2026.05.07ジパング俱楽部福井駅発、荘厳な永平寺と城址や名庭をめぐり、恐竜もチェック!|JR駅発、お手軽1日モデルコース

鉄道を使って、もっと気軽に日本を旅しよう。
日本全国の駅を拠点に、半日から一日で楽しめるモデルコースを紹介します。
現在も厳しい修行が行なわれ荘厳な雰囲気が漂う永平寺は、禅の世界の一端に触れるためにも、一度は訪れてみたい場所。静謐(せいひつ)な空気に浸り、修行のための食である精進料理も味わいましょう。
福井駅に戻ったら福井城址(じょうし)を散策し、福井の歴史をじっくり体感。養浩館庭園では福井藩主も眺めた名庭の美しさを堪能。新種の恐竜の化石が次々と発見されている恐竜王国・福井を離れる前に、駅周辺のスポットで恐竜探訪を楽しみましょう。
- ※トップ画像は、福井駅西口の恐竜広場
北陸新幹線福井駅からスタート
東京駅から北陸新幹線で約3時間、大阪駅からは特急「サンダーバード」と北陸新幹線を乗り継いで約2時間。北陸新幹線、越美北線(九頭竜線)、ハピラインふくい、えちぜん鉄道の勝山永平寺線が乗り入れ、路面電車である福井鉄道福武線の福井駅停留場も隣接しています。「恐竜王国」だけに、駅舎に多数の恐竜の姿が描かれ、西口の恐竜広場には多数の恐竜モニュメントがあります。
2024年の北陸新幹線開業に合わせ、駅高架下にあった商業施設を改名および拡張して「くるふ福井駅」をオープン。地元名物を扱うみやげ店や寿司、海産物の飲食店、スイーツ店などが立ち並んでいます。
永平寺
荘厳な雰囲気が漂う修行道場
永平寺に現存する大伽藍のなかでは最古の建物である山門
1995年再建の傘松閣。天井画がみごと
深山幽谷の中、七堂伽藍を中心に70数棟の堂宇が並ぶ永平寺
1244(寛元2)年、日本曹洞宗の開祖・道元禅師によって開かれた、日本最高峰の禅の道場。境内には70余りの堂宇が立ち並びます。なかでも「七堂伽藍(しちどうがらん)」と呼ばれる7つのお堂、法堂(はっとう)・仏殿・僧堂・大庫院(だいくいん)・山門・東司(とうす)・浴司(よくす)は、僧侶が修行をする清浄な場所として特に重要な建物とされています。七堂伽藍をつなぐ回廊の造りも見ごたえがあり、現役の修行道場ならではの静謐な雰囲気が漂います。
七堂伽藍以外では、傘松閣(さんしょうかく)もお見逃しなく。2階には156畳敷きの「絵天井の間」があり、荘厳。1930(昭和5)年に144名の日本画家によって描かれた、230枚もの天井画を修復してはめ込んでいます。そのなかで、リス・青い唐獅子・白い唐獅子・白い鯉・黒い鯉の絵をすべて見つけると願いが叶うといわれています。
永平寺
| 問い合わせ先 | 0776-63-3102 |
|---|---|
| 時間 | 8時30分~16時 |
| 定休日 | なし |
| 交通アクセス | 北陸新幹線福井駅から永平寺行き京福バス「特急永平寺ライナー」約30分の終点下車 |
| 値段 | 700円 |
| URL | https://daihonzan-eiheiji.com/ |
精進料理
道元の修行の教えを継ぐ味わい
「永平寺門前 井の上」の精進料理(イメージ)
永平寺開祖の道元は修行をするうえで、 食事を作る役職の職責を明らかにした 「典座(てんぞ)教訓」 を著し、精進料理の作り方を記しました。 その基本は「食材を大切に調理し、相手に供すること」、食材に対しても、食べる人たちに対しても「おもてなし」 を大切にし、万物に感謝すること。生活のなかに修行を取り入れた曹洞宗は民衆に受け入れられやすく、 典座教訓の教えも浸透していき、ひいては和食へとつながっていきました。
永平寺門前の飲食店では、そんな和食の原点ともいえる精進料理を味わうことができます。
| 問い合わせ先 | 店舗により異なる |
|---|---|
| 時間 | 店舗により異なる |
| 定休日 | 店舗により異なる |
| 交通アクセス | 北陸新幹線福井駅から永平寺行き京福バス「特急永平寺ライナー」約30分の終点下車 |
| URL | https://www.eiheiji.jp/main/archives/69 |
福井城址
県名由来の井戸もある名城
築城以来、ほぼ形を変えることなく現存する石垣
築城以前からこの地にあったとされる「福の井」
本丸南正面に架かる御本城橋
徳川家康の次男であり初代福井藩主の結城(ゆうき)秀康が、1606(慶長11)年に築城。当初は高さ約37メートル、4層5階の雄大な天守閣が建っていましたが、大火で焼失。現在は城下近郊の足羽(あすわ)山で採掘される笏谷(しゃくだに)石で築かれた石垣と堀の一部だけが残っています。
南に架かる御本城橋を渡った本丸御殿跡には、福井の名の起こりとなったという「福の井」と呼ばれる井戸跡があります。
福井城址
| 問い合わせ先 | 0776-20-0252(福井県財産活用課) |
|---|---|
| 時間 | 見学自由 |
| 交通アクセス | 北陸新幹線福井駅から徒歩約5分 |
| URL | https://www.fuku-e.com/spot/detail_1016.html |
養浩館庭園
藩主気分で美しい庭を堪能
庭園と、往時の姿に忠実に復原された数寄屋(すきや)造りの建物
のんびりと座敷に座り込み、いつまでも庭を眺めていたくなります
例年5月下旬~6月上旬には菖蒲(しょうぶ)も庭を彩ります
福井藩主松平家の別邸に設けられた庭園で、城下を流れる芝原上水を引き込んで、「御泉水屋敷(おせんすいやしき)」と称されていました。1945年の福井空襲による建造物の焼失後も、庭園はよく保存されていたため、1982年に国の名勝に指定されています。この指定をきっかけとして、1823(文政6)年作成の「御泉水指図」と戦前の調査時の古写真や新たな発掘調査の成果をもとに復原整備が進められ、建物が再建されました。
発掘された遺構の上に直接建築するという画期的な手法がとられているため、屋敷から庭を眺める視線の高さが当時と同様です。かつての藩主と同じように、座敷からゆったりとお庭を眺めることができます。
養浩館庭園
| 問い合わせ先 | 0776-20-5367(福井市文化振興課) |
|---|---|
| 時間 | 9時~18時30分(庭園のみの早朝無料開園5時30分~8時45分) |
| 定休日 | 年末年始(臨時休園あり) |
| 交通アクセス | 北陸新幹線福井駅から徒歩約15分 |
| 値段 | 220円 |
| URL | http://www.fukuisan.jp/ja/yokokan/index.html |
福井駅前恐竜スポット
迫力のロボットやトリックアートを鑑賞
恐竜広場にはたくさんの恐竜のモニュメントがあります
高さ約5メートル、全長約12メートルの巨大なティラノサウルス
西口から駅舎に沿って歩いたところにあるトリックアート
福井県は、勝山市で新種の恐竜5種、フクイサウルス・フクイラプトル・フクイベナートル・フクイティタン・コシサウルス、そして鳥類のフクイプリテクスの化石が発見されている恐竜王国。駅周辺にも恐竜スポットがたくさんあるので、帰路に就く前に恐竜散歩を楽しみましょう。
恐竜広場のティラノサウルスロボットは感応式で、正面に立つと大きな口を開けて迫ってくるようで大迫力。駅西口の壁面には、恐竜が飛び出して見えるトリックアートもあるので、恐竜との写真撮影を楽しみましょう。
駅東口にある「観光交流センター」の屋上には、入線する北陸新幹線を背景に頭を突き合わせる2体の首の長いフクイティタンの姿があります。福井名物の越前ガニをくわえたフクイベナートルもいてユニーク。
福井駅前恐竜スポット
| 問い合わせ先 | 0776-20-5348(福井市まちなか案内所) |
|---|---|
| 時間 | 見学自由 |
| 交通アクセス | 北陸新幹線福井駅から徒歩すぐ |
| URL | https://fuku-iro.jp/blog/detail_174.html |
福井駅ゴール!
- スケジュールの一例
-
(8:47発)
新大阪駅
- 特急「サンダーバード」
-
(10:03着)
敦賀駅
-
(10:18発)
敦賀駅
- 北陸新幹線「つるぎ」
-
10:34着
福井駅
-
10:50発
福井駅
- 京福バス「特急永平寺ライナー」
-
11:18着
永平寺バス停
- 「永平寺」、「精進料理」、「福井城址」、「養浩館庭園」、「福井駅前恐竜スポット」
-
17:19発
福井駅
- 北陸新幹線「つるぎ」
-
(17:36着)
敦賀駅
-
(17:44発)
敦賀駅
- 特急「サンダーバード」
-
(19:02着)
新大阪駅
紹介スポット一覧マップ
文/赤城はるな 写真/永平寺
- ※記事中の情報は2026年5月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
