2024.07.25ジパング俱楽部新千円札の顔・北里柴三郎の足跡を辿ろう! 熊本県小国町「学びやの里」へ|JR九州エリアおでかけニュース
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今月、編集部が注目したJR九州エリアのニュースは、新千円札の顔・北里柴三郎(きたさとしばさぶろう)ゆかりの地である熊本県小国町「学びやの里」についてです。
- ※メイン画像は「ごはん処 北里バラン」の「柴三郎うどん」
千円札の新デザインに沸く、北里博士生誕の地へ
熊本県小国町(おぐにまち)
2024年7月3日から新紙幣が発行され、千円札の顔となった北里柴三郎博士。当時治療が難しい病とされていた破傷風(はしょうふう)の治療方法を確立するなど細菌学の分野で多大な功績を残し、生涯医学に献身したことから「近代日本医学の父」と称されています。
そんな博士が生まれ育った小国町には、博士が提唱し、実践した「学習と交流」の精神を受け継ぐ複合施設「学びやの里」があります。今回はそのなかから「北里柴三郎記念館」と食と健康の交流館「北里バラン」を紹介。
新紙幣が発行されたこの機会に現地を訪れ、博士の偉業に思いを馳(は)せてみませんか。
「北里柴三郎記念館」で博士の生い立ちに触れる
まず紹介するのが、里山の美しい景色に囲まれた高台に佇(たたず)む「北里柴三郎記念館」です。
1916(大正5)年に博士が私財を投じて建てた小国町のこどもたちのための図書館「北里文庫」を改修し、1987(昭和62)年に資料館として開館。博士のゆかりの品や、生涯と業績を後世に伝えるための資料などが展示されています。
敷地内にある博士が少年時代を過ごした「生家」の一部や、賓客をもてなすために建てられた邸宅「貴賓館」も同時に修復されており、これらも自由に見学することができます。
博士生誕170周年を迎えた2023年には、新たにシアターホールもオープン。ドイツ語で “雷おやじ” を意味する博士のニックネーム「ドンネル」を用い、「ドンネル館」と名づけられています。
「ドンネル館」では、スクリーンで博士の歩みなどをまとめた約20分の映像を視聴できるほか、館内に設置されたARマーカーを専用のタブレット端末で読み込むと、博士にまつわる動画を視聴できます。紙幣の製造工程や肖像画がどのようにデザインされたかを学べる展示コーナーもあるので、チェックしてみましょう。
北里柴三郎記念館
問い合わせ先 | 0967-46-5466 |
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時間 | 9時30分~16時00分 |
定休日 | 年末年始 |
交通アクセス | 豊肥(ほうひ)本線肥後大津(ひごおおづ)駅から阿蘇駅行き産交バス約30分のゆうステーション下車、車で約7分/久大(きゅうだい)本線日田(ひた)駅から杖立行き日田バス約50分の杖立下車後、阿蘇駅行き産交バスに乗り換え約20分のゆうステーション下車、車で約7分 |
値段 | 600円 |
URL | https://s-kitazato.jp/ |
新千円札をイメージした新メニューに注目!
昼食は「北里柴三郎記念館」の裏手にある「北里バラン」へ。
地元の食材を使った料理がいただける1階のレストラン「ごはん処 北里バラン」では、新千円札発行直前の6月から新メニューが提供されています。
なかでもおすすめは、新千円札が描かれた餅のトッピングが目を引く「柴三郎うどん」。野菜のかきあげや油揚げも入っており、食べごたえ十分です。「あか牛重」も好評で、阿蘇の牧草地で育った「あか牛」のローストビーフがぜいたくに盛り付けられています。
店内は見晴らしがよく、涌蓋山を眺めながら食事ができる席もあるので、ゆったりとしたランチタイムが過ごせます。
また建物の地階には、レトロな雰囲気が漂う日帰り入浴施設「バラン温泉 博士の湯」があり、観光客や地元の人々に親しまれています。
血流をよくする泉質で、36度の源泉を薪(まき)で加温していることもあり、肌触りがやわらかいのが特徴。神経痛や肩こりなどに効能があるとされているので、のんびり湯に浸(つ)かって旅の疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか。
ごはん処 北里バラン
問い合わせ先 | 0967-46-5560 |
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時間 | 11時30分~15時 |
定休日 | 火・金曜(祝日の場合は翌日) |
交通アクセス | 豊肥本線肥後大津駅から阿蘇駅行き産交バス約30分のゆうステーション下車、車で約7分/久大本線日田駅から杖立行き日田バス約50分の杖立下車後、阿蘇駅行き産交バスに乗り換え約20分のゆうステーション下車、車で約7分 |
URL | https://manabiyanosato.or.jp/baran/ |
バラン温泉 博士の湯
問い合わせ先 | 0967-46-5560 |
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時間 | 16~20時(土・日曜・祝日は15時~20時30分) |
定休日 | 火曜(祝日の場合は翌日) |
交通アクセス | 豊肥本線肥後大津駅から阿蘇駅行き産交バス約30分のゆうステーション下車、車で約7分/久大本線日田駅から杖立行き日田バス約50分の杖立下車後、阿蘇駅行き産交バスに乗り換え約20分のゆうステーション下車、車で約7分 |
値段 | 600円(町内在住者350円) |
泉質 | 炭酸水素塩泉 |
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URL | https://manabiyanosato.or.jp/mokkonkan/spa/ |
文/ハセガワアヤ 写真/一般財団法人学びやの里
- ※写真はすべてイメージです。
- ※記事中の情報は2024年7月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
- ※新型コロナウイルス感染症等の影響により、掲載している内容が変更となる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。