2026.01.05ジパング俱楽部琴平駅発、鉄道で行く、一度は行きたいこんぴら参り|JR駅発、お手軽1日モデルコース

鉄道を使って、もっと気軽に日本を旅しよう。
日本全国の駅を拠点に、半日から一日で楽しめるモデルコースを紹介します。
江戸時代、庶民は旅行を禁止されていたものの、神社への参拝はそのかぎりではなく、お伊勢参りと並んで「こんぴら参り」は「一生に一度は行きたい」という庶民の憧れでした。われわれ現代人は自由に旅に出られることを感謝しつつ、“こんぴらさん”を訪ねましょう。
本場の讃岐うどんを食べてパワーをチャージし、スタート。石段の途中途中にある見どころをチェックしながら足を休めつつ、パワースポットの奥社まで頑張りましょう。参拝後は参道で名物のみやげ物を買い、名建築「旧金毘羅大芝居」も楽しみましょう。
- ※トップ画像は、金刀比羅宮 本宮
土讃線琴平駅からスタート
1889(明治22)年讃岐鉄道の駅として開業し、現在は土讃線の駅として特急列車を含む全列車が停車。
2017年の改修工事により開業当時の姿に復元され、接近メロディーには民謡『金毘羅船々』が採用されています。国の登録有形文化財。改札内と、駅舎外にトイレあり。
てんてこ舞
本場で癖になる旨さのうどんを賞味
店舗は1850(嘉永3)年に建築された、門前町でもっとも古い建物
愛媛県ご当地の練り物「じゃこ天」などのトッピングも楽しみ
大根おろしとネギののった「しょうゆうどん」400円
うどんは香川県善通寺で生まれた空海(弘法大師)が唐から伝え、こんぴら参りの人々によって全国に広まったといいます。うどん県の中でもとくに本場であるこんぴらさんの参道で、うどんランチを楽しみましょう。
「てんてこ舞」は、かけ・ぶっかけ・ざる・釜あげ・肉など各種うどんメニューのなかでも、大根おろしとネギののった冷やしうどんに卓上でだし醤油をかけて食べる「しょうゆうどん」は虜になる人が多い人気メニュー。かきあげ・じゃこ天・とり天・たまご天などのトッピングも楽しみです。
てんてこ舞
| 問い合わせ先 | 0877-75-0001 |
|---|---|
| 時間 | 10時~15時30分 |
| 定休日 | なし(臨時休業あり) |
| 交通アクセス | 土讃線琴平駅から徒歩約9分 |
| URL | https://www.nakanoya.net/?service_category=tentekomai |
金刀比羅宮 御本宮
一生に一度はこんぴら参り
大物主神と崇徳天皇を祀(まつ)る御本宮。現在の建物は1878(明治11)年の改築
古来、農業・殖産・医薬・海上守護の神として信仰されてきた神社。江戸時代には「一生に一度はこんぴら参り」といわれたほど、高い人気を誇りました。
御本宮までは785段の石段があり、最初はまだ両脇にみやげ物店が続いています。石段365段目にある大門をくぐると、いよいよ神域。その神域内の桜馬場(さくらばば)では、池商店など約800年以上前から特別に境内で営業を許された「五人百姓」が神美代(かみよ)飴を販売しています。
477段目の書院では、円山応挙の襖絵などを鑑賞できます。500段の広場にある資生堂パーラー「カフェ&レストラン 神椿」で瀬戸内地域の食材を生かしたグルメやスイーツを味わい、休憩するといいでしょう。
628段目の旭社を過ぎ、いよいよ本宮へ。海抜251メートルに鎮座する、御本宮の前の広場は展望台となっており、讃岐平野の向こうに瀬戸大橋や讃岐富士などを一望できます。
「御利益飴」として親しまれている神美代飴を売る五人百姓
瀬戸内海を航行する船からも目印となったため「海の守護神」に
金刀比羅宮 御本宮
| 問い合わせ先 | 0877-75-2121 |
|---|---|
| 時間 | 6~18時(境内の入口である大門の開門時間) |
| 定休日 | なし |
| 交通アクセス | 土讃線琴平駅から徒歩約1時間10分 ※本宮までの石段の約半分にあたる大門まで送迎する「こんぴら参拝登山シャトル」あり |
| URL | https://www.konpira.or.jp/?stageID=hp_home&language=JAPANESE |
金刀比羅宮 厳魂神社
威徳巖の崖下に立つパワースポット
表参道からは1368段上った所にある厳魂神社
威徳巖の断崖上部には天狗とカラス天狗の彫物があります
御本宮の展望台から続く鳥居をくぐり、再度583段の石段を上り奥社へ向かいましょう。常磐(ときわ)神社、白峰神社、菅原神社といった境内社を参拝し、海抜421メートルに鎮座する厳魂(いづたま)神社(奥社)へ。金刀比羅本教の教祖である厳魂彦命を祀り、“こんぴらさん”を見守るかのように、御本宮の方角に向けて建てられています。
社殿横の讃岐岩の崖は「威徳巖(いとくのいわ)」といい、厳魂彦命が参籠(さんろう)された旧跡。崇徳天皇も参籠されたのではないかと伝えられています。厳(おごそ)かな崖の雰囲気といい、“こんぴらさん”の守り神としてパワーを感じるスポットです。
金刀比羅宮 厳魂神社
| 問い合わせ先 | 0877-75-2121 |
|---|---|
| 時間 | 9時~16時30分(時期で変動) |
| 定休日 | なし |
| 交通アクセス | 土讃線琴平駅から徒歩約1時間45分 |
| URL | https://www.konpira.or.jp/?stageID=hp_home&language=JAPANESE |
灸まん本舗石段や本店
金毘羅名物の和菓子をおみやげに
上皇陛下・今上陛下にも献上された「灸まん」を販売
灸まんは1個100円から。写真の9個入りは972円
長い石段を上って下りてこんぴらさんの参拝を終えたら、参道でお茶をしたり、おみやげの店をのぞいたりしましょう。
店の一番の名物は「灸まん本舗石段や」の、お灸の形をした「灸まん」。黄味あんが甘さ控えめで、上品な味わいです。店内で抹茶やコーヒーなどとともに味わうことも可能(お茶菓子セット400円など)。
香川県のイチゴ「さぬきひめ」を使用し、果肉が入ったいちごあんが絶妙な「いちごまん」や、12~2月限定販売の「チョコ饅」などもあるので、おみやげにいろいろ買って食べ比べるのもおすすめです。
灸まん本舗石段や本店
| 問い合わせ先 | 0877-75-3220 |
|---|---|
| 時間 | 8時~16時30分 |
| 定休日 | 水曜 |
| 交通アクセス | 土讃線琴平駅から徒歩約10分 |
| URL | https://kyuman.co.jp/ |
旧金毘羅大芝居(金丸座)
江戸時代の劇場建築を伝える文化財
「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は四国路に春を告げる風物詩
舞台装置はすべて人力で江戸時代の雰囲気を今に伝えます
1835(天保6)年に建てられた、現存する日本最古の芝居小屋。芝居小屋として、こんぴら参りの大勢の参拝客を楽しませ、その後、映画館としても使用されたのち、江戸時代の劇場建築を伝える重要な建築物として保存されてきました。1985(昭和60)年に「第1回四国こんぴら歌舞伎大芝居」が復活し、毎年春に歌舞伎公演が行なわれています。
公演のない平時は館内の見学が可能。国の重要文化財に指定されている歴史ある芝居小屋を存分に堪能しましょう。
旧金毘羅大芝居(金丸座)
| 問い合わせ先 | 0877-73-3846 |
|---|---|
| 時間 | 9時~16時30分 |
| 定休日 | なし(公演開催時休館の場合あり) |
| 交通アクセス | 土讃線琴平駅から徒歩約20分 |
| 値段 | 500円 |
| URL | https://www.konpirakabuki.jp/index.html |
琴平駅ゴール!
- スケジュールの一例
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(8:53発)
新大阪駅
- 山陽新幹線「さくら」
-
(9:41着)
岡山駅
-
(10:05発)
岡山駅
- 特急「南風」
-
10:58着
琴平駅
- 「てんてこ舞」、「金刀比羅宮 本宮」、「金刀比羅宮 厳魂神社」、「灸まん本舗石段や本店」、「旧金毘羅大芝居」
-
17:46発
琴平駅
- 特急「南風」
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(18:41着)
岡山駅
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(19:14発)
岡山駅
- 山陽新幹線「さくら」
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(19:59着)
新大阪駅
紹介スポット一覧マップ
文/赤城はるな 写真提供/香川県観光協会
- ※記事中の情報は2026年1月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
