2021.07.15ジパング俱楽部夏のお出かけリスクを軽減! ジパング世代の熱中症対策
夏のお出かけで気を付けたい熱中症対策とは
湿度の高い日が続いていますが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
気温が高い時にだけ熱中症に気を付ければ良い、というわけではありません。
低い気温の日でも、条件しだいで熱中症の危険度はグッと上昇するのです。
「夏のお出かけ、熱中症が心配。どんなことに気を付ければいい?」
そんな声にお応えして、今回は熱中症対策のプロ・「熱中症予防声かけプロジェクト」事務局の方々に対策を伺いました。
「熱中症予防声かけプロジェクト」とは
「みんなが少し意識を変えるだけで、熱中症被害は防げる」
全国の地方自治体や官公庁、企業、民間団体が官民一体で取り組む、熱中症予防を目的としたプロジェクトです。
一般企業や民間団体から成る賛同会員数は1,600を超え、
日本各地で熱中症予防に関する取り組みやイベントなどの啓発活動を行っています。
※実行委員のメンバーは公式サイトをご覧ください。
https://www.hitosuzumi.jp/greeting
熱中症になりにくい体づくり
湿度の高い日本の夏。
熱中症による救急搬送者数は、毎年数万人を超えています。
未成年や成人など若年層も多く救急搬送されていますが、全体を見ると圧倒的に高齢者(満65歳以上)が多いです。
熱中症にかかりにくくするには、どのようなことに気を付けたらいいのでしょう?
「3食バランスのいい食事を取ること。これに尽きます。」
と、「熱中症予防声かけプロジェクト」事務局の辰巳さんは言います。
当たり前だと思われるかもしれませんが、日頃の生活習慣が大きく影響するのです。
熱中症予防に関する「暑熱順化(しょねつじゅんか)」という言葉があります。
夏本番までに、気温の暑さ・日差しの熱さに体を慣らす、という意味の熟語です。
理想を言えば、暑くなる前の春先からウォーキングを始めるなど、
生活に軽い運動を取り入れることが効果的。
「汗をかく運動をして、暑さに体を慣らしていくと熱中症に強い体になります。」と辰巳さん。
お出かけ前の情報収集が決め手!
これからお出かけする旅行先の天気、気温は調べていますか?
じつはそれに加えて、「暑さ指数」を事前に把握することが熱中症予防の決め手になります。
「暑さ指数」とは、気温と湿度、日差しや輻射(ふくしゃ)などの熱環境を組み合わせた指標で、
専門的にはWBGT(湿球黒球温度)と呼ばれるものです。
「暑さ指数」は、気温の高さよりも熱中症発生の目安となります。
環境省の発表する「熱中症予防情報」は、この暑さ指数をもとにしたものです。
環境省「熱中症予防情報」暑さ指数(WBGT)の実況と予測
https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php
お出かけを快適に楽しむために、風通しの良い涼しい服装を心がけたいですね。
「トレたび」では、涼やかに過ごすための夏のコーディネートを紹介しています。
お出かけ前の参考に、チェックしてみてくださいね。
お出かけ中のリスク回避
待ちに待ったお出かけ。
ついつい羽目を外して歩きすぎたり、休憩を取らずに神社の石段を上ったり、
旅ではなにかと体に無理をさせてしまいがちです。
そんな時こそ、小まめな水分補給を心がけましょう。
具体的に、「小まめって、どのくらい?」と思ったことはありませんか。
だいたいコップ半杯分の100~150ミリリットルほどの水を30分に一度取るのが、屋外・屋内問わず効果的です。
電車や車の乗車中は、トイレに行けないから水分を取るのを我慢する……という方はいらっしゃいませんか。
一気に水分補給をするのではなく、100~150ミリリットルほどの小まめな水分補給をすれば心配はいりません。
小まめに、30分ほどの間隔を空けて水分を取れば尿にならず、汗として蒸発します。
お出かけ時も、安心して水分を取ってくださいね。
また、水分だけでなく、塩分補給もお忘れなく。
暑さで蒸発した汗には塩分が含まれていて、不足した塩分を補うことが必要です。
そこでおすすめなのが、塩分が手軽に補給できるタブレットタイプの「inタブレット塩分プラス」。
暑い日でも食べやすいレモン味で、ビタミンCやクエン酸もおいしく補給できます。
個包装なので、ポケットに入れておいて、ご家族やお友達と分けることも。
教えてくれた人
「熱中症予防声かけプロジェクト」についてもっと知りたい方は、公式サイトへ
https://www.hitosuzumi.jp/