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2023.07.25ジパング俱楽部熊本地震をテーマにした展示施設が南阿蘇村にオープン【JR九州エリアおでかけニュース】

旬なニッポンに出かけよう! 「おでかけニュース」

本コーナーでは、ジパング倶楽部編集部に寄せられた全国の観光情報の中から、次のお出かけに役立つ旬な情報をお届けします。北海道から九州まで、JR6社で利用できる「ジパング倶楽部」を使って、話題の場所をチェックしてみましょう。
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「熊本地震震災ミュージアム」の中核拠点で、自然との共生、備えの大切さを学ぼう

熊本県阿蘇郡南阿蘇村

教訓を未来へ伝える展示の数々

熊本・南阿蘇の「旧東海大学阿蘇キャンパス」に、「熊本地震震災ミュージアム KIOKU(展示施設)」が2023年7月15日に開館しました。
館内では、2016年4月の地震の痕跡を留(とど)めた遺物や熊本の復旧・復興の様子を伝えるパネルなどを展示しているほか、地震発生のメカニズムを解説した映像を上映。“地震語り部”から当時の体験談を聞ける交流スペースもあります。

さらに屋外では、地震によって地表に現れた地震断層や、その断層が直下を走る震度6強の揺れに見舞われた旧東海大学阿蘇校舎1号館が震災遺構として保存されており、地震の力の凄まじさを見ることができます。


KIOKUの外観。建物の周辺は阿蘇の草原風景を思わせる景色が広がっています

大規模な地すべりに巻き込まれた車など震災遺物の実物を展示


地震から得られた教訓や復興する熊本の様子を伝えています

熊本の地形模型や自然の恵みを解説するコーナーもあります


震災当時の状態で保存された旧東海大学阿蘇校舎1号館

県内を廻ってより深く知る

KIOKUは、熊本県内に点在する震災遺構などをめぐって地震の教訓などを学ぶ、回廊型フィールドミュージアム「熊本地震震災ミュージアム『記憶の廻廊(かいろう)』」の中核拠点のひとつ。
KIOKUを訪れるなら、徒歩で15分ほどの所にある「旧長陽西部小学校」(見学は要予約)にもぜひ立ち寄ってみてください。南阿蘇村の被害状況や“学生村”と呼ばれた東海大学の学生と地域住民とのつながりなどを知ることができます。

その後、熊本市内へ移動し、被災した天守閣の復旧過程などを解説している熊本城や、地震だけでなく水害も含めた自然災害対応のノウハウなどを伝える「熊本県防災センター展示・学習室」を廻るのもおすすめです。


熊本地震震災ミュージアム KIOKU(展示施設)

問い合わせ先 0967-65-8065(震災ミュージアムKIOKU)
時間 9時~16時30分
定休日 月曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始
交通アクセス 豊肥(ほうひ)本線赤水(あかみず)駅から車で約8分
値段 500円

熊本地震震災ミュージアム KIOKU(展示施設)

紹介スポット一覧マップ

文/ハセガワアヤ

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