「わたしの旅」スタンプがスタンプラリーに!
1980(昭和55)年、これまでの旅の記念となるスタンプを設置するキャンペーンとはうってかわって、駅スタンプを収集することを目的とした「わたしの旅」キャンペーンがスタートしました。その際、全国約740駅の国鉄認定駅に置かれたのが「わたしの旅」スタンプです。
そして、2022年2月1日(火)より「わたしの旅」スタンプを含む、懐かしの駅スタンプを集めるスタンプラリーが首都圏エリアで開催されます。懐かしくも新しいスタンプを集めて、素敵な賞品を手に入れよう!
- ※提供:JR東日本 東京支社
懐かしの旅の記憶が甦る車両たち
今回のスタンプラリーのポスターを見て、「そういえば、この車両に乗って仙台まで行ったよね。」「そうそう、山手線は昔このスタイルの電車だった。」「青森駅からの夜行列車に乗って早朝の上野駅に着いた時、先頭にこの機関車が連結されていたね。」という当時の記憶が甦った方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
「これ、鉄道博物館で見た電車だ。」「お父さんの青春時代のアルバムで見た車両だ。」と、現役時代を知らないものの何となく懐かしさと親しみを感じる世代もいるはずでしょう。
そう、このポスターに登場する車両たちは、1980(昭和55)年頃に首都圏エリアを走っていた列車なのです!
特急「ひばり」 485系0・100番台(ボンネットスタイル)
東北・上越新幹線開業を5年後に控えた当時の上野駅は、東北・北海道・上信越方面への旅人の起点駅でした。上野~大宮間は「特急街道」と呼ばれるほど特急列車の運転本数が多く、485系特急「ひばり」「やまびこ」や181・183・189系特急「とき」「あさま」など、当時の国鉄を代表する特急が往来していました。1980(昭和55)年10月改正時点で、上野~仙台間を結ぶ特急「ひばり」は1日14往復、上野~盛岡間の特急「やまびこ」や上野~青森間の特急「はつかり」と合わせて1日24往復と特急の最大勢力を誇っていました。このほか、上野~新潟間を結ぶ特急「とき」は1日14往復、上野~長野間を結ぶ特急「あさま」は1日10往復、さらに特急「つばさ」「いなほ」「はくたか」「白山」などの名だたる特急列車が運転され、首都圏の国鉄昼行特急列車はまさに最盛期の時代でした。
特急「ひばり」 485系300番台
また、上野駅を夜間に出発する夜行急行列車も残っており、東北方面への急行「八甲田」「津軽」「おが」などの牽引機として、EF58形直流電気機関車が活躍していました。
この時代の山手線は、ウグイス色の103系電車が運用されていました。1981(昭和56)年12月からの自動列車制御装置(ATC)の使用を控え、ATC対応の高運転台車が順次導入されている時期でした。
東海道本線の急行・準急列車用として製造された153系電車は、1981(昭和56)年3月に185系電車が登場するまで、伊豆方面への急行列車や東京駅発着の普通列車の主力として活躍していたほか、新宿・両国駅から房総方面への急行列車にも使用されていました。
山手線103系電車
「わたしの旅」スタンプとは
三角屋根が特徴の「わたしの旅」スタンプ専用の木製スタンプ台
ポスターを飾る車両たちに乗って列車旅をしていた時代には、旅の記念となる駅のスタンプを押すことが人気でした。目的地の駅に到着すると、まずはスタンプノートや旅の日記帳などに駅のスタンプを押していました。当時の駅のスタンプは「ディスカバー・ジャパン」や「一枚のキップから」、「いい日旅立ち」などのキャンペーンに合わせて設置された様々なタイプのものがありました。長期間の使用でスタンプ印面が薄れ、設置を取りやめた駅や、また目的地の駅に行ったけどスタンプが押せないこともあり、継続的なスタンプの設置を望む声がありました。
そこで、全国の約740駅の国鉄認定駅に統一されたデザインのスタンプを設置し、旅の記念だけでなく、スタンプを収集することを目的とした企画「わたしの旅」が1980(昭和55)年にスタートしました。これまでのスタンプは駅名とイラストのみでしたが、「わたしの旅」スタンプは地域の自然や文化、駅の特徴などに因んだキャッチフレーズが入る画期的なもので、4種類の形(丸、四角形、五角形、六角形)と3種類の色(黒、赤、紫)を組み合わせた12種類のスタンプとなり、まさに収集するのが楽しくなるものでした。
スタンプの形が丸は「自然の景色が特色の駅(黒)・動物や植物が特色の駅(赤)・温泉が特色の駅(紫)」、四角形は「史跡や建物、文化財が特色の駅(黒)・新しい建築や文化施設が特色の駅(赤)・伝統工芸や特産物が特色の駅(紫)」、五角形は「歌、文学、伝説、人物が特色の駅(黒)・風俗・行事・祭りが特色の駅(赤)・味覚が特色の駅(紫)」、六角形は「何かが国鉄で一番の駅(黒)・レジャー、スポーツが特色の駅(赤)・産業が特色の駅(紫)」というように、駅の特徴が12種類の形と色の組み合わせで分かるようになっていました。
まずは10駅!「復刻時刻表風オリジナルノート」を手に入れよう!
今回、2022年2月1日(火)より「わたしの旅」スタンプを含む、懐かしの駅スタンプを集めるスタンプラリー、「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」が開催されます。
全50駅のうち34駅は1980(昭和55)年当時の「わたしの旅」スタンプを復刻した懐かしいスタンプで、今では思い出となった施設のキャッチフレーズやイラストも描かれています。
また当時「わたしの旅」スタンプが無かった16駅には、今回のスタンプラリーのために新たに制作された限定スタンプが設置されます。新たに作られたとはいえ、「わたしの旅」スタンプと同じようなレトロなデザインで作られています。
どんなデザインで、どんなキャッチフレーズかは押してみてのお楽しみ!
このスタンプラリーは、全50駅の中から任意の10駅のスタンプを押すことからスタートします。首都圏のJRの主な駅で配布しているスタンプラリーの「パンフレット」に、10駅のスタンプを集めて指定のゴール店舗に行き、500円(税込)以上のお買い物をすると、10駅賞として「50駅踏破用スタンプ帳」と「復刻時刻表風オリジナルノート」がプレゼントされます。
10駅賞の賞品「復刻時刻表風オリジナルノート」
東北本線の485系特急「ひばり」が表紙を飾る「復刻時刻表風オリジナルノート」は、「わたしの旅」スタンプが設置された昭和55(1980)年11月当時の「大時刻表1980年11月号」(弘済出版社〈現・交通新聞社〉刊)のデザインを模したもので、今回のスタンプラリーでしか入手できない数量限定の賞品です。冊子内には路線図の他、当時の東北本線・常磐線の時刻表、営業案内の一部なども掲載されています。他にも、駅スタンプの歴史がわかるコラムなども複数収録されており、まさに「読み物」の時刻表です!
時刻表誌面を模したオリジナルノート
さらに、冊子後半は時刻表誌面を模したオリジナルノートとなっています。自由に旅の記録をメモするのもよし、自分だけのオリジナル時刻表を作成するもよし、鉄道ファンならぜひとも手に入れたいアイテムです。
「50駅踏破用スタンプ帳」は全50駅のスタンプを押す枠が配置された冊子で、50駅踏破賞を手に入れるための必携アイテムとなります。この「50駅踏破用スタンプ帳」には最初に集めた10駅のスタンプを指定の枠内に貼り付けてもOK。なお、「50駅踏破用スタンプ帳」は50駅踏破後も手元に残るので、きれいに全スタンプを集めたいという方は、新たに50駅すべてのスタンプを押し直してもOKです。
50駅踏破用スタンプ帳
50駅に挑戦! 50駅を踏破すると抽選で素敵な賞品が当たる!
全50駅のスタンプを押したスタンプ帳をゴール店舗に持参すると、数量限定で「50駅踏破記念証」がプレゼントされます。「50駅踏破記念証」は当時の列車旅のアイテム「周遊券」をイメージしてデザインされており、抽選で素敵な賞品が当たるプレゼントの応募方法などが記載されています。
また裏面のデザインは往年の特急列車4種類がデザインされています。4種類のどの列車が当たるかは貰ってのお楽しみ!
周遊券をイメージした「50駅踏破記念証」
裏面のデザイン一例
さらに「50駅踏破記念証」に記載の専用応募サイトから応募すると、今回のスタンプラリーでしか手に入らないオリジナル鉄道グッズやJRE POINTなどが抽選で当たります。
全スタンプ踏破の達成感だけでなく、素敵な賞品が手に入るかも!?
(イメージ)
(イメージ)
【賞品】
A 東京総合車両センター謹製 レプリカミニヘッドマーク 全5種 各1名様
B 東京総合車両センター謹製 鉄道車両オブジェ 全4種 各5名様
C 品川保線技術センター謹製 カットレール 20名様
D 東京総合車両センター謹製 オリジナルスマホスタンド 5名様
E オリジナルマグカップ 30名様
F JRE POINT 3,000ポイント 20名様
早速駅でパンフレットを手に入れよう!
1980(昭和55)年、「わたしの旅」スタンプを収集する旅がスタートしました。あの時代に「わたしの旅」スタンプを収集した世代が懐かしいのはもちろん、「わたしの旅」スタンプを知らない世代の方にもどこか懐かしく、タイムスリップした気分でスタンプラリーを楽しめるのではないでしょうか。まずは首都圏のJR東日本の主な駅で配布される専用の「パンフレット」を手に入れ、まずは10駅のスタンプを収集してみよう!
パンフレット
あの日を追いかけて「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」開催概要
◆開催期間
2022年2月1日(火)~3月6日(日)
※賞品引換は2022年3月7日(月)まで
◆スタンプ設置箇所
首都圏全50駅の改札外に設置
◆賞品
10駅賞
50駅踏破用スタンプ帳、復刻時刻表風オリジナルノート
50駅踏破賞
50駅踏破記念証
さらに、記念証に記載された専用応募サイトから応募すると、抽選で素敵な賞品が当たる(※抽選応募締切 2022年3月9日(水)23:59まで)
詳しくはあの日を追いかけて「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」公式WEBサイトでご確認ください。