2025.12.22ジパング俱楽部竹あかりが織りなす冬限定の絶景!宇都宮市の若竹の杜 若山農場で「Bamboo Winter Lights 2025」開催|現地発!おすすめ旅ネタ情報

現地発・おすすめ旅ネタ情報
このコーナーでは、旅好きライター・観光ナビゲーターが、ご当地ならではのおすすめスポットや旅人にとってうれしいネタを紹介します。
冬の特別企画「Bamboo Winter Lights 2025」
栃木県宇都宮市
今月、栃木県宇都宮市にある「若竹の杜 若山農場」の若山太郎さんから届いたニュースは、2025年11月29日~2026年3月1日まで開催中の「Bamboo Winter Lights 2025」の情報です。その魅力を教えてもらいました。
竹あかりのフレームを背景にしたフォトスポット
〈若竹の杜 若山農場 若山さんより〉
私たちの「若竹の杜 若山農場」は竹と栗の生産販売をメインとした農場で、JR宇都宮駅からバスで約25分の郊外にあります。広さは東京ドーム約5個分の約24ヘクタールで、約10万本の竹が植栽されています。農場では、タケノコ狩りをはじめ、竹林の散策や竹工作などが体験でき、さまざまなイベントも行なっています。現在は2026年3月1日までの金・土・日曜、祝日に冬限定のライトアップ「Bamboo Winter Lights 2025」を開催中です。
今シーズンは、“竹あかりアーティスト”CHIKAKENと農場スタッフの作品のほか、夜景評論家の丸々もとお氏監修の音と光の空間演出、初参加となる竹アーティストの三橋玄氏による「風」をテーマとした作品も見どころです。
金明孟宗竹のライトアップ
かぐや姫の世界に入ったような月のオブジェ
三橋玄氏の作品。光と音楽の演出も加わります
竹の魅力を知ってほしい
掘りたてのタケノコは柔らかくて香りが立つ抜群の味わい
栃木産など国産のタケノコを使い化学調味料添加物なしで作ったメンマ
「どのようにすればこれほど壮大で美しい竹林になるのですか?」とお客様からよく質問されます。若山家がこの地に入植したのは江戸時代の1670年のこと。当時は農業用水がなく、米も作れない不毛の地だったそうです。戦後、祖父がタケノコと栗の栽培をはじめ、親子三代にわたり農場を整備・拡充してきました。“雨後の筍”というたとえもあるように、タケノコは成長が早く、放置してしまうと足の踏み場もない竹やぶになってしまいます。そこで、私たちの農場では定期的に間伐して、竹チップに加工し土に返す「自然循環型農法」を続け、美しい竹林を保っています。
竹といえば、みなさんが大好きなラーメンのメンマもタケノコを調理したもの。このほか、竹は籠(かご)やザルなどの工芸品、繊維を使った布地、ストローやスプーン、皿など、さまざまな用途で使われています。昔ながらの日本庭園はもちろん、近代建築の分野でも重宝されています。無機質になりがちなコンクリートビルの玄関先や中庭に竹が見えるだけで、日本情緒が漂い、気持ちが和むと好評です。日本人にかぎらず、世界中の方々に竹の魅力を知ってもらいたいです。
昼間の竹林も楽しみがいっぱい
時代劇のロケ地にもなった孟宗竹の林
明るい印象の金明孟宗竹
せっかく、私たちの農場にいらっしゃるなら昼間の竹林も楽しんでください。園内には日本最大級とされ、大きいものでは20メートルを超えることもある孟宗竹、樹木では幹にあたる稈(かん)が黄色で青い縦縞が入る金明孟宗竹(きんめいもうそうちく)、亀の甲羅のように稈が隆起した亀甲竹(きっこうちく)、当社オリジナル品種の姫曙(ひめあけぼの)孟宗竹などがあり、見比べるとおもしろいです。タケノコ狩りは4月中旬~5月上旬で、量に制限はなく、終了後に1キロ1000円での精算になります。
竹器で提供する抹茶(お茶請け付き)750円
カフェのランチ「季節の若竹重」2200円
土・日曜、祝日には竹林内の茶店で、竹器(竹のカップ)を使った抹茶を提供します。竹器は持ち帰りできますので旅の思い出にしてください。お気に入りの場所でハンモック(1時間550円)を設置して寝転んだり、ハンモック式テント(1泊大人1名5000円~)で”野宿”(キャンプ)したりもできますよ。
若竹の杜カフェでは農場で収穫された旬の食材や地元の農産物をふんだんに使った「季節の若竹重」、農場のタケノコやフレッシュチーズをトッピングした「ボロネーゼとモッツァレラのピザ」など、“そこらの食材で農家ごはん”をキャッチフレーズにしたランチも用意しています。
基本情報
| 名称 | Bamboo Winter Lights 2025 |
|---|---|
| 開催期間 | 2025年11月29日~2026年3月1日の金・土・日曜・祝日(2025年12月29日~2026年1月2日を除く)。日没~19時30分(通常営業は9~17時〈土・日曜・祝日は~20時。6~8月は9~21時〉) |
| 開催場所 | 若竹の杜 若山農場 |
| 交通アクセス | 東北新幹線宇都宮駅から山王団地行きほか関東バス約24分の若竹の杜若山農場下車、徒歩約6分 |
| 料金 | 1500円(昼からの入場も可。昼のみは750円) |
| 問い合わせ先 | 028-665-1417(ワカヤマファーム) |
| URL | https://www.wakayamafarm.com |
教えてくれた人
- ※記事中の情報は2025年12月22日時点のものです。
- ※写真はすべてイメージです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。

