2025.02.28ジパング俱楽部芸術とオリーブの島・小豆島でアートとノスタルジーに浸る。春のひとり旅｜モデルコース
香川県小豆島町
だんだんと暖かくなり、景色も明るく色めく春。お出かけしやすくなってくるこの季節、ひとり旅に挑戦してみてはいかがでしょう。
徒歩や公共交通機関で回りやすい、ひとり旅初心者にもおすすめの町をピックアップ。気になる宿泊施設の情報とともに紹介します。
小豆島には、自分のペースでのんびり楽しめるスポットがたくさんあります。瀬戸内の島ならではのゆったりとした雰囲気が流れ、田園や海辺を飾る現代アート、日本の原風景を感じさせる家並みなど、ひとり旅で思いゆくままに堪能しましょう。
「ジパング倶楽部」会員募集中
「ジパング倶楽部」は、全国のJR線きっぷの割引、JRホテルグループのホテルを優待料金で利用できるなど、魅力的なサービスが満載です。
さらに、「ジパング倶楽部WEB」では、会員限定のプレゼント企画や会員誌の特集が読めるデジタルブックを公開、旅に役立つ路線図も閲覧できます。会員誌で人気の会員コーナー「今月のテーマ」「思い出写真館」の拡大版も！
予讃線高松駅からスタート
小豆島へ向かうフェリーが発着する高松港まで、徒歩約10分。
併設の商業ビル「TAKAMATSU ORNE（タカマツ オルネ）」もある高松駅は、四国随一の賑わいがある町の玄関口でもあり、瀬戸内の島々への玄関口でもあります。
高松港
『太陽の贈り物』
土庄（とのしょう）港で人々を迎えるアート作品
2013年から設置されています
小豆島の土庄港観光センターそばの波止場では、「オリーブの島」小豆島らしいオリーブの冠のようなチェ・ジョンファ（崔正化）作のアート作品『太陽の贈り物』がお出迎えです。小豆島のほか備讃瀬戸（岡山県と香川県の海域）の島々などで、3年に1度開催される国際的な現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2025」は2025年4月18日から始まります。春・夏・秋の3つの会期で分かれています。
二十四（にじゅうし）の瞳映画村
懐かしい家並みと瀬戸内海の絶景
映画撮影当時を偲（しの）ばせる教室
郷愁を誘う家並みを見学できます
瓶牛乳や揚げパンなどの「給食セット」1050円（2025年4月からは1100円）
映画村のアート作品『愛のボラード』清水久和作
太平洋戦争のさなかの小学校を舞台に、生徒と教師のふれあいや苦難を描いた壺井栄の小説『二十四の瞳』。その舞台である小豆島では、1954（昭和29）年に映画が公開されて以来、『二十四の瞳』の映画やドラマの撮影がされてきました。
名場面を撮影したロケ用オープンセットが小さな村になっています。昭和初期の懐かしい時が流れる建物の中にあるカフェでは、小学校の給食を再現したメニューが楽しめます。
二十四の瞳映画村
| 問い合わせ先 | 0879-82-2455 |
|---|---|
| 時間 | 9～17時 |
| 定休日 | なし |
| 交通アクセス | 予讃線高松駅下車、徒歩約10分の高松港から小豆島フェリー高速艇約35分の土庄港下船後、田ノ浦映画村行き小豆島オリーブバスに乗り換え約1時間の終点下車すぐ。 |
| 値段 | 850円～（時期で変動） |
| URL | https://www.24hitomi.or.jp/ |
マルキン醤油記念館
小豆島伝統の醤油蔵を探訪
「もろみしぼり体験」の様子
「しょうゆソフトクリーム」350円ほか、みやげ向きの醤油も販売
近くには国の登録有形文化財に指定された醤油蔵が
小豆島ならではの表情のひとつが、醤油蔵が立ち並ぶ景観。塩など原材料に恵まれ、海運の要衝でもあったことから、醤油は江戸時代からこの島の主要産業に。
小豆島は伝統的な「木桶（きおけ）仕込み醤油」の日本最大産地であり、「マルキン醤油記念館」では、築100年を超える国の登録有形文化財の旧醤油醸造工場で、島の醤油の歴史や製法を学べます。
もろみから醤油をしぼる「もろみしぼり体験」や、売店で食べられる生しょうゆを使用した「しょうゆソフトクリーム」が人気です。
マルキン醤油記念館
| 問い合わせ先 | 0879-82-0047 |
|---|---|
| 時間 | 9～16時（時期で変動） |
| 定休日 | 2025年6月10・17日、年末 |
| 交通アクセス | 土庄港から坂手東行きほか小豆島オリーブバス約45分の丸金前下車すぐ |
| 値段 | 500円（「もろみしぼり体験」は10時～・14時～。無料） |
| URL | https://marukin.moritakk.com/kinenkan/ |
道の駅 小豆島オリーブ公園
オリーブ畑の丘から空と海を一望
オリーブ畑の丘に立つ「ギリシャ風車」
実写映画『魔女の宅急便』登場の「雑貨コリコ」
撮影時のセットそのままの雑貨店になっています
日本で唯一、オリーブ栽培が100年以上続いている小豆島。
園内にはオリーブ畑に囲まれた白いギリシャ風車やカフェなどがあり、『魔女の宅急便』の主人公気分になれる「魔法のほうき」の無料レンタルも好評。
道の駅の物販コーナーには、園内のオリーブから搾油されたエキストラバージンオリーブオイルをはじめ、島内各所のオリーブ農家・会社のオイルや「小豆島素麺（そうめん）」など島の特産品を販売しています。
道の駅 小豆島オリーブ公園
| 問い合わせ先 | 0879-82-2200 |
|---|---|
| 時間 | 8時30分～17時（施設により異なる） |
| 定休日 | なし |
| 交通アクセス | 土庄港から坂手東行きほか小豆島オリーブバス約30分のオリーブ公園口下車、徒歩約7分 |
| URL | https://www.olive-pk.jp/ |
土庄港
高松港
高松駅ゴール！
ひとり旅の宿泊はどうする？
「JRクレメントイン高松」がおすすめ
「JRホテルクレメント高松」に隣接する、2018年10月に開業した地上9階建てのホテル。全222室の客室はクレメントの「あたたかな、穏やかな」というコンセプトを継承し、安心で快適な空間を提供いたします。最上階には、平安時代末期に源平合戦の舞台となった屋島を望む展望大浴場を完備。
| 問い合わせ | 087-811-1200 |
|---|---|
| 交通アクセス | 予讃線高松駅から徒歩約1分 |
| 料金 |
1万5600円～（和朝食付き）、1万5250円～（洋朝食付き） 電話予約の際にジパング俱楽部会員であることを伝え、チェックイン時に「ジパング俱楽部会員手帳」を提示いただくと、1万2480円～（和朝食付き）、1万2200円～（洋朝食付き）にてご案内。 |
ひと足延ばして「植田うどん」
高松駅近くで本格的な讃岐（さぬき）うどんが楽しめる店。地元民から観光客まで幅広く人気があるのが、甘めでやわらかく煮込んだ牛肉がのった「温玉肉ぶっかけ（小）」（写真）。
紹介スポット一覧マップ
文・写真／大村嘉正
- ※記事中の情報は2025年2月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金（税込）、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金（1泊2食・税・サービス料込み）を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。