2025.06.05ジパング俱楽部高崎駅発、パスタのまちを見守る白亜の大観音像を参拝｜JR駅発、お手軽1日モデルコース

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鉄道を使って、もっと気軽に日本を旅しよう。 日本全国の駅を拠点に、半日から一日で楽しめるモデルコースを紹介します。

群馬県は全国有数の小麦の産地で、粉もの料理が市民の生活に根づいた高崎は近年、「パスタのまち」としてメディアにも多く取り上げられています。ランチに高崎名物のパスタを味わい、旅をスタート。

優しげな表情で関東平野を見守る白衣大観音を見上げると、こちらまで優しい気持ちになります。一方、薄暗い洞窟の中に石とは思えぬほど精巧に美しく彫られた石像が並ぶ洞窟観音は厳かで畏敬の念が湧きます。ともに篤志家によって造られた点も驚きです。
上州のソウルフード、「焼きまんじゅう」もお忘れなく。

• ※トップ画像は、高崎白衣大観音

高崎線高崎駅からスタート

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• 高崎駅（JR東日本）

 

 

高崎城址公園

町なかに残る城の遺構とモダニズム建築

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1598（慶長3）年、「徳川四天王」として家康の天下統一に貢献した井伊直政が築城。郭内だけでも5万坪を超える広大な城郭でしたが、平和な時代の築城のため、天守閣は造られず、櫓（やぐら）が多く造られました。現在は、三の丸外囲の土居と堀、乾（いぬい）櫓、東門が残っています。

公園内にはチェコ出身の建築家アン卜ニン・レーモンド設計の「群馬音楽センター」もあります。地域に根差したオーケストラ「群馬交響楽団」の拠点として市民の寄付等により建てられました。世界的な建築評価機関「docomomo（ドコモモ）」にも「モダン・ムーブメントの建築」として選出され、著名な建築家・磯崎新に「日本におけるモダニズムのもっとも良質な部分をこの建物でみることができる」と言わしめた名建築です。

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問い合わせ先	027-321-1257（高崎市観光課）
時間	入園自由
交通アクセス	高崎線高崎駅から徒歩約10分
URL	https://www.city.takasaki.gunma.jp/site/sightseeing/3511.html

 

 

「ボンジョルノ」スズラン高崎店

キングオブパスタ2度優勝の名店

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高崎市は人口当たりのパスタ店が全国的にも多いといわれ、毎年秋には各店が熱心に開発したメニューで競い合うコンテスト「キングオブパスタ」も開催されています。

1982（昭和57）年創業の「ボンジョルノ」は、2009年開催の第1回キングオブパスタで優勝を飾り、2017年の第9回でも「カッチャジョーネクリームポルチーニ」で優勝をしている人気店です。優勝メニューはもちろん、ほかでは見られない高崎特有のメニュー「ベスビオ」（いわば、辛いペスカトーレ）はボンジョルノの看板商品。

高崎城址公園からすぐの地元のデパート「スズラン百貨店高崎店」2階店舗で高崎名物を思う存分、味わいましょう。

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問い合わせ先	027-381-8678
時間	11時～19時30分
定休日	火曜（祝日の場合は前日）
交通アクセス	高崎線高崎駅から徒歩約10分
URL	https://www.buongiorno1982.com/index.html

 

 

参道商店街

観音様へと続く昭和レトロな道

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約20店のみやげ物店や飲食店などが連なる、白衣大観音への参拝道に続く商店街。大きな右足・左足の足跡が交互についており、まるで観音様が現在の場所まで歩いて行ったかのよう。

高崎名物のだるまのほか、木刀など昭和のこどもたちが喜びそうなみやげ品を売っている店も多く、昭和レトロな雰囲気が漂います。地元で「ヒッパタキ」とも呼ばれるこんにゃくの味噌おでんや、焼きまんじゅうなどの食べ歩きも楽しめます。

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問い合わせ先	027-330-5333（高崎観光協会）
時間	通行自由
交通アクセス	高崎線高崎駅から市内循環バス「ぐるりん」観音山線片岡先回り約19分の観音山頂下車すぐ
URL	https://www.takasaki-kankoukyoukai.or.jp/wp-content/uploads/2024/12/kannonyamaIllustmap_omote.pdf

 

 

慈眼院 高崎白衣大観音

優しげに町を見守る白亜の像

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鎌倉幕府の二代執権・北条義時の三男、重時により創建された慈眼院の境内に立つ大きな観音像。1936（昭和11）年に、高崎の実業家・井上保三郎氏が社会の平和と地域の発展を願い、私財を投じて建立。2回の大修復を経て、今も当時と変わらぬ白く美しい姿を保っています。

胎内には、20体の仏様や高僧の像があり、146段の階段を登ると、観音様の肩の高さ（9階）まで上ることができます。各階の窓からは高崎市街や上毛三山、関東平野などが望めます。

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問い合わせ先	027-322-2269
時間	参拝自由。胎内拝観は9～17時（時期で変動。受付は約10分前まで）
定休日	冬至（土・日曜の場合は翌月曜）、荒天等による臨時休あり
交通アクセス	高崎線高崎駅から市内循環バス「ぐるりん」観音山線片岡先回り約25分の白衣観音前下車、徒歩約2分
値段	胎内拝観300円
URL	https://takasakikannon.or.jp/

 

 

洞窟観音

手掘りの迫力に満ちた神秘的世界

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若くして呉服商・貿易商として莫大な財を成した山田徳蔵氏が、高崎観光振興のために私財を投じて制作。人力で山を抜き、谷を埋め、池を掘り、石を運び、約450メートルの洞窟を掘削。幾多の巨石銘石を配した洞窟内の大小空間は、「彼岸の楽土」をイメージし、深山幽谷を写し、大瀑布、渓流になぞらえられています。それを背景に石彫の名工、高橋楽山が生涯かけて彫刻した御影石の観音像39体が安置され、神秘的な世界を繰りひろげています。

隣接して、洞窟観音掘削時に出た土砂を盛って造園された約6000坪の日本庭園「徳明園」と、山田氏が晩年を過ごした邸宅を資料館として公開している「山徳記念館」があります。

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問い合わせ先	027-323-3766
時間	10時～14時30分（土・日曜・祝日は～15時30分）
定休日	12月第3週の平日5日間
交通アクセス	高崎線高崎駅から市内循環バス「ぐるりん」観音山線片岡先回り約17分の洞窟観音入口下車すぐ
値段	900円（時期で変動）
URL	https://yamatokuen.com/

焼きまんじゅう

小麦生産が盛んな群馬の郷土食

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麹を使って発酵させる「酒まんじゅう」の方法で作られ、竹串に刺して味噌ダレをつけてから焼き上げる、群馬県民のソウルフード。原嶋類蔵が江戸時代末期に作った「味噌づけまんじゅう」が発祥とされ、前橋の「原嶋屋総本家」は今も行列ができる人気店。

もちろん高崎でも、焼きまんじゅうを食べたり買ったりできます。白衣大観音へ向かう参道商店街で味わうもよし。高崎駅の近くにある「元祖 焼まんじゅう 茶々」は、国内遠方や海外からもその味を求めて客がやってくるという人気店。駅直結の「E'site高崎」内の「群馬いろは」ではみやげ品の「焼きまんじゅう」を扱っています。

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問い合わせ先	027-330-5333（高崎観光協会）
時間	店舗により異なる
交通アクセス	店舗により異なる
URL	https://www.takasaki-kankoukyoukai.or.jp/?cat=98#manju

 

 

高崎駅ゴール！

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紹介スポット一覧マップ

文／赤城はるな　写真／観光ぐんま写真館、高崎市広報課

• ※記事中の情報は2025年6月時点のものです。
• ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
• ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
• ※店や施設のデータは、原則として一般料金（税込）、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金（1泊2食・税・サービス料込み）を記載しています。
• ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。

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