トレたび JRグループ協力

2025.01.06ジパング俱楽部長野原草津口駅発、日本一の湯の町・草津温泉で湯めぐりを|JR駅発、お手軽1日モデルコース

鉄道を使って、もっと気軽に日本を旅しよう。
日本全国の駅を拠点に、半日から一日で楽しめるモデルコースを紹介します。

温泉が恋しい冬、日本一の自然湧出量を誇る草津温泉を訪れてはいかがでしょう。湯畑からもうもうと湯けむりが上がり、迫力満点です。源泉温度が高い温泉を水で薄めずに入るための「湯もみ」や「伝統湯」を体験するのもオツです。

寒暖差のある高地でしか栽培できない花いんげんの「花豆」を用いたスイーツを現地で味わったり、おみやげに購入したり。草津温泉ならではの旅を長野原草津口駅からスタート!

  • トップ画像は、草津温泉の湯畑

吾妻線長野原草津口駅からスタート


上野駅から特急「草津・四万」で約2時間20分。草津温泉の最寄り駅です。

吾妻(あがつま)線沿線には八ッ場(やんば)ダムの工事で有名になった川原湯温泉、中之条町の四万(しま)温泉などの温泉もあります。


 

バス約25分、徒歩5分

 

草津温泉湯畑

源泉湧き出す草津温泉のシンボル


もうもうと湯けむりがあがる冬の草津温泉湯畑 もうもうと湯けむりがあがる冬の草津温泉湯畑

徳川吉宗のために温泉を汲み上げた時に使用した「将軍御汲上の湯枠」 徳川吉宗のために温泉を汲み上げた時に使用した「将軍御汲上の湯枠」

草津温泉の自然湧出量は日本一を誇り、毎分3万2300リットル以上。そのうち湯畑では、毎分約4000リットルもの源泉がこんこんと湧き出します。ここで温泉の成分が凝縮・沈殿し、湯の花が採取できるため、その名があります。湯樋を通して温度を下げ、宿泊施設などへ源泉が送られていきます。

湯畑の中、「熱乃湯(ねつのゆ)」や共同浴場「白旗の湯(しらはたのゆ)」にほど近い場所に「将軍御汲上の湯(おくみあげのゆ)」の湯枠があります。温泉を献上するため汲み上げた場所で、石碑も立っています。


問い合わせ先 0279-88-0800(草津温泉観光協会)
時間 見学自由
交通アクセス 吾妻線長野原草津口駅から草津温泉行きジェイアールバス関東約25分の終点下車、徒歩約5分
URL https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/kankou/1004.php

 

徒歩すぐ

 

熱乃湯

草津伝統の「湯もみ」を見学・体験


「湯もみと踊り」ショーは1日6回 「湯もみと踊り」ショーは1日6回

長い板で、自分で湯もみをする体験もユニーク 長い板で、自分で湯もみをする体験もユニーク

草津名物の「湯もみ」が、「草津節」や「草津湯もみ唄」とともにショーとして楽しめる施設。「湯もみ」とは、約50度と温度の高い草津の源泉を水で薄めるなどせず、効能そのままで入浴できるようにと、板を入れてもむことです。約180センチの板を使い、熱い温泉を入浴できる温度に下げていきます。これは湯を柔らかくする効果も生じるうえ、入浴前の準備運動にもなります。

ショーの見学だけでなく、自分で湯もみを行なう「湯もみ体験」もできます。


問い合わせ先 0279-88-3613
時間 「湯もみと踊り」ショーは10時、10時30分、11時、15時30分、16時、16時30分(2025年3月から時間変更予定)。「湯もみ体験」は日・月曜の11時30分~12時50分
定休日 なし
交通アクセス 吾妻線長野原草津口駅から草津温泉行きジェイアールバス関東約28分の終点下車、徒歩約5分
値段 「湯もみと踊り」ショー700円、「湯もみ体験」300円(小学生以上)
URL https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/netsunoyu/

 

徒歩約20分

 

西の河原露天風呂

自然を360度感じる開放感


圧倒的なスケールの大露天風呂で、自然の懐に抱かれる感覚を味わえます 圧倒的なスケールの大露天風呂で、自然の懐に抱かれる感覚を味わえます

男女合わせると500平方メートルと、日本でも有数の広さを誇る露天風呂。新緑や紅葉、雪見など四季折々の自然を360度体感できます。

付近一帯は上信越高原国立公園の特別地域に指定され、河原のあちこちから毎分1400リットルの温泉が湧き出し、湯の川となって流れ出しています。

日没後も露天風呂には入浴できます。周辺の公園内もライトアップされ、ロマンチックな夜の散策を楽しめます。


問い合わせ先 0279-88-6167
時間 9時~19時30分(時期で変動)
定休日 なし(メンテナンス休など臨時休業あり)
交通アクセス 吾妻線長野原草津口駅から草津温泉行きジェイアールバス関東約25分の終点下車、徒歩約25分
値段 800円
URL https://onsen-kusatsu.com/sainokawara/

 

徒歩約20分

 

草津町共同浴場

無料で入れるかけ流しの共同湯


散策が楽しい裏草津地蔵エリアにある「地蔵の湯」 散策が楽しい裏草津地蔵エリアにある「地蔵の湯」

草津町には無料の公衆浴場が点在し、地元の人々が管理して入浴しています。無料で源泉かけ流しの温泉にいつでも入れる草津町の方々は、なんとも羨ましいかぎりです。

そのうち、「白旗の湯」「千代の湯」「地蔵の湯」の3カ所は観光客も入浴することができます。「白旗の湯」は湯畑の脇にあり、共同浴場の中でもっとも大きく、熱々のお湯が溢れています。「千代の湯」では草津伝統の入浴法「伝統湯」も体験できます。

「地蔵の湯」のある裏草津地蔵エリアはさまざまな施設が再整備され、モダンな雰囲気です。温泉入浴とともに散策を存分に楽しみましょう。


問い合わせ先 0279-88-0800(草津温泉観光協会)
時間 施設により異なる
定休日 なし(メンテナンス休あり)
交通アクセス 吾妻線長野原草津口駅から草津温泉行きジェイアールバス関東約25分の終点下車、徒歩約5~7分
値段 無料
URL https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/kankou/1099.php

 

徒歩約21分(「道の駅 草津運動茶屋公園」の場合)

 

花豆スイーツ

最高級品の豆を用いた甘味


道の駅オリジナルの「花豆ロールケーキ」1切410円、1箱1890円 道の駅オリジナルの「花豆ロールケーキ」1切410円、1箱1890円


道の駅の軽食・喫茶コーナーで販売されている「花豆みるくソフトクリーム」500円 道の駅の軽食・喫茶コーナーで販売されている「花豆みるくソフトクリーム」500円

ドイツの町並をモチーフにしたおしゃれな建物からなる道の駅 ドイツの町並をモチーフにしたおしゃれな建物からなる道の駅

草津温泉のある吾妻郡は、寒暖差のある高地でしか栽培できない花インゲンからなる「花豆」が名産。温泉街には花豆を用いた和菓子・洋菓子を扱う店舗が多くあります。

草津温泉バスターミナルの向かいにある「清月堂」では、花豆そのものの味わいを存分に楽しめる「甘露」や「甘納豆」のほか、羊羹・最中・どら焼きなど、花豆を用いた和スイーツが魅力。

軽井沢方面から草津温泉に至る際の入口に位置する「道の駅 草津運動茶屋公園」も花豆スイーツが豊富。一番人気は道の駅オリジナルの「花豆ロールケーキ」。花豆入りの甘さ控えめクリームと黒糖風味のスポンジが絶妙。花豆をあんこにして混ぜ込んだ「花豆みるくソフトクリーム」も、花豆のやさしい味わいがたまりません。


問い合わせ先 店舗により異なる(「道の駅 草津運動茶屋公園」は0279-88-0881)
時間 店舗により異なる(「道の駅 草津運動茶屋公園」は8時30分~17時)
交通アクセス 店舗により異なる(「道の駅 草津運動茶屋公園」は吾妻線長野原草津口駅から草津温泉行きジェイアールバス関東約25分の終点下車、軽井沢行き草軽交通バスに乗り換え約2分の草津入口下車、徒歩約4分
URL https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/19084

 

徒歩約13分、バス約25分

 

長野原草津口駅ゴール!

紹介スポット一覧マップ


スケジュールの一例
(10:00発)

(上野駅)

  • 特急「草津・四万」
(12:18着)

(長野原草津口駅)

12:31発

長野原草津口駅

  • 草津温泉行きジェイアールバス関東
12:53着

草津温泉バスターミナル

  • 「草津温泉湯畑」「熱乃湯」「西の河原露天風呂」「草津町共同浴場」「花豆スイーツ」
17:00発

草津温泉バスターミナル

  • 長野原草津口駅行きジェイアールバス関東
17:25着

長野原草津口駅

(17:52発)

(長野原草津口駅)

  • 吾妻線
(19:05着)

(新前橋駅)

(19:19発)

(新前橋駅)

  • 両毛線
(19:29着)

(高崎駅)

(19:44発)

(高崎駅)

  • 上越新幹線「たにがわ」
(20:34着)

(上野駅)

文/赤城はるな 写真/観光ぐんま写真館、草津温泉観光協会

  • 記事中の情報は2025年1月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。