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2026.07.30ジパング俱楽部水と緑溢れる奥入瀬・十和田湖で涼しい夏を|現地発!おすすめ旅ネタ情報

現地発・おすすめ旅ネタ情報

このコーナーでは、旅好きライター・観光ナビゲーターが、ご当地ならではのおすすめスポットや旅人にとってうれしいネタを紹介します。

ここでは暑い時期に訪れる青森県の奥入瀬渓流・十和田湖について、旅行ライターの塙広明さんがその魅力を紹介します。

清流と湖が涼を呼ぶ奥入瀬・十和田湖

青森県十和田市


渓流沿いに遊歩道が整備され、清流や滝を間近に見ながら歩けます 写真/奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート

東北新幹線八戸駅からバスで1時間30分少々の奥入瀬(おいらせ)渓流はミシュラン・グリーンガイド2つ星を獲得した名所で、日本で唯一の二重カルデラ湖である十和田湖とともに国の特別名勝及び天然記念物に指定されています。

奥入瀬・十和田湖エリアの7・8月の平均気温は20~21度、昼間でも25度くらいなので、避暑にはぴったりです。とくに奥入瀬渓流は森に囲まれ、清流沿いの散策路の木陰を歩くと夏でも涼しく感じることも。暑さを忘れてリフレッシュするには最適なスポットといえるでしょう。

奥入瀬渓流で清流と滝が織りなす涼しげな景観を楽しんだ後は、展望台や遊覧船から変化に富む十和田湖の景観を楽しみましょう。

奥入瀬渓流

清流と滝、コケの絨毯(じゅうたん)が見せる涼感のある風景


「三乱(さみだれ)の流れ」。岩の上に植物が生える光景は奥入瀬渓流の特徴のひとつ


奥入瀬渓流本流にかかる「銚子大滝」。落差約7メートル、幅約20メートル

落差約20メートル、3段になって落ちる「雲井の滝」は、国道沿いに道標があります

奥入瀬渓流は、十和田湖の北東に位置する子ノ口(ねのくち)から焼山(やけやま)までの約14キロメートルを流れる奥入瀬川上流部の別称です。深い木立の中を縫うように流れ、数々の滝が涼しげな景観を見せてくれます。一帯は深いU字型の渓谷なのでコケが生育しやすく、300種類以上のコケが確認されているコケの宝庫です。散策路沿いの岩や木々をコケが緑に染める景観は見どころのひとつにもなっています。

全コース歩くと4、5時間。写真を撮ったり、休憩をすれば5、6時間かかります。石ヶ戸(いしげど)~子ノ口の約9キロの区間は渓流や滝が美しいので、このコースに絞って歩くのも一案です。

散策路は比較的平坦なところが多いので歩きやすいです。ただしトイレは少ないので、歩く前に済ませておきましょう。


奥入瀬渓流

問い合わせ先 0176-74-1233(奥入瀬渓流館)
交通アクセス 東北新幹線八戸駅から十和田湖(休屋)行きジェイアールバス東北「おいらせ号」(要予約)約1時間36分の奥入瀬渓流館下車
URL https://towadako.or.jp/towadako-oirase/

奥入瀬モスボール工房

コケと苗木で表現する“小さな奥入瀬”


目玉をつけた大きな木の下で記念撮影を


制作体験は5歳からOKで、1名から団体まで受け入れ

好みの木やコケを選んで、オリジナルの苔玉を作れます

モスボール(moss ball)とは苔玉(こけだま)のこと。ブナやカツラ、カエデなどの根を土で包み、表面にコケを張り付けたネイチャークラフトです。奥入瀬モスボールパーク内の「奥入瀬モスボール工房」では、コケの宝庫といわれる奥入瀬渓流の景観を苔玉で表現しています。とはいえ、奥入瀬エリアは国立公園特別保護地区に指定されており、植物の採取が禁止されているので、契約農家から仕入れたコケや苗木を使用しています。

制作体験は所要約30分、2000円~。小さな箱に梱包して持ち帰ることができますし、宅配もできるので、おみやげにすればきっといい思い出になるでしょう。苔玉の育て方などはスタッフが丁寧に説明してくれます。


奥入瀬モスボール工房

問い合わせ先 080-2165-7454
時間 9時~16時30分
定休日 12月上旬~4月中旬休
交通アクセス 東北新幹線八戸駅から十和田湖(休屋)行きジェイアールバス東北「おいらせ号」(要予約)約1時間32分の奥入瀬渓流温泉下車、徒歩約1分
URL https://www.mossball.jp/

十和田湖

船上からしか見ることができない湖岸の絶景


遊覧船の2つのコースはいずれも所要約50分


十和田湖のシンボルになっている「乙女の像」は、彫刻家・高村光太郎の作品

十和田湖南岸にある発荷峠展望台をはじめ、湖岸に6カ所の展望台があります

標高約400メートル、周囲約46キロメートル、最大深度約327メートルの日本で唯一の二重カルデラ湖。湖にいくつかの半島が迫り出し、湖岸が複雑に入り組み、湖畔まで山が迫っているのが特徴です。

十和田湖でおすすめしたいのが十和田湖遊覧船です。休屋(やすみや)と子ノ口を結ぶ航路と、休屋から御倉半島・中山半島を周遊するコースがあります。奥入瀬渓流の散策とともに楽しむなら子ノ口発の遊覧船で休屋に向かうのが便利です。天然林が生い茂る湖畔は季節ごとに色を変え、烏帽子岩(えぼしいわ)、五色岩(ごしきいわ)、千丈幕(せんじょうまく)などの奇岩や絶壁と一体となった景観はまさに絶景です。

十和田湖観光の中心は遊覧船乗り場をはじめ、十和田神社や乙女の像などの見どころがある休屋。周辺には温泉宿も点在するので、宿泊して、のんびりと十和田湖観光をするのもおすすめです。


十和田湖遊覧船

問い合わせ先 0176-75-2201
時間 休屋・子ノ口航路は子ノ口発11~16時、おぐら・中山半島めぐりは休屋発8時45分~16時(運航は4月下旬~11月中旬。各便の発着時間・運航期間は要確認)
交通アクセス 東北新幹線八戸駅から十和田湖(休屋)行きジェイアールバス東北「おいらせ号」(要予約)約2時間5分の子ノ口下車すぐ(子ノ口遊覧船乗り場)
値段 1760円
URL https://www.toutetsu.co.jp/ship.html

お土産とお食事の店 もりた

十和田湖や青森の名物グルメが勢揃い


「ひめます塩焼き定食」2250円(サイズにより値段が異なる)


食堂の脇に青森・秋田の名産品を販売するおみやげコーナーが隣接

牛バラ肉と玉ねぎを甘辛く炒めた「十和田バラ焼き定食」

十和田湖遊覧船乗り場から乙女の像に行く途中、十和田神社の鳥居の前にある店で、十和田湖特産のヒメマスをはじめ、地元産の食材を使った料理が評判です。ヒメマスは淡水のサケの一種で、小舟に乗って漁をします。この店では通年味わえ、刺身や押し寿司、天ぷらなどさまざまな料理を味わえますが、6月下旬~7月中旬、11月中旬~4月下旬の禁漁期間は塩焼きと天重のみの提供となります。

青森のご当地ラーメンの「にぼしラーメン」900円、十和田市のソウルフードになっている「十和田バラ焼定食」1800円など、青森の名物グルメも揃い、旅行者にはうってつけの店といえます。


お土産とお食事の店 もりた

問い合わせ先 0176-75-2206
時間 12時~14時45分
定休日 なし
交通アクセス 東北新幹線八戸駅から十和田湖(休屋)行きジェイアールバス東北「おいらせ号」(要予約)約2時間20分の終点下車、徒歩約2分
URL https://www.towadakomorita.com/

奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート

自然を体感できる森のリゾート


眼下に奥入瀬渓流を望む渓流露天風呂の男湯


奥入瀬の自然に包まれたホテル

岡本太郎作の巨大暖炉「森の神話」が置かれたロビー

奥入瀬渓流沿いに立つリゾートホテル。客室をはじめ、風呂やレストランなどから渓流を眺めることができるほか、館内随所に奥入瀬の自然をテーマにした意匠が施され、居ながらにして自然の美しさを体感できます。

星野リゾートの宿では、地域の特色を採り入れたさまざまなアクティビティーがありますが、この宿でも周囲の自然を知りつくした渓流コンシェルジュが案内してくれる渓流ガイドウォークや名瀑ガイドウォークなど、さまざまな体験メニューが用意されています。

なかでもユニークなのが、ルーペを手にコケがつくり出すミクロの世界をのぞき込む「苔さんぽ」や、奥入瀬渓流でよく見られる苔生した岩を表現する「こけ玉作り」などコケをテーマにしたアクティビティーの数々。ぜひ、体験を。


奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート

問い合わせ先 050-3134-8094
交通アクセス 東北新幹線八戸駅から十和田湖(休屋)行きジェイアールバス東北「おいらせ号」(要予約)約1時間36分の奥入瀬渓流館下車、徒歩約5分。宿泊者は八戸駅から送迎あり、要予約
値段 1泊2食2万5100円~
URL https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/

奥入瀬・十和田の旅は魅力いっぱい

奥入瀬・十和田への起点となるのは八戸駅または青森駅です。
八戸といえば夏には三社大祭があります。また、夜にはどこか懐かしい雰囲気が漂う横丁があるおもしろい町で、朝には朝風呂や朝市も楽しめる町でもあります。
この夏は、新幹線で八戸へ。
涼しい奥入瀬・十和田と八戸の町をのんびりめぐってみるのはいかがでしょうか。




教えてくれた人

塙 広明(はなわひろあき)
1949(昭和24)年、東京生まれ。旅行やグルメ、温泉などを得意とする編集会社の代表。数多くの雑誌やガイドブック、パンフレットなどを手がけ、今も取材や執筆の日々を送る。

  • 記事中の情報は2026年7月30日時点のものです。
  • 写真はすべてイメージです。
  • ジェイアールバス東北「おいらせ号」の運行は例年4月中旬~11月中旬です。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。