエピソードを紹介します。

・50年位前、銀山温泉の宿の内湯につかっていたら隣の女湯が騒がしい。突然、三助の潜り戸が開いて「お兄さん、ごめんなさいよ」とドカドカ5~6人の女性が侵入、湯船の私はたちまち彼女たちに取り囲まれてしまった。20代の私は恥ずかしくて身動きできなかった。(78歳 男性)

思わず、「ほんとに?」と声が出てしまいました。どうして女性たちが侵入してきたのか、気になります……。

・60歳年の離れた文通友だちができました。岐阜の足湯で一緒になった小学生です。(75歳 男性)

こちらは、これからの二人が気になりますね。

お話の真相や続きは、「会員コーナー」の「ジパング会員便り」にお送りください!
ほかの会員のみなさんも、旅行先で体験した話など思いついたらいつでも投稿ください。


それでは、次回更新もお楽しみに!


次回の「ジパング世代はどうしてる?」のテーマは、「ご当地ギフトについて」

3月15日更新予定です。


そのほかのアンケート結果