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2026.02.26ジパング俱楽部12年に1度!秩父札所三十四観音霊場で総開帳を実施|現地発!おすすめ旅ネタ情報

現地発・おすすめ旅ネタ情報

このコーナーでは、旅好きライター・観光ナビゲーター、役場や観光協会などの観光担当者が、ご当地ならではのおすすめスポットや旅ネタ情報をお届けします。

今回紹介するのは、埼玉県秩父市の秩父札所連合会・柴原幸保(ゆきやす)会長から届いた、12年ぶりとなる秩父札所三十四観音霊場「午歳(うまどし)総開帳」の情報です。

  • メイン画像は1番札所・四萬部寺

秩父札所はなぜ午年に御開帳されるのか?

埼玉県秩父市ほか


巨大な岩壁を背にした31番札所の観音院 巨大な岩壁を背にした31番札所の観音院

32番札所・法性寺の御本尊・お船観音 32番札所・法性寺の御本尊・お船観音

〈秩父札所連合会 柴原さんより〉

埼玉県秩父地域には観音様(観音菩薩)を御本尊とする34の霊場(寺院)があり、それらを巡拝することを“秩父札所巡り”といいます。江戸時代、秩父札所巡りは関所を通らずに巡拝できることから、江戸の庶民に大変人気だったようです。かつて巡拝者は自分の氏名や願いを書いた木札をお寺の柱などに釘で打ち付けて、参拝の証としました。いつしか、巡礼者の間では霊場を“札所”と呼ぶようになり、今に至っています。ちなみに秩父三十四観音に、西国三十三観音、坂東三十三観音とあわせて“日本百観音”とも呼ばれます。

秩父札所巡りの全行程は約100キロ。のんびりと歩いても1週間あれば十分でしょう。自動車や自転車を使う方も多いですし、数回に分けて巡礼しても構いません。

通常、秩父霊場の御本尊は厨子(ずし)に納められ、御本尊のお姿を模した御前立ち(おまえだち)を拝しますが、12年に一度の午年には全霊場で厨子の扉を開く御開帳を行ないます。今年は午年であり、2026年3月18日~11月30日まで御開帳します。

なぜ、午年なのか? 開創の年(文暦元年・1234年)が午年であることと、観音様のお使い(眷属)が馬だからという説があります。私の考えでは、午は十二支のうち「南」の方角にあたり、太陽がもっとも天高く上り最大限の力を発揮する時期を指すと考えられます。午年ともなれば、おのずと人の心もエネルギッシュになりますから、観音様のお力を借りて鎮めようとしたのではと思います。ちなみに、今年は丙午(ひのえうま)。古代中国の五行説では丙も午も「火」に属し、今年はそれが重なる熱い一年です。午年に開創された秩父札所は、注目のパワースポットかもしれませんよ(笑)


霊場では納め札を奉納し合掌一礼します 霊場では納め札を奉納し合掌一礼します

参拝後に寺務所で御朱印をいただきます 参拝後に寺務所で御朱印をいただきます

総開帳の御本尊とご縁を結ぼう

午歳総開帳の期間中は、さまざまな特別体験が可能です。たとえば、御手綱(おたずな)です。こちらは、御開帳された御本尊の手と本堂前の祈願塔(きがんとう)を紅白の紐で結び、さらに回向柱から垂らされた紐に触れることで、仏様とご縁を結んでいただくものです。

参拝の証である「御朱印」は通常版に加えて、記念印が押印されます。合わせて、蓮の花をかたどった色紙に御本尊の写真を載せた特別散華(さんげ)も配布します。事前予約が必要ですが、ガイド付き札所巡りツアーや、普段は入れないお寺内での坐禅、写経、写仏、法話、念珠づくりなどの体験も実施します。詳細はホームページをご覧ください。


住職の法話を聞く機会もあります 住職の法話を聞く機会もあります

御朱印の左上に記念印を押印します 御朱印の左上に記念印を押印します

御朱印を受けた方に配布する散華 御朱印を受けた方に配布する散華

スマホ開運スタンプラリーでより楽しく

こちらは秩父札所巡りを応援してくださる、秩父地域おもてなし観光公社の主催ですが、2026年3月18日から11月30日まで「秩父札所34ヶ寺巡り 午歳総開帳開運スタンプラリー」を開催します。スマートフォンにアプリをダウンロードして、各霊場にあるQRコードを読み込むとスタンプが取得できます。集めたスタンプの個数に応じて、地酒や旅館宿泊券などの特典が、先着や抽選でもらえます。せっかくですから、札所巡りと一緒に楽しんでみてください。


午歳総開帳開運スタンプラリーのイメージ画像 午歳総開帳開運スタンプラリーのイメージ画像


秩父札所三十四観音霊場 午歳総開帳

問い合わせ先 0494-25-1170(秩父札所連合会※平日9~15時)、0494-26-6260(秩父地域おもてなし観光公社)
時間 2026年3月18日~11月30日の8~17時(11~2月は16時まで。12時~12時30分は昼休み)
交通アクセス 八高線東飯能駅から西武秩父線約50分の西武秩父駅下車、各所へ。1番札所の四萬部寺へは西武秩父駅から皆野駅行き西武観光バス約25分の札所一番下車、徒歩約3分
URL https://chichibufudasho.com

このネタを教えてくれた人

秩父札所連合会 柴原幸保さん

11番札所・常楽寺の住職にして、秩父札所連合会の会長を務める。仏教の教えを分かりやすく伝えるとともに秩父観光の魅力向上にも尽力。写真左は秩父地域おもてなし観光公社の保泉(ほいずみ)友美さん。

  • 記事中の情報は2026年2月時点のものです。
  • 写真はすべてイメージです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。