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2024.05.22ジパング俱楽部夏でも冬でも!「焼肉・冷麺 盛楼閣」の「冷麺」|食べに行きたい!盛岡駅近・名物ランチ

岩手県盛岡市

旅行で訪れた駅の、すぐ近くのおいしいランチを知りたいと思ったことはありませんか? 盛岡駅から徒歩10分圏内の地元のおいしい味をジパング倶楽部編集部が厳選して紹介します。

初夏の風が新緑を揺らす岩手路の玄関・盛岡には、地元の人に愛され、また観光客をもてなすために発展してきた独自の麺文化があります。盛岡駅から近く、盛岡冷麺の名店として人気があるのが「焼肉・冷麺 盛楼閣(せいろうかく)」。昼時は多くの客が並びますが、平日15時あたりならば比較的空いていることが多いです。


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盛岡三大麺・盛岡冷麺とは?


「焼肉・冷麺 盛楼閣」は盛岡駅前にあるビルの2階です 「焼肉・冷麺 盛楼閣」は盛岡駅前にあるビルの2階です

盛岡名物の3つの麺料理が、わんこそば、盛岡じゃじゃ麺、そして盛岡冷麺です。盛岡冷麺は太くツルッとした半透明の麺に、牛骨や鶏肉を煮込んだだしにキムチの辛味が効いた冷たいスープが大きな特徴。朝鮮半島出身の料理人が朝鮮料理の平壌冷麺を盛岡の人の口に合うよう工夫を重ね、1954(昭和29)年に誕生したのが始まりといいます。

平壌冷麺のそば粉に代わり、小麦粉と馬鈴薯でんぷんが使われ、コシの強い麺となっています。盛岡市内には焼肉店を中心に提供する店が数多くあり、市民それぞれに好みの店があります。夏でも冬でも季節に関係なく盛岡冷麺は食べられています。

東北新幹線盛岡駅からスタート!


2023年、アメリカの『ニューヨーク・タイムズ』で「52 Places to Go in 2023(2023年に行くべき52カ所)」が発表され、ロンドンに次いで第2位に選ばれた盛岡。

和洋折衷の町並みや、東京からも新幹線で数時間というアクセスのよさなどが外国人にも評価され、日本人からも改めて注目を集めている町の玄関口です。


 

徒歩約2分

 

焼肉・冷麺 盛楼閣

モチモチの食感がクセになる「盛楼閣冷麺」

盛岡駅前で地元の人たちにも観光客にも長く愛されている店「焼肉・冷麺 盛楼閣」。落ち着いた色の調度品でまとめられた店内は、照明を抑え静かな雰囲気です。カウンター席もあるのでひとりで訪れた私も気兼ねなく入れました。昼の満席時でもスタッフの目が常に行き届いており、すぐに対応してもらえるのが好印象。


辛味別が選べる「盛楼閣冷麺」1000円 辛味別が選べる「盛楼閣冷麺」1000円

「盛楼閣冷麺」には辛さがひかえめ~特辛の6段階あり、その日の気分や好みで選べます。初めての人や好みの辛さが分からない人は、辛味のもととなるキムチが別の皿に添えられた「辛味別」を注文するといいでしょう。まずは辛味を入れず、国産牛肉をはじめ厳選した食材をじっくり時間をかけて仕込んだスープを味わいます。すっきりとしていながら旨みや甘みが感じられるスープ本来のおいしさを堪能してから、少しずつキムチの辛味を足していきます。麺はしっかりしたコシとモチモチとした独特の食感が評判で、噛むほどに香りが感じられる手練りの自家製麺です。麺もスープもていねいな仕事で作られているのがよく分かります。


「辛味別」にすると、辛味のキムチを別皿に分けてくれます 「辛味別」にすると、辛味のキムチを別皿に分けてくれます

さまざまな世代の人に長く愛される店に、という思いが表れた店内 さまざまな世代の人に長く愛される店に、という思いが表れた店内

冷麺と迷っちゃう?「特製温麺」


ボリュームも栄養もたっぷりで満足できる「特製温麺」1400円 ボリュームも栄養もたっぷりで満足できる「特製温麺」1400円


「極上ロース(しもふり)」3000円はちょっとぜいたくしたい人も納得の味わい 「極上ロース(しもふり)」3000円はちょっとぜいたくしたい人も納得の味わい

「盛楼閣冷麺」と並び、年中いつも人気なのが「特製温麺」です。テールスープとカルビスープのブレンドに7種類の野菜、コラーゲン豊富な牛肉がベースとなった濃厚なスープと、そば粉入り温麺専用の伸びにくい麺は地元の人に絶品といわれています。

また、焼肉も上品な味わい。分厚く切られた牛タンは食べごたえがあると話題ですが、今回紹介したいのは「極上ロース(しもふり)」です。注文を受けてから1品ずつていねいに味を揉み込むという厳選和牛は、食べた瞬間に口の中でとろけるやわらかさと肉の旨みがまさに極上です。


岩手の恵みたっぷりのオリジナルアイス550円も 岩手の恵みたっぷりのオリジナルアイス550円も

締めのデザートにいただいたのは、山地(やまち)酪農で知られる「なかほら牧場」とタッグを組んだオリジナルアイスクリーム。北上山系の起伏ある土地で放牧され、自然の草や木の葉を食べ自由に暮らすジャージー牛たちの、濃厚なミルクのおいしさを生かしつつ焼肉に合うよう、一年間の試行錯誤を重ねたそうです。

バニラ味のアイスを口に入れると、やさしい甘さとバターの香り、クリームの深いコクが広がってスッと消えます。さっぱりとした味わいはグラスフェッドのバターミルクならではの特徴で、牛乳より脂肪やカロリーが低いというのもうれしいところ。

「盛楼閣」の広報の方に、地元盛岡のおすすめスポットを聞いたところ、「盛岡駅から開運橋を渡り、大通りを抜けると盛岡城跡公園に着きます。開運橋からは岩手山がきれいに見え、城跡公園周辺の町並みはとても穏やかで風情があり好きです。最近では城跡公園前に多くの飲食店も出店しており、ゆっくりとした観光をお望みの方におすすめです」と語ってくれました。

時間が許す方はゆっくりと、盛岡の散策を楽しんでみては。


問い合わせ先 019-654-8752
時間 11~23時30分
定休日 なし
交通アクセス 東北新幹線盛岡駅から徒歩約2分
URL http://www.gen-plaza.com/

 

徒歩約10分

 

「焼肉・冷麺 盛楼閣」周辺のおすすめスポット


光原社

喫茶もできる各地の民芸品が集う店


手工芸品が並ぶ光原社本店の店内。中庭から入る光と緑の眺めも気持ちいい 手工芸品が並ぶ光原社本店の店内。中庭から入る光と緑の眺めも気持ちいい


店を構える材木町は、昔ながらの店舗が軒を並べ宮沢賢治ゆかりのモニュメントも 店を構える材木町は、昔ながらの店舗が軒を並べ宮沢賢治ゆかりのモニュメントも

「光原社うるし工房」オリジナルの五彩塗「桐小箱」各6600円 「光原社うるし工房」オリジナルの五彩塗「桐小箱」各6600円

もともとは宮沢賢治の童話『注文の多い料理店』を発刊した出版社で、光原社という名も賢治がつけたものです。現在はすぐれた手仕事による民芸品が数多く取り揃えられ、岩手県内の漆器ほか日本各地の陶磁器や手吹きガラス、ホームスパンなどをはじめ、海外の手仕事の品々にも出合えます。

また、光原社うるし工房の五彩塗という、ここだけの独創的な漆器も必見。同じ敷地内にある「可否館」はレトロで穏やかな雰囲気のなか、コーヒーやくるみクッキーが味わえます。


問い合わせ先 019-622-2894
時間 10~18時(土曜は~17時30分)。可否館は~16時30分
定休日 毎月15日(土・日曜・祝日の場合は翌平日)・5月14・15日・6月17日・7月16日・8月19日
交通アクセス 東北新幹線盛岡駅から徒歩約10分
URL https://morioka-kogensya.sakura.ne.jp/

紹介スポット一覧マップ

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文・写真(一部)/蛙子舎H

  • 記事中の情報は2024年5月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
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