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2025.05.22ジパング俱楽部長崎の台所・築町に「つきまち長崎横丁」がグランドオープン!|JR九州エリアおでかけニュース

旬なニッポンに出かけよう! 「おでかけニュース」

本コーナーでは、ジパング倶楽部編集部に寄せられた全国の観光情報の中から、次のお出かけに役立つ旬な情報をお届けします。北海道から九州まで、JR6社で利用できる「ジパング倶楽部」を使って、話題の場所をチェックしてみましょう。

今月、編集部が注目したJR九州エリアのニュースは、2025年4月25日に長崎県長崎市築町(つきまち)にオープンした「つきまち長崎横丁」についてです。


長崎ならではの食と酒が気軽に楽しめる

長崎県長崎市

古くから貿易で栄え、日本、中国、オランダを中心とした多様な文化が混ざり合う「和華蘭(わからん)文化」を築いてきた長崎県。

なかでも、食文化にその影響が色濃く残っており、伝統料理の代表格「卓袱(しっぽく)料理」、長崎中華の代名詞「ちゃんぽん」、ご当地グルメの「トルコライス」など、国際色溢れる「和華蘭グルメ」が長年親しまれています。
また、三方を海で囲まれた立地のため、水揚げされる魚は日本一といわれる250種類以上にもおよび、四季折々に旬の魚と出合えます。

長崎の食文化に触れるのにうってつけの町が、長崎港近くの築町です。ボラの卵巣を塩漬けにし、その後塩抜き、乾燥させた「長崎からすみ」や、ソウルフードとして人気の練りもの「長崎かんぼこ」など、多くの老舗(しにせ)が点在し、“長崎の台所”と呼ばれています。

そんな町の魅力を最大限生かして活気ある“たまり場”をつくろうと、2025年4月25日に「つきまち長崎横丁(つき横)」が誕生しました。


レトロなネオンサインがひと際目を引くエントランス レトロなネオンサインがひと際目を引くエントランス

観光地の中心部にある複合型商業施設「ながさき市民生活便利館 メルカつきまち」の「築町市場」に併設する形でオープン。

「つき横」のすべての店舗で、県産の食材を使ったメニューを3品、県産酒を3種類以上提供しているので、思う存分長崎グルメと地酒が味わえます。


内装は和傘や中国風のちょうちんの装飾を施し、異国情緒漂う雰囲気を演出 内装は和傘や中国風のちょうちんの装飾を施し、異国情緒漂う雰囲気を演出


本物の竹を使った竹細工もムード満点です 本物の竹を使った竹細工もムード満点です

夜だけでなく“昼飲み”できるのも魅力のひとつ 夜だけでなく“昼飲み”できるのも魅力のひとつ

10店舗で構成、築町市場の商品持ち込みもOK

「つき横」にはバラエティに富んだ10店舗が出店しています。

県産の魚を使った海鮮丼はもちろん、「長崎和牛」の焼肉、「長崎風お好み焼き」「ながさきちゃんぽんおでん」「長崎かんぼこ」「五島(ごとう)うどん」「雲仙(うんぜん)ハム」など、地元で愛される長崎の味が一堂に集結。

全国新酒鑑評会などで評価された日本酒や本格焼酎などの県産酒も豊富で、料理との相性抜群です。


長崎名物「皿うどん」の細麺とかまぼこが入った「長崎風お好み焼き」1000円 長崎名物「皿うどん」の細麺とかまぼこが入った「長崎風お好み焼き」1000円


「長崎かんぼこ3種」700円。日によって種類が異なります 「長崎かんぼこ3種」700円。日によって種類が異なります

鮮度のよさを実感できる「海鮮丼」2500円。見た目も華やかです 鮮度のよさを実感できる「海鮮丼」2500円。見た目も華やかです

特筆すべきは「もってこいメシ」と名づけられた画期的なシステム。日曜を除く営業日の11時30分から17時までの間、「つき横」の店舗で1ドリンクと1フードを注文すれば、「築町市場」の商品を1人につき3つまで店舗内に持ち込んで一緒に食べることができます。

「築町市場」には、刺身の小分けパックやクジラの湯引き、自家製の干物をはじめ、焼き豚、ウナギの蒲焼、手づくりの総菜など酒の肴にぴったりな商品が並んでいるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

もうひとつの独特な取り組みが、演者も観客も無料で楽しめる「もってこいステージ」です。館内にミニステージが設置されており、事前に応募した演者が1ステージ15~30分単位で自由にパフォーマンスを披露します。

パフォーマンスのジャンルは、ダンス、楽器演奏、お笑いなどさまざま。そのときどきで違ったステージを楽しみながら憩いのひとときを過ごすのも、旅のよい思い出になることでしょう。


スナックもあるので、酒を飲みながらママとのトークに花を咲かせてみては スナックもあるので、酒を飲みながらママとのトークに花を咲かせてみては

「もってこいステージ」は営業日の毎日17~21時の間に開催予定(変更の場合あり) 「もってこいステージ」は営業日の毎日17~21時の間に開催予定(変更の場合あり)

周辺エリアは、「グラバー園」「大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)」「長崎新地中華街」「眼鏡橋(めがねばし)」など見どころ満載なので、長崎観光を満喫しながらその合間に、一度といわず二度三度、「つき横」に足を運んで長崎を味わい尽くしましょう。


つきまち長崎横丁

問い合わせ先 095-843-7000(NCC長崎文化放送)
時間 11時30分~閉店22時(ラストオーダーは店舗により異なる)
定休日 月曜(祝日・祝前日の場合は営業)
交通アクセス 西九州新幹線長崎駅からまちなか周遊バス約8分の中央橋下車、徒歩約2分
URL https://tsukiyoko.com

文/ハセガワアヤ

  • 写真はすべてイメージです。
  • 記事中の情報は2025年5月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。