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2026.03.16ジパング俱楽部「東京都江戸東京博物館」が4年の時を経てリニューアルオープン|JR東日本エリアおでかけニュース

旬なニッポンに出かけよう! 「おでかけニュース」

本コーナーでは、ジパング倶楽部編集部に寄せられた全国の観光情報の中から、次のお出かけに役立つ旬な情報をお届けします。北海道から九州まで、JR6社で利用できる「ジパング倶楽部」を使って、話題の場所をチェックしてみましょう。

今月、編集部が注目したJR東日本エリアのニュースは、江戸や東京の歴史文化・暮らしの風景などを学べる「東京都江戸東京博物館(愛称・えどはく)」のリニューアルオープンについてです。


開館33年を迎え、「えどはく」がさらに快適・便利に!

東京都墨田区

建造物をはじめとした復元模型や貴重な実物資料、体験型資料などを通して、徳川家康の江戸入府から現代までの約400年にわたる江戸・東京の歴史文化や都市の暮らしなどを学べる「東京都江戸東京博物館」。1993年3月の開館以来初となる施設の大規模改修工事のため2022年4月から長期休館中ですが、2026年3月31日にリニューアルオープンを迎えます。

今回の工事では老朽化した設備機器の全面的な更新をはじめ、館内照明のLED化などの環境負荷に配慮した設備の導入、バリアフリー機能の強化、利便性の向上などが図られます。
たとえば、JR両国駅西口側からメインエントランスまでの動線上に光天井を採用して博物館までの道のりを安全で分かりやすくするほか、エントランスホール内の壁を撤去して明るく開放感のある空間にします。また、7階の図書室もスペースを拡大して開架棚を増設するとともに、映像ライブラリーで戦争体験の証言映像が開館中いつでも視聴できるようになります。

そのほか、ゆったりとした和モダンな空間で食事ができる「和ダイニング こよみ」などの飲食店やミュージアムショップもリニューアル。これまで以上に快適で便利に、そして楽しく利用できる博物館へと進化します。


改修後のエントランスホール。チケットうりばの壁面とカウンターには多摩産木材を採用 改修後のエントランスホール。チケットうりばの壁面とカウンターには多摩産木材を採用


江戸・東京に関する多様な資料が揃う図書室 江戸・東京に関する多様な資料が揃う図書室

そばや寿司、洋食など、江戸・東京になじみ深い料理を提供する「和ダイニング こよみ」 そばや寿司、洋食など、江戸・東京になじみ深い料理を提供する「和ダイニング こよみ」

改修で空間演出や展示コンテンツもさらに充実。展示会も続々開催

大規模改修工事は施設だけでなく、一部の展示内容や演出のリニューアルも行なわれます。

世界的な建築家・重松象平(しげまつしょうへい)氏の監修のもと、「東京のアイコン」となる博物館を目指して館内外にさまざまな空間演出が施されます。1階の東西の各アプローチ部には展示への期待感を高めるための工作物が設置されるほか、3階の「江戸東京ひろば」や常設展示室の天井面などに収蔵品や空を再現した映像が投影されます。

常設展示室の模型なども改修や新設を実施。明治10年代に銀座4丁目交差点の角に建てられた「朝野(ちょうや)新聞社」の原寸大再現模型が実際の歴史を辿るように「服部時計店」の再現模型に建て替えられるほか、江戸時代の芝居小屋「中村座」のファサードが内部に入れるようになります。さらに、「朝顔売り」や「天麩羅(てんぷら)」の屋台などを新設して江戸の町並みを再現し、当時の暮らしや文化をより臨場感をもって感じられるようになります。

リニューアル当日には記念イベントが開催されるほか、浮世絵『東都両国ばし夏景色』などの実物資料や会場演出が織り成す展示空間を通して江戸の魅力を体感できるリニューアル記念特別展「大江戸礼賛(らいさん)」(4月25日~5月24日)や、2021~2025年度の新規収蔵品約8800点から厳選した資料を紹介する企画展「市民からのおくりもの」令和3~7年度 新収蔵品展(4月25日~5月17日)などの展覧会も目白押しです。
設備・展示ともにアップデートされて新たなスタートを切る東京都江戸東京博物館で、江戸・東京の町が育んできた粋とにぎわいに思いを馳(は)せてみてはいかがでしょうか。


「鳥居」をモチーフとした工作物の設置などで江戸時代への没入感が高まる1階西側のアプローチ空間 ©OMA 「鳥居」をモチーフとした工作物の設置などで江戸時代への没入感が高まる1階西側のアプローチ空間 ©OMA


約4000平方メートルの天井部に収蔵品などの大型映像が投影される3階「江戸東京ひろば」 約4000平方メートルの天井部に収蔵品などの大型映像が投影される3階「江戸東京ひろば」


「朝野新聞社」模型から改修される「服部時計店」模型 「朝野新聞社」模型から改修される「服部時計店」模型


特別展で展示予定の『東都両国ばし夏景色』(橋本貞秀/画 安政6年 東京都江戸東京博物館蔵) 特別展で展示予定の『東都両国ばし夏景色』(橋本貞秀/画 1859〈安政6〉年 東京都江戸東京博物館蔵)


東京都江戸東京博物館

問い合わせ先 03-3626-9974
時間 9時30分~17時(土曜は~19時)。2026年3月31日リニューアルオープン
定休日 月曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始
交通アクセス 総武線両国駅から徒歩約3分
値段 800円(65歳以上400円)
URL https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

文/毛塚貴康 写真/東京都江戸東京博物館

  • 写真はすべてイメージです。
  • 記事中の情報は2026年3月時点のものです。
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  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。