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2024.12.23ジパング俱楽部リンゴ生産量日本一!津軽の城下町・弘前でリンゴをめぐる旅|モデルコース

青森県弘前(ひろさき)市

日本全国にはジャンルごとに数多くの“日本一”があります。ここではその日本一を満喫できるモデルコースを紹介します。

リンゴの生産量日本一である青森県。その主産地・津軽平野でもトップを誇る弘前市には、あちこちに名物のアップルパイを販売する店があります。また、弘前でしか食べられないリンゴを使ったフランス料理のフルコースも堪能。旅の仕上げにはお隣・平川市の温泉「りんご風呂」に浸(つ)かり、全身でリンゴを味わうコースです。


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リンゴ生産量日本一!青森


5月頃に開花を迎えるリンゴの花と岩木山 5月頃に開花を迎えるリンゴの花と岩木山

東北のなかでもひときわ冷涼な青森県はリンゴ栽培に適していて、昼夜の寒暖差が大きいことで甘みが凝縮された実となります。

また、津軽平野の土壌には岩木山の火山灰が含まれ、ミネラル豊富で高品質なリンゴが育ちます。

剪定(せんてい)や摘花(てきか)といった栽培技術や品種改良、保存方法の研究を長期にわたり粘り強く積み重ねてきたことも、生産量日本一の大きな要因です。

奥羽本線弘前駅からスタート!


旅の起点となる弘前駅中央口 旅の起点となる弘前駅中央口

弘前駅はリンゴ畑が広がる津軽平野の中心地・弘前市の玄関口。

津軽10万石の城下町の観光拠点として便利です。

東北新幹線の新青森駅から普通列車で約40~50分でアクセスでき、五能線や弘南鉄道への中継駅でもあります。


 

弘南バス土手町循環バス約17分の市役所前下車、徒歩約2分

 

大正浪漫(ろまん)喫茶室

庭園を望む洋館で優雅なティータイム


「アップルパイドリンクセット」990円。写真は「ないすらいふ」のパイ 「アップルパイドリンクセット」990円。写真は「ないすらいふ」のパイ

「藤田記念庭園」内にある1921(大正10)年に建てられた洋館の大広間とサンルームがカフェに。弘前市内にある6店舗のアップルパイを取り揃え、味の違いを楽しめます。

また、青森県西目屋(にしめや)村の白神産ソバ粉を使ったガレットにカラメリゼしたリンゴの輪切りとアイスをのせた「りんごとバニラアイスのガレット」990円(2月までの期間限定)、角切りリンゴが入った「弘前産のりんご入りビーフカレー」880円など、地元のリンゴを使ったメニューも人気です。


大正時代の面影を残す店内と美しい庭園 大正時代の面影を残す店内と美しい庭園

笑顔で説明をしてくれたスタッフの舘田(たてだ)さん 笑顔で説明をしてくれたスタッフの舘田(たてだ)さん


大正浪漫喫茶室

問い合わせ先 0172-37-5690
時間 9時30分~16時
定休日 なし
交通アクセス 奥羽本線弘前駅から弘南バス土手町循環バス約17分の市役所前下車、徒歩約2分
URL https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=taishoroman_cafe

 

徒歩約28分

 

グランメルシー

多彩な青森リンゴの菓子に目移り


旬でリンゴが変わる「アップルパイ」480円 旬でリンゴが変わる「アップルパイ」480円

スライスした生のリンゴを半玉のせて焼く独特な製法の「アップルパイ」は、パイ生地がサクッと香ばしくリンゴの香りもさわやかな好評の一品です。

また、カリカリのフロランタンの上に風味豊かなアーモンド生地と弘前産「紅玉」のシロップ漬をのせて焼いた「ヒロサキ・ポム」など、地元のリンゴをおいしく仕上げた洋菓子が充実しています。


オーナーパティシエの成田巧樹(こうき)さん オーナーパティシエの成田巧樹(こうき)さん

おみやげにもいい「ヒロサキ・ポム」370円 おみやげにもいい「ヒロサキ・ポム」370円


グランメルシー

問い合わせ先 0172-35-9894
時間 9時30分~18時
定休日 火曜(12月31日は営業)・第2・4水曜・1月1日
交通アクセス 弘前駅から徒歩約21分
URL https://grandmerci-hirosaki.com/

 

徒歩約19分

 

レストラン山崎

日本一のリンゴをフレンチに

2024年で創業30周年を迎えた、弘前を代表するフランス料理の名店。

青森県産の安全な食材にこだわり、素材そのもののおいしさを生かしたフレンチが評判です。


「奇跡のりんごと友情のりんごのフルコース」6820円 「奇跡のりんごと友情のりんごのフルコース」6820円


「奇跡のりんごと友情のりんごの冷製スープ」 「奇跡のりんごと友情のりんごの冷製スープ」

渡仏し修業を重ねたオーナーシェフの山﨑隆さん 渡仏し修業を重ねたオーナーシェフの山﨑隆さん

農薬未使用で知られる弘前のリンゴ農家・木村秋則さんの「奇跡のりんご」と低農薬栽培「友情のりんご」を使ったフルコースは絶品です。

「青森産のヒラメのバター焼き 米粉クリームと小さな野菜とりんご」などが提供され、とくに「奇跡のりんごと友情のりんごの冷製スープ」はリンゴの力強い香りと深い味わいに驚かされます。


レストラン山崎

問い合わせ先 0172-38-5515
時間 11時30分~14時・17時30分~20時30分
定休日 月曜(弘前さくらまつり期間除く)・12月29日(ランチのみ営業)~1月2日・8月13日
交通アクセス 弘前駅から枯木平行きほか弘南バス約10分の下土手町②下車、徒歩約2分
URL https://www.r-yamazaki.com/

 

弘前駅前行きほか弘南バス約10分の弘前駅前下車すぐ

 

弘前駅ゴール!


市内にあるリンゴがデザインされた石畳 市内にあるリンゴがデザインされた石畳

弘前公園の桜の見頃は例年4月下旬です 弘前公園の桜の見頃は例年4月下旬です

弘前ではアップルパイやフランス料理のほか、多種多様なリンゴの生果の販売やリンゴの酒・シードルが楽しめるバーなどもあり、町なかにはオブジェや石畳などにリンゴをモチーフにしたデザインが数多く見られます。

また、日本一美しいといわれる弘前公園の桜の管理には、リンゴの剪定技術が応用されています。のんびりと日本一のリンゴの町を探索してみてはいかがでしょう。

温泉に泊まるなら

南田温泉ホテルアップルランド

心も肌も癒やされる名物「りんご風呂」


「りんご風呂」のある「苹果(ひょうか)の湯」 「りんご風呂」のある「苹果(ひょうか)の湯」


宿泊者にラウンジでウェルカムドリンクを用意 宿泊者にラウンジでウェルカムドリンクを用意

広い敷地内には大事に育てられたリンゴ園も 広い敷地内には大事に育てられたリンゴ園も

リンゴが浮かぶ大浴場のほか、中浴場と貸し切り檜(ひのき)風呂があり、弱アルカリ性でやわらかい“美肌の湯”がやさしく体を包み込みます。「りんご風呂」には保湿や血行促進、肌に潤いを与える作用があるそうで、湯船にただよう甘い香りに心も安らぎます。

和の趣ある客室と、津軽の豊かな山海の幸でもてなす季節の郷土料理も自慢で、ウェルカムドリンクには「弘前 生シードル」や地元のリンゴを絞ったリンゴジュースなどが用意されています。


南田温泉ホテルアップルランド

問い合わせ先 0172-44-3711
交通アクセス 弘前駅から弘南鉄道弘南線約17分の平賀駅下車、徒歩約15分。宿泊者のみ弘前駅から送迎あり(要予約)
値段 1泊2食1万5950円~。日帰り入浴可(月曜休)
URL https://www.apple-land.co.jp/


紹介スポット一覧マップ

文/蛙子舎H 写真/坂井良隆、弘前観光コンベンション協会

  • 記事中の情報は2024年12月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。