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2026.09.15ジパング俱楽部東京都美術館開館100周年記念展開催!オルセー美術館の名品も来日|JR東日本エリアおでかけニュース

旬なニッポンに出かけよう! 「おでかけニュース」

本コーナーでは、ジパング倶楽部編集部に寄せられた全国の観光情報のなかから、次のお出かけに役立つ旬な情報をお届けします。北海道から九州まで、JR6社で利用できる「ジパング倶楽部」を使って、話題の場所をチェックしてみましょう。

今月、編集部が注目したJR東日本エリアのニュースは、今年開館100周年を迎えた「東京都美術館」で11月中旬から開催される3つの展覧会。特別展「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」と、観覧無料の企画展「あなたが世界を読むために」、同じく観覧無料のアーカイブズ展「はじまりをひらく 東京都美術館の100年」についてです。

  • トップ画像は特別展「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」リーフレット。絵はルイ・アンクタン《アンリ・サマリー》

美術の殿堂からアートの入口へ、100年親しまれる公立美術館

東京都台東区

美術館や博物館などの文化・芸術施設が集まる上野恩賜(おんし)公園にある東京都美術館。

1926(大正15)年、北九州の石炭商・佐藤慶太郎の寄付により日本初の公立美術館「東京府美術館」として開館。開館時の建物がヨーロッパの神殿を思わせる外観であったことから「美術の殿堂」と称されました。1975(昭和50)年には、建築家・前川國男の設計により現在使われている新館が完成。国内外の名品を紹介する展覧会や、芸術家たちが才能を競う公募団体展など、東京都美術館が使命として掲げる「アートへの入口」となる事業が多数催され、芸術作品との出合いの場として親しまれています。そして、2026年5月には開館100周年を迎えました。

今年、東京都美術館では開館100周年の節目を記念して、「世界をひらく アートのとびら」をキーワードとした記念事業が実施されています。11月中旬からは、フランス・パリのオルセー美術館の名作の数々を紹介する特別展に加え、開館100周年ならではの企画展とアーカイブズ展が開催されます。


東京都美術館外観 ©東京都美術館 東京都美術館外観 ©東京都美術館

東京都美術館

開館時間 9時30分~17時(特別展・企画展開催中の金曜は~19時30分)
休館日 第1・3月曜(祝日の場合は翌平日)、2026年12月21日~2027年1月3・12日、ほか整備休館あり
交通アクセス 東北新幹線上野駅から徒歩約7分
URL https://www.tobikan.jp

 

「印象派の殿堂」のコレクション約110点を紹介する特別展

「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」

11月14日から、特別展「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」が企画展示室で開催されます。東京都美術館の開館100周年記念のみならず、「印象派の殿堂」とも称されるオルセー美術館の開館40周年を祝福する企画でもあります。

本展では、オルセー美術館が所蔵する19世紀の西洋美術を中心としたコレクション約9万7000点の中から「いまを生きる歓び」をテーマに両館が選んだ、ミレーの『落穂(おちぼ)拾い』やゴッホの『星月夜(ほしづきよ)』などの名作をはじめとした絵画や彫刻・工芸・写真など約110点を展示。オルセー美術館の展示デザインを手がける展示デザイナーによる歓び溢れる展示空間のデザインも、鑑賞体験をいっそう高めます。

展示室内では、身近な「いま」を表現することに強い関心を向けるようになった19世紀の芸術家たちによる作品を、全7編の構成で紹介します。さまざまなダンスの作品を集めた祝祭的な空間をプロローグとして、「自然の美を見出す」、人々の労働や休息の姿に焦点を当てる「よく食べ、よく働き、よく眠る」、現実の日常風景に目を向けた「日々を重ねる」、パリの夜の娯楽やそこに行き交うさまざまな人々を題材とする「老いも若きも、貧富も問わず」、家族や友人などの幸福感漂う情景を収めた「幸せの手ざわり」と続き、エピローグの「それでも世界は美しい」では芸術家の憧れの「理想郷」を表した調和に満ちた世界の姿を描いた作品を展示。

19世紀の芸術家たちが作品としてすくいあげてきた、急速に変化する社会の中でたくましく生きる人々、その姿を通して表現される、人生の愛おしい瞬間の数々は、現代に生きる私たちにも新たな発見や新鮮な気づきをもたらしてくれることでしょう。


ジャン=フランソワ・ミレー《落穂拾い》1857年 オルセー美術館 © Musée d’Orsay, Dist. GrandPalaisRmn / Patrice Schmidt / distributed by AMF


フィンセント・ファン・ゴッホ《星月夜》1888年 オルセー美術館 © GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF

ジャン・カリエス《眠る赤ん坊》1888年頃 オルセー美術館 © GrandPalaisRmn (musée d’Orsay) / René-Gabriel Ojeda / distributed by AMF

基本情報

名称 東京都美術館開館100周年記念 オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び
開催期間 11月14日~2027年3月28日
休室日 1月4日を除く月曜(祝日の場合は翌平日)・12月22日~2027年1月3日
料金 2400円(前売り2200円)、65歳以上1600円(前売り1400円) ※前売りは9月28日~11月13日発売
問い合わせ先 050-5541-8600(ハローダイヤル)


 

開館100周年記念にふさわしい企画展やアーカイブズ展も楽しもう

「あなたが世界を読むために」「はじまりをひらく 東京都美術館の100年」

11月19日からは、企画展「あなたが世界を読むために」と、アーカイブズ展「はじまりをひらく 東京都美術館の100年」が開催。いずれも観覧無料で、上野観光の合間などにも気軽に立ち寄れます。

「あなたが世界を読むために」は、館内のギャラリーAとCで開催される、東京都美術館開館100周年記念事業の締めくくりとなる企画展。「自己を見つめ、世界との絆が深まる創造と共生の場」という館の使命をもとに「世界との対話」をテーマとしています。時代やジャンル、制作の背景などが異なるアーティスト5名の作品を通して多様な世界との対話のありように触れながら、来場者それぞれの「世界を読む」ための新しい視点を提供します。

展示は「光で読む──アルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)」「時で読む──山西もも(1995-)」「言葉で読む──谷川俊太郎(1931-2024)」「自然から読む──砂澤ビッキ(1931-1989)」「全身で想像する──エレナ・トゥタッチコワ(1984-)」の5部で構成。

ジャコメッティの細長い人体像の彫刻をはじめ、新進気鋭の作家・山西ももの鋳造作品やピンホール写真作品、詩人・谷川俊太郎が残した若き日の直筆ノートやみずからが撮影した写真、砂澤ビッキが北海道音威子府(おといねっぷ)村で制作した木彫刻や絵画、トゥタッチコワが生み出すセラミック彫刻やインスタレーションなど、さまざまな鑑賞体験へと誘(いざな)う作品が並びます。また、山西とトゥタッチコワの展示では新作が出品されます。

アーカイブズ展「はじまりをひらく 東京都美術館の100年」はギャラリーBで開催。数々の展覧会や美術に親しめる活動などに取り組んできた日本初の公立美術館100年の歴史を、所蔵アーカイブズ資料を中心とした写真や印刷物などの展示から振り返ります。


「あなたが世界を読むために」展:山西もも 「光の王国」より 2025年 発色現像方式印画(Cプリント) 作家蔵


「あなたが世界を読むために」展:エレナ・トゥタッチコワ 《Timelines #3》 2025-26年 セラミック、ポーセリン、釉薬、スリップ、テラ・シジラータ 35×84×5 cm 作家蔵 撮影:エレナ・トゥタッチコワ

「はじまりをひらく 東京都美術館の100年」展:東京都美術館 旧館外観 1963年撮影 東京都美術館アーカイブズ

基本情報

名称 東京都美術館開館100周年記念 あなたが世界を読むために/東京都美術館開館100周年記念 はじまりをひらく 東京都美術館の100年
開催期間 11月19日~2027年1月11日
休室日 12月7・21日~2027年1月3日
料金 無料
問い合わせ先 03-3823-6921



文/毛塚貴康

  • 記事中の情報は2026年9月時点のものです。
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