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2024.09.25ジパング俱楽部「日光の社寺」世界遺産登録25周年。秘仏初開帳と限定御朱印頒布ほか特別企画|JR東日本エリアおでかけニュース

旬なニッポンに出かけよう! 「おでかけニュース」

本コーナーでは、ジパング倶楽部編集部に寄せられた全国の観光情報の中から、次のお出かけに役立つ旬な情報をお届けします。北海道から九州まで、JR6社で利用できる「ジパング倶楽部」を使って、話題の場所をチェックしてみましょう。

今月、編集部が注目したJR東日本エリアのニュースは、「日光の社寺」が世界遺産登録25周年を迎えることを記念して行なわれる企画について。1999年12月に世界文化遺産に登録されたのは、日光東照宮、日光山輪王寺(りんのうじ)、日光二荒山(ふたらさん)神社の建造物群と、これらの建造物群を取り巻く遺跡(文化的景観)。二社一寺ほか市内でさまざまな企画が予定されています。


日光山輪王寺 秘仏「五大明王」初開帳

栃木県日光市

江戸時代の作と伝えられる日光山輪王寺の秘仏「五大明王(ごだいみょうおう)」が、本堂の「三佛堂(さんぶつどう)」で初公開中です。5体の明王像は中央に「不動明王」、左前に「軍荼利(ぐんだり)明王」、左後ろに「大威徳(だいいとく)明王」、右前に「降三世(ごうざんぜ)明王」、右後ろに「金剛夜叉(こんごうやしゃ)明王」が配置されています。


日光山輪王寺の本堂「三佛堂」 日光山輪王寺の本堂「三佛堂」

秘仏「五大明王」(うち3体) 秘仏「五大明王」(うち3体)

日光開山は766(天平神護2)年、勝道上人(しょうどうしょうにん)が中禅寺湖南岸に五大明王を感得(かんどく)し、庵(いおり)を結んだことが始まりといい、これが日光山での五大明王信仰の始まりとされています。無事息災や安泰隆昌(あんたいりゅうしょう)の仏様、世の中を平和に導く仏様として、また忿怒(ふんぬ)の形相や後背の火焔(かえん)などの姿に誰ひとり残さない救済の気迫や人々への深い慈悲を現す如来(にょらい)の化身仏(けしんぶつ)として、明王が信仰されています。

気迫溢れる姿の五大明王に幸福や平和を心穏やかに祈り、名刹を散策してみてはいかがでしょうか。


基本情報

名称 日光山輪王寺 秘仏「五大明王」初開帳
開催期間 2025年3月31日までの8時~16時30分(11~3月は~15時30分)
交通アクセス 日光線日光駅から東武バス日光「世界遺産めぐりバス」約9分の勝道上人像前下車すぐ
料金 三佛堂拝観料400円
問い合わせ先 0288-54-0531(日光山輪王寺)
URL https://www.rinnoji.or.jp/

「日光の社寺」世界遺産登録25周年 特別企画

特別御朱印など記念企画が盛りだくさん!

「日光の社寺」世界遺産登録25周年の記念企画は、ほかにも多彩な事業が展開されます。


日光山内で現存最古の建造物、日光二荒山神社「本殿」 日光山内で現存最古の建造物、日光二荒山神社「本殿」

日光二荒山神社札所で頒布される「世界遺産登録25周年記念特別御朱印」 日光二荒山神社札所で頒布される「世界遺産登録25周年記念特別御朱印」

日光二荒山神社と日光山輪王寺では、「世界遺産登録二十五周年」と記された特別御朱印を期間限定で頒布。
日光を代表する山である男体山(なんたいさん)を御神体山とする日光二荒山神社の御朱印は、2024年の干支である龍の図柄が入っています。


日光山輪王寺「三佛堂」で頒布される「三佛堂切絵御朱印」の秋デザイン 日光山輪王寺「三佛堂」で頒布される「三佛堂切絵御朱印」の秋デザイン

日光山輪王寺「大護摩堂」で頒布される「大護摩堂切絵御朱印(大昇龍)」 日光山輪王寺「大護摩堂」で頒布される「大護摩堂切絵御朱印(大昇龍)」

日光山輪王寺の御朱印は「三佛堂」や「大護摩堂」の切り絵などを配したデザインで、10月1日からの「三佛堂切絵御朱印」は、えんじ色の台紙に紅葉の図柄が散りばめられ、本堂に五大明王の尊影が浮かぶ秋デザインとして頒布されます。


「mekke(めっけ) 日光郷土センター」内の観光案内所などで販売される記念グッズ(写真はトートバッグ) 「mekke(めっけ) 日光郷土センター」内の観光案内所などで販売される記念グッズ(写真はトートバッグ)

スタンプラリー企画の「日光の社寺めぐり手帖」 スタンプラリー企画の「日光の社寺めぐり手帖」

そのほか25以上の企画・事業が行なわれます。実施される内容や日程など詳しくは、日光市観光協会のホームページをご覧ください。


基本情報

名称 「日光の社寺」世界遺産登録25周年 特別企画
開催期間 日光二荒山神社「特別御朱印」は2024年12月31日まで。日光山輪王寺「三佛堂切絵御朱印」「大護摩堂切絵御朱印」はなくなり次第終了(「三佛堂切絵御朱印(秋デザイン)」は2024年10月1日頒布開始)。ほか企画・イベントにより実施日時が異なる
交通アクセス 日光二荒山神社へは、日光線日光駅から東武バス日光「世界遺産めぐりバス」約16分の大猷院・二荒山神社前下車、徒歩約2分。または日光駅から湯元温泉または中禅寺温泉行き東武バス日光約9分の西参道入口下車、徒歩約7分
料金 日光二荒山神社「特別御朱印」500円。日光山輪王寺「三佛堂切絵御朱印」1500円、「大護摩堂切絵御朱印」1200円
問い合わせ先 0288-54-0535(日光二荒山神社)、0288-54-0531(日光山輪王寺)、「日光の社寺」世界遺産登録25周年特別企画全般については、0288-22-1525(日光市観光協会)へ
URL https://www.nikko-kankou.org/features/%2025th_anniv

文/毛塚貴康 写真/日光山輪王寺、日光二荒山神社、日光市観光協会

  • 記事中の情報は2024年9月時点のものです。
  • 写真はすべてイメージです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。