トレたび JRグループ協力

2026.07.06ジパング俱楽部熊谷駅発、SLで行く長瀞で川と岩の地形美を楽しむ|JR駅発、お手軽1日モデルコース

鉄道を使って、もっと気軽に日本を旅しよう。
日本全国の駅を拠点に、半日から一日で楽しめるモデルコースを紹介します。

埼玉を代表する観光地の長瀞(ながとろ)は、荘厳で歴史ある寳登山(ほどさん)神社、急流とゆったりとした流れのコントラストが印象的な長瀞渓谷、その川岸に広がる岩畳(いわだたみ)など、大人の好奇心をくすぐるスポットが豊富です。

長瀞へ向かう際、都心から一番近い蒸気機関車「SLパレオエクスプレス」を利用すれば、旅の満足度がより高まります。さらに「長瀞ラインくだり」も体験し、楽しい乗り物を使った旅を満喫しましょう。

  • トップ画像は、長瀞ラインくだり

上越新幹線熊谷(くまがや)駅からスタート


東京駅から高崎線で1時間15分前後、上越新幹線または北陸新幹線なら40分弱。駅ビル「アズ熊谷」があり、埼玉銘菓「十万石まんじゅう」で名高い「十万石」や熊谷銘菓「熊谷五家寶」の「紅葉屋本店」、地元で「ちーず大福」が評判の「さわた」などの店舗が入っています。

長瀞へは秩父鉄道で50分弱。春~初冬の土日を中心に「SLパレオエクスプレス」も運転されているので、ぜひSLに乗って訪れましょう。


 

徒歩約3分(乗り場まで)

 

秩父鉄道 SLパレオエクスプレス

都心から一番近い蒸気機関車


長瀞駅の少し先、荒川橋りょうを渡る「SLパレオエクスプレス」 長瀞駅の少し先、荒川橋りょうを渡る「SLパレオエクスプレス」


秩父の山々を背に走るSL 秩父の山々を背に走るSL

座席シートはワインレッドで昭和レトロな雰囲気 座席シートはワインレッドで昭和レトロな雰囲気

春~初冬の土・日曜、祝日を中心に、熊谷~三峰口(みつみねぐち)を1日1往復運転。国鉄時代に東北地方などで活躍し、現在の鴻巣(こうのす)市立吹上小学校の校庭で保存されていた蒸気機関車が、1988(昭和63)年に熊谷市で開催された「さいたま博覧会」にあわせて復活。秩父地方で約2000万年前から1100万年前までに生息していた海獣「パレオパラドキシア」にちなんだ名前で親しまれています。

煙を上げて走る姿だけでなく、木質調の壁や茶系を多用した車内も郷愁を誘います。熊谷を出ると、前半は広大な関東平野とのどかな田園風景が広がり、ゆったりとした汽車旅の雰囲気を味わえます。寄居(よりい)を過ぎたあたりから次第に山間部に入り、荒川の渓谷美も楽しみです。

SLパレオエクスプレス

問い合わせ先 048-580-6363(秩父鉄道旅客案内係)
運行日 2026年は3月20日~12月6日の土・日曜、祝日中心
交通アクセス 上越新幹線熊谷駅から徒歩約3分(秩父鉄道熊谷駅)
値段 SL指定席券1100円(WEB予約によるクレジット決済の場合は1000円)、乗車券別途
URL https://www.chichibu-railway.co.jp/slpaleo/about.html

 

SL約1時間18分、徒歩約2分

 

豚みそ丼専門店 有隣

香ばしくやわらかい豚肉が絶品


豚みそ丼。並でも十分ボリュームがあります 豚みそ丼。並でも十分ボリュームがあります

「豚みそ丼」は秩父地方で古くから親しまれていた「豚肉の味噌漬け」を、炭火で香ばしく焼き上げてごはんにのせた丼。大切りにした国産豚ロースを、秩父地域産味噌を独自に調合した秘伝のタレに漬け込んで炭火焼きしています。

「豚みそ丼(小)」1100円は豚肉2枚、「(並)」1300円が3枚。「(大盛)」1500円は豚肉4枚が丼からはみ出たボリューム満点の姿(肉の枚数は状況により異なります)。香ばしくて、やわらかくて、大満足の味わいです。


豚みそ丼専門店 有隣

問い合わせ先 0494-26-7299
時間 10時30分~16時(肉がなくなり次第終了)
定休日 水・木曜(繁忙期は営業する場合あり)。閑散期は臨時休業あり
交通アクセス 上越新幹線熊谷駅から秩父鉄道約50分の長瀞駅下車、徒歩約2分
URL https://www.chichibu-railway.co.jp/nagatoro/yurinbutamiso.html

 

徒歩約13分

 

寳登山神社

欄間(らんま)の彫刻もみごとな名社


緑の中、彫刻の彩色が艶(あで)やかな社殿が荘厳な雰囲気を漂わせます 緑の中、彫刻の彩色が艶(あで)やかな社殿が荘厳な雰囲気を漂わせます

三峯神社、秩父神社と並ぶ秩父三社の一社で、火災盗難除け・諸難除けの守護神様として崇敬を集め、年間100万余の参拝者が訪れます。約1900年前に、ヤマトタケルノミコトにより創祀されたと伝わります。

現在の社殿は、江戸時代末から明治時代初頭に造り替えられた本殿・幣殿・拝殿からなる権現造。欄間に施された熊谷の彫刻師・飯田岩次郎一派による彫刻もみごとで、2009年の御鎮座1900年を奉祝して改修工事が行なわれ、往時の彩色が緑の森の中で荘厳な佇(たたず)まいを見せます。


寳登山神社

問い合わせ先 0494-66-0084
時間 参拝自由、神札所は8時30分~17時(10~3月は16時30分)
交通アクセス 上越新幹線熊谷駅から秩父鉄道約50分の長瀞駅下車、徒歩約15分
URL https://www.hodosan-jinja.or.jp/

 

徒歩約15分

 

長瀞ラインくだり

急流のスリルや岩の表情を満喫


荒川橋りょうをくぐった後、急流を進みます 荒川橋りょうをくぐった後、急流を進みます

雑誌などでもよく見る急流スポット「小滝の瀬」 雑誌などでもよく見る急流スポット「小滝の瀬」

親鼻橋(おやはなばし)~岩畳のAコースは親鼻橋を出航すると、秩父鉄道の荒川橋りょうをくぐります。船から橋りょうを渡るSLの姿を眺められたら最高ですね。亀の形をした亀の子岩を過ぎると、一番の急流スポットである「小滝の瀬」。スリルを味わい、秩父赤壁などの岩の表情を楽しむことができます。

岩畳~高砂橋のBコースは広い川幅の急流スポット「大河瀬(おおかわせ)」があり、小滝の瀬とはまた違った楽しみに出合えます。急流が落ち着くとゆったりとした流れとなり、カエル岩など岩と渓谷美を楽しむことができます。


長瀞ラインくだり

問い合わせ先 0494-66-0950
時間 9~16時頃
定休日 12月5日~3月9日(1・2月はぽかぽかこたつ舟を運航)
交通アクセス 上越新幹線熊谷駅から秩父鉄道約50分の長瀞駅下車、徒歩約1分
URL https://www.chichibu-railway.co.jp/nagatoro/boat.html

 

徒歩すぐ(岩畳下船場所から)

 

長瀞岩畳

瀞の川岸に広がる独特な地形


国指定の名勝・天然記念物である長瀞岩畳 国指定の名勝・天然記念物である長瀞岩畳

長瀞駅から商店街を抜けて出た川原に広がる岩畳は、結晶片岩が荒川の流れによって侵食されてできた河岸段丘。薄い平らな面が積み重なったような岩には独特の表情があり思わず見入ってしまうほど。段差のある岩の上を歩いたり座ったり、のんびり楽しみましょう。この地形は下流に向け500~600メートル続き、岩畳一帯は地名のとおり、川の水が深くて流れが静かな「瀞(とろ)」となっています。

断層の動きで岩石が砕かれたところを、荒川が侵食してできた対岸の岩壁は「秩父赤壁(せきへき)」と呼ばれています。


長瀞岩畳

問い合わせ先 0494-66-3311(長瀞町観光協会)
時間 見学自由
交通アクセス 上越新幹線熊谷駅から秩父鉄道約50分の長瀞駅下車、徒歩約4分
URL https://www.chichibu-geo.com/geosite/geosite17/

 

徒歩約4分、鉄道約50分

 

熊谷駅ゴール!


スケジュールの一例
(9:28発)

(東京駅)

  • 上越新幹線「とき」
(10:05着)

(熊谷駅)

10:15発

熊谷駅

  • 秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」
11:33着

長瀞駅

  • 「豚みそ丼専門店 有隣」「寳登山神社」「長瀞ラインくだり」「長瀞岩畳」
16:32発

長瀞駅

  • 秩父鉄道
17:19着

熊谷駅

(17:34発)

(熊谷駅)

  • 北陸新幹線「あさま」
(18:12着)

(東京駅)

紹介スポット一覧マップ

文/赤城はるな 写真/長瀞町観光協会、秩父鉄道、寳登山神社

  • 記事中の情報は2026年7月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。