2026.07.27ジパング俱楽部自然が織り成す天空の楽園、四国カルスト|ジパング会員が選んだ行ってみたい避暑地ランキング

高知県・愛媛県
夏でも快適に、まるで暮らすように滞在できる避暑地へ出かけてみませんか。
この記事では、会員誌2026年3-4月号で実施した「行ってみたい日本の『避暑地』はどこですか?」というアンケート結果をもとに、編集部おすすめの避暑地をピックアップして紹介します。また気象予報士・南利幸さんにジパング倶楽部会員様が選んだ避暑地・四国カルストについて、気候情報を交えながら解説してもらいます。
「日本のスイス」と呼ばれることもある四国カルスト。その異国情緒溢れ、圧倒的な大自然を体感できる景色は、訪れる人を魅了してやみません。とくに夏場は牧草の緑、昼の青空、夜の星空と1日を通して、非日常の体験ができる場所です。四国カルストは大きく5つのエリアに分かれますが、今回は高知県エリアの「天狗高原」と愛媛県エリアの「姫鶴平」を中心に紹介します。
コメントは気象予報士 南利幸さん
「ジパング倶楽部」会員募集中
圧倒的な自然美が体感できる 四国カルスト
視界を遮るものがない開放感
大草原に点在する白い石灰岩が羊の群れのようにも見える
高知県と愛媛県の県境に、東西約25キロにもわたって広がる四国カルストは、日本三大カルストのひとつに数えられる絶景スポット。
道中の、のどかに草を食(は)む放牧牛の姿も、この地ならではの魅力。360度の大パノラマや、青空へと続く「天空の道」と呼ばれる県道383号のドライブ・ツーリングは爽快感抜群。
さらに、雲海や満天の星など、時間帯ごとに異なる表情も楽しめます。日常を忘れ、大自然を五感で満喫できる四国有数の避暑地です。
南さんが解説!夏の四国カルストの気候
標高は1200メートル前後、愛媛県と高知県の県境付近に広がる高原です。学生時代に行ったことがありますが、木々がほとんどないため見晴らしがよく、一面青空が広がっていました。松山市街地とは10度以上気温が低く、風が強く吹くと寒く感じるぐらいです。カルストなので足元には白色の石灰岩が点在しており、紫外線の地面からの照り返しがあります。紫外線の対策はしっかりしたほうがよいでしょう。
天狗高原
東端に位置する四国カルスト
展望エリアの入口には大きな石碑
四国カルストの東端に位置する天狗高原は、高知県側からのアクセスがおすすめ。緑の草原と、あちらこちらから石灰岩が突出したカルスト特有の景色が見られます。
また、標高の高さと周囲の地形、昼夜の寒暖差などの条件から雲海が出現しやすく、条件が揃えば朝方には谷一面を雲が埋めつくし草原が雲海の上に浮かんでいるような幻想的な景色を楽しむことができます。
エリア内の「カルストテラス」の展望デッキからの景色を楽しんでひと息ついたり、さらに景色を楽しみたい人は天狗高原展望台まで足を延ばしたりするのもおすすめです。
天狗高原にある自然学習施設「カルストテラス」
自然と調和するように設計されている「カルストテラス」は、切妻三連屋根が特徴で、背景にそびえる四国連山の稜線と調和するようになっています。モダンでありながらも、木をふんだんに使用した温(ぬく)もりのある空間が特徴です。
施設内にはカルスト地形の成り立ちや周辺の貴重な植物について、立体的なジオラマやパネル、映像などを用いて知見を深めることができる自然学習・展示エリアや、カフェコーナーなどもありゆっくりと過ごせます。電動アシスト自転車のレンタサイクルもおすすめです。
雄大な景色を楽しめるテラス
整備された遊歩道の先に展望台。近場には見晴台も
カルストテラス
| 問い合わせ先 | 0889-62-3371 |
|---|---|
| 時間 | 9~17時 |
| 定休日 | 月曜(祝日の場合は翌日) |
| 交通アクセス | 土讃線須崎駅から車約1時間20分 |
| 値段 | 入館無料 |
| URL | https://karstterrace.com/index.html |
星ふるヴィレッジTENGU
客室から大自然をひとり占め
天狗高原に位置する「星ふるヴィレッジTENGU」
2021年に全面リニューアル。その名のとおり、客室や大浴場からは四国山地の雄大なパノラマや、晴れた日の夜には空から降ってくるような満天の星を一望できます。
宿泊者が利用できる展望デッキ
ここでしか見られない星空は、まるで異次元の絶景
また、館内には本格的なプラネタリウムも併設されているので、雨天でも美しい星空を堪能できます。高知県と愛媛県の県境に位置しているので、館内で2つの県を行き来することになるのも一興。宿泊者以外でも利用できるレストランでは高知の山海の幸を味わえるのが人気で、旅気分を一層高められます。
直径11.2メートルのドームに臨場感たっぷりの星空を投影するプラネタリウム
赤身がおいしい「土佐和牛ステーキ丼」1620円は看板のランチメニュー
星ふるヴィレッジTENGU
| 問い合わせ先 | 0889-62-3188 |
|---|---|
| 時間 | 11~14時(レストラン) |
| 定休日 | 火・水曜休 |
| 交通アクセス | 土讃線須崎駅から車約1時間20分 |
| URL | https://village-tengu.com/ |
姫鶴平
四国カルストの愛媛県側
放牧牛と夏の景色を彩るハンカイソウは四国カルストの名物風景
天狗高原の西側に位置し、四国カルストのちょうどおへそあたりに位置する愛媛県の景勝地が「姫鶴平(めづるだいら)」です。四季折々に咲く高原植物も人気で、中でも夏に咲く可憐な黄色い花・ハンカイソウは高原の景色を彩ります。近くには宿泊施設や売店、キャンプ場などがある「姫鶴荘」があります。
姫鶴平の宿泊施設「姫鶴荘」。バンガロータイプも
ランチ名物は「あまごフライ定食」1700円
姫鶴荘
| 問い合わせ先 | 0892-55-0057 |
|---|---|
| 時間 | 11時~14時30分(レストラン) |
| 定休日 | なし(冬季休業) |
| 交通アクセス | 予讃線松山駅から車約2時間30分 |
| URL | https://www.karst.co.jp/ |
雲の上のギャラリー
森に溶けこむ建築
隈研吾氏が設計した、自然と調和する建築
四国カルストからひと足延ばして、高知県梼原(ゆすはら)町にある「雲の上のギャラリー」もおすすめのスポットです。梼原町産の杉材をふんだんに使用し、「森に溶けこむ建築」をコンセプトに建築家・隈研吾氏が設計したものです。
最大の見どころは寺社建築の「斗栱(ときょう)」をモチーフに、刎木(はねぎ)を何本も重ね、桁を乗せる「やじろべえ型刎橋(はねばし)」。世界的にも希少なもので、日本はもとより世界各地から見学に来る人も多いそうです。森の中を散策しているような気持ちになれる木造回廊は開放感たっぷり。館内の展示と合わせて建物そのものをアート作品として堪能できる場所です。
重なる幾何学的な層が美しい「やじろべえ型刎橋」
回廊を歩けば、梼原の自然と調和するような気持ちに
雲の上のギャラリー
| 問い合わせ先 | 0889-65-1250 |
|---|---|
| 時間 | 9~17時 |
| 定休日 | なし |
| 交通アクセス | 土讃線須崎駅からゆすはら営業所行き高知高陵交通バス約1時間2分の太郎川公園前下車、徒歩約2分 |
| 値段 | 入館無料 |
| URL | https://yusuhara-kumonoue-kanko.jp/spot/kengokumamuseum/ |
四国で避暑ならここも候補に。
仁淀川流域
紹介スポット一覧マップ
文/渡邊麻子、南利幸(コメント) 写真/津野町、(一社)久万高原町観光協会、ゆすはら雲の上観光協会
- ※記事中の情報は2026年7月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間はホームページなどでお調べください。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。



