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2024.07.25ジパング俱楽部幽玄と迫力の和クルーズ。夏の風物詩「大洲のうかい」|JR四国エリアおでかけニュース

旬なニッポンに出かけよう! 「おでかけニュース」

本コーナーでは、ジパング倶楽部編集部に寄せられた全国の観光情報の中から、次のお出かけに役立つ旬な情報をお届けします。北海道から九州まで、JR6社で利用できる「ジパング倶楽部」を使って、話題の場所をチェックしてみましょう。


今月、編集部が注目したJR四国エリアのニュースは、夏の風物詩「大洲(おおず)のうかい」です!


大洲発祥の「合わせうかい」は船が鵜(う)と鵜匠(うしょう)の間近に迫る

愛媛県大洲市 


『古事記』や『日本書紀』にも記述が残っている伝統漁法の鵜飼 『古事記』や『日本書紀』にも記述が残っている伝統漁法の鵜飼

飼いならした鵜に魚を捕らせる伝統漁法である鵜飼。日本の鵜飼の歴史は約1300年ともいわれ、「大洲のうかい」は長良川(岐阜県)、三隈川(大分県)と並んで日本三大鵜飼のひとつに数えられています。

2024年9月20日まで清流・肱川(ひじかわ)で催行されている「大洲のうかい」は、城下町・大洲の夏を彩る代表的な風物詩で、かがり火を焚(た)いた鵜船(うぶね)と客船の屋形船が並走して川下りをしていきます。

その独特のスタイルは「合わせうかい」と呼ばれ、屋形船の間近で鵜が水しぶきをあげながら魚を捕る光景は迫力満点。
かがり火に照らされた鵜匠の手綱さばきは幽玄の趣で、鵜船と屋形船の距離感が非常に近い「合わせうかい」ならではの眺めが味わえます。

気軽な「乗合船」とラインナップ充実の「貸切船」


船頭の熟練の技が必要とされる「合わせうかい」 船頭の熟練の技が必要とされる「合わせうかい」

「合わせうかい」を楽しめる大洲の屋形船には「乗合船」と「貸切船」の2タイプがあります。1人や少人数で利用したい人におすすめなのは「乗合船」。他の乗船客との乗り合いにはなりますが、リーズナブルに乗船でき、船内で味わう弁当の注文も可能です。


「乗合船」の弁当(大人用) 「乗合船」の弁当(大人用)

一方、気心知れた家族や友人などと船を貸し切りにしたい人には「貸切船」(6人以上)がおすすめ。9軒の登録店ごとに食事付きプランや宿泊プランなど、多彩なラインナップを用意しており、好みのプランを選択することができます。郷土料理や地酒に舌鼓を打ちながら、水面に浮かぶ鵜飼の眺めを堪能できます。

夏の夜、幽玄と迫力に満ちた和クルーズを伊予・大洲で楽しんでみませんか。


大洲のうかい

問い合わせ先 0893-57-6655(大洲観光総合案内所)
時間 2024年9月20日までの18時30分~20時30分(天候により中止の場合あり)
値段 乗合船4000円(食事付きは8000円)/貸切船 小型船(定員10名)2万8600円+食事代ほか、大型船(定員18名)4万9500円+食事代ほか、臥龍(がりゅう)1号(定員10名)4万9500円+食事代ほか ※乗合船、貸切船ともに要予約
URL https://ozuukai.com/

文/冨岡哲也(WORD KITCHEN)

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