2024.05.27ジパング俱楽部やさしさのこもった味「植田うどん」の「肉系うどん」|食べに行きたい!高松駅近・名物ランチ
香川県高松市
旅行で訪れた駅の、すぐ近くのおいしいランチを知りたいと思ったことはありませんか?高松駅から徒歩15分圏内の地元のおいしい味をジパング倶楽部編集部が厳選して紹介します。
香川の県民食と言い切ってもいいのが讃岐(さぬき)うどん。捏(こ)ね、寝かし、手打ちしてと、うどん打ち職人によるていねいな手仕事から生まれる麺のコシの強さと、瀬戸内の海の幸からのだしのおいしさが自慢です。気軽に入れてリーズナブルな価格の名店が多いのも特徴。立地、店の雰囲気、メニューなどに個性が輝くさまざまなうどん屋があります。
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香川名物・讃岐うどんとは?
温暖少雨な気候の香川県では、昔から小麦が栽培され、浜では塩が作られ、海ではイリコがよく獲れたこともあり、讃岐うどんが名物に。うどんを食べられる店は約500軒といわれ、人口1万人あたりの店舗数は日本一。
予讃(よさん)線高松駅からスタート!
本州および四国各地の主要都市を結ぶ列車が多数発着する四国の玄関口。列車のほか、小豆島(しょうどしま)や直島(なおしま)など瀬戸内の島々への連絡船のアクセス駅として発展を遂げています。2024年3月には新たに駅直結の商業施設「TAKAMATSU ORNE(タカマツ オルネ)」が開業して、買い物にも便利な駅に。
植田うどん
肉系うどんと、やさしさを感じさせる麺が評判
オフィス街や官公庁、百貨店におしゃれな商店街と、高松の街のにぎわいのなかにあるうどんの店です。仕事や買い物客など地元民の御用達かと思いきや、観光客や讃岐うどんめぐりの人もたくさん訪れているそうです。店はセルフ形式で、暖簾(のれん)をくぐったら一直線に進んで揚げものやおにぎり、いなりなどのサイドメニューをまず選び、その後うどんを注文して受け取り、会計という流れ。注文のやり方に戸惑ったら、地元っぽい人の後ろに並んでやり方をなぞるのがよいでしょう。
植田うどんの開業は2010年。主人の植田郁生さんと奥様の正枝さん、そして忙しい時間帯には数名のお手伝いさんが店を切り盛りしています。郁生さんはこの店を持つ約10年前からうどん業界で研鑽(けんさん)を重ねてきました。
甘くてやわらかいほろほろの牛肉
そんな彼が作るうどんのなかでもとくに人気なのが「肉系」。植田うどんの「肉系」ですが、かけうどんに牛肉が乗った「肉うどん」、ぶっかけで楽しむ「肉ぶっかけ」「温玉肉ぶっかけ」など、甘めでほろほろにやわらかく煮込んだ牛肉が食欲をそそり、麺との相性もばっちりです。
だしに麺、細ネギの入った「かけうどん」や、ゆがいた麺に醤油をひと回しふた回しかけた「しょうゆうどん」など、讃岐うどんにシンプルなイメージを持つ人も多いようですが、このようにトッピングなどで味に個性を表現しているメニューが大人気な店もあります。ぜひ試してみてください。
香川県民に愛される懐かしい麵
主人の郁生さんいわく「適当に打つ、じゃないですが、肩の力を抜いたような麺」だとか。「感覚で打っているだけです。殺気を消して、ゆるーく打つ感じで」という彼の麺は、「讃岐うどん=コシが強い」に収まりません。こどもから年長者まで広い世代に愛されるよう、弾力と噛み心地のよさを求めているそうです。それは、地元香川県民にはどこか懐かしいような味わい。かつては、おじいちゃんやおばあちゃんが家でうどんを打って家族に出す風景が県内のあちこちにありました。「植田うどん」は、あの頃のやさしさのこもったうどんの雰囲気を今も伝えています。
肉系以外でのおすすめは、麺が見えないくらい大きな揚げを乗せた「温玉きつねぶっかけ」560円。揚げと温泉卵の相性が抜群です。
店内は座敷席とテーブル席、カウンター席があり、約60人が入れる広さ。友達と訪れてもひとり旅でも、地元民の食べっぷりやセルフのシステムなど香川のうどん風景を楽しめます。
問い合わせ先 | 087-822-1335 |
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時間 | 9時38分~14時30分 |
定休日 | 日曜 |
交通アクセス | 予讃線高松駅から徒歩約15分 |
「植田うどん」周辺のおすすめスポット
高松城
日本初の本格的海城
瀬戸内海の島々の玄関、高松港に面した城で国の史跡。この地域は「玉藻(たまも)の浦」と呼ばれていたことから別名は玉藻城。かつては瀬戸内海に面していて、堀には海から軍船が直接出入りできるようになっていました。現在も堀には海水が入り、潮の干満で水位が変化し、ボラやチヌ、サヨリなど海水魚が遊泳しています。天守は解体されましたが、天守台は瀬戸内海を見わたせる展望所になっています。
問い合わせ先 | 087-851-1521(玉藻公園管理事務所) |
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時間 | 西門は5時30分~18時30分(6~8月は~19時、10月は6時~17時30分、11月は6時30分~17時、12~1月は7~17時、2月は7時~17時30分、3月は6時30分~18時) 。東門は7~18時(10~3月は8時30分~17時) |
定休日 | 12月29日~31日 |
交通アクセス | 予讃線高松駅から徒歩約4分(西門) |
値段 | 200円 |
URL | http://www.takamatsujyo.com/ |
紹介スポット一覧マップ
場所が違えばこんなに違う、駅近ご当地うどんはこちら(駅近・名物ランチ)
文・写真/大村嘉正
- ※記事中の情報は2024年5月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
- ※新型コロナウイルス感染症等の影響により、掲載している内容が変更となる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。