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2025.09.16ジパング俱楽部愛媛の新ご当地グルメ「東予・洋風焼き鯛めし」が誕生!|JR四国エリアおでかけニュース

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本コーナーでは、ジパング倶楽部編集部に寄せられた全国の観光情報の中から、次のお出かけに役立つ旬な情報をお届けします。北海道から九州まで、JR6社で利用できる「ジパング倶楽部」を使って、話題の場所をチェックしてみましょう。

今回、編集部が注目したJR四国エリアのニュースは、愛媛県東予地域で2025年8月に誕生した新たなご当地グルメ「東予・洋風焼き鯛めし」の情報です。


東予エリア発 新ご当地グルメ「東予・洋風焼き鯛めし」とは

「炊き」「活き」に続く「第3の鯛めし」

愛媛県新居浜市・西条市

愛媛県は日本有数のマダイ(真鯛)の産地で、古くから多彩な料理で食べられてきました。その中でも、全国区の知名度を誇る料理といえば「鯛めし」でしょう。

愛媛県の鯛めしは中予地域(松山市・伊予市ほか)の炊き込みごはん、南予地域(宇和島市・八幡浜市ほか)の卵かけの刺身ごはんがよく知られていますが、2025年8月から東予地域(新居浜市・西条市ほか)で洋風焼き鯛めしが誕生し、第3の鯛めしと話題を集めています。


愛媛の鯛めしは地方によってそれぞれ特徴があります 愛媛の鯛めしは地方によってそれぞれ特徴があります

誕生のきっかけは、老舗洋食屋「マルブン 小松本店」(西条市)の五代目店主がシンプルに焼いたマダイの切身を、洋風に味付けたごはんにのせたひと皿を考案。テレビ番組で実施されたご当地料理グランプリで、みごとに優勝しました。

東予地域には洋食文化が根付いていたこともあり、洋風焼き鯛めしはこの店だけではなく、地域をあげての新名物になっています。

100年続く老舗「マルブン 小松本店」で味わう元祖・洋風焼き鯛めし

マルブン 小松本店(愛媛県西条市)


全国1位に選ばれた「焦がしバター醤油 五代目 鯛めし」 全国1位に選ばれた「焦がしバター醤油 五代目 鯛めし」

洋風焼き鯛めしの発祥店となる「マルブン 小松本店」は1923(大正12)年の創業で、予讃線伊予小松駅から徒歩約1分の距離にあります。

現在、「焦がしバター醤油 五代目 鯛めし」として提供する洋風焼き鯛めしは、現会長が修業時代に食べていた“まかない飯”が原点だそうです。

食材のマダイは宇和島市のブランド鯛「鯛一郎(たいちろう)クン」に限定し、皮はパリパリに、身はほっくりと焼き上げます。これに焦がしバター醤油のソースが加われば、ごはんが進まないはずはありません。ゴボウ揚げ、焼きトマトの付け合わせも、よいアクセントになります。
営業時間の終日、このメニューをいただくことができます。


東予・洋風焼き鯛めしを食べられる店は10店舗

個性豊かな洋風焼き鯛めしが勢揃い


ワンプレート、ドリア、リゾットなど提供店の個性が光っています(写真は8店舗の鯛めしを掲載) ワンプレート、ドリア、リゾットなど提供店の個性が光っています(写真は8店舗の鯛めしを掲載)

東予・洋風焼き鯛めしを名乗るには3つの条件があります。
1つ目は愛媛県産のマダイを使用し、焼いたマダイをほぐさずに形を残したまま使うこと。
2つ目は洋風の味つけにすること。
3つ目は米飯を使用することです。

現在は新居浜市、西条市の9事業者10店舗で提供しています。

レストランADAM&EVE(アダム&イブ)(愛媛県新居浜市)


「真鯛の焼きリゾット~洋風鯛めし仕立て~」 「真鯛の焼きリゾット~洋風鯛めし仕立て~」

「レストランADAM&EVE」では、タイのあらのほぐし身を加えた焼きチーズリゾットに、皮をパリッと焼いたソテーをのせて、ミツバのソースで香りを付けます。メニューの提供時間はディナータイムのみとなっています。


カフェ アルル(愛媛県西条市)


「鯛一郎クンのドリア」 「鯛一郎クンのドリア」

「カフェ アルル」では、タイのだしで炊いた風味豊かなバターライスをドリアにして、こんがりと焼いたタイの切身をのせます。メニューの提供時間は11~14時(予定)です。


東予・洋風焼き鯛めし提供店一覧マップ

どの店もアイデアを凝らした逸品ばかりなので、食べ比べてみるのも楽しそうです。

  • 提供時間や提供日などは、店舗によって異なります。事前に各店舗にお問い合わせください。

基本情報

名称 東予・洋風焼き鯛めし
販売開始 2025年8月1日~
販売店 新居浜市、西条市の9事業者10店舗(2025年9月現在)
URL https://www.pref.ehime.jp/page/116683.html

愛媛の鯛めし「炊き」と「活き」とは?

中予地域の鯛めしは「炊き」


中予地域は炊き込むスタイルです 中予地域は炊き込むスタイルです

中予地域(松山市・伊予市ほか)の鯛めしは、タイを丸ごと一匹あるいは切身を使った炊き込みごはんです。タイの旨みがごはんの芯まで染み込み、ホクホクのほぐし身とともに上品な味わいが楽しめます。

南予地域の鯛めしは「活き」


南予地域はタイの刺身を使います 南予地域はタイの刺身を使います

南予地域(宇和島市・八幡浜市ほか)の鯛めしは、生卵入りの醤油だしにタイの刺身や薬味を加え、軽く絡めたらごはんの上にのせます。刺身の食感と醤油だしのまろやかな味わいがクセになります。

文/内田     晃 写真/愛媛県

  • 写真はすべてイメージです。
  • 記事中の情報は2025年9月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間はホームページなどでお調べください。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。