2023.05.23ジパング俱楽部讃岐の水がめで花と自然を満喫、「国営讃岐まんのう公園」【モデルコース】
山に登ったり、歩いて探し回らなくても気軽に自然の美しさを満喫できる「花のテーマパーク」を紹介します。
この記事では讃岐の水がめ・満濃池のほとりにある、香川県まんのう町の「国営讃岐まんのう公園」の楽しみ方をご案内します。
60代からのJR割引サービス「ジパング倶楽部」
「南風」イメージ
60代からのJR割引サービス「ジパング倶楽部」は、きっぷの割引、JRホテルグループのホテルを優待料金で利用できるなど、魅力的なサービスが満載です。
新大阪駅→岡山駅
=新幹線「ひかり」「さくら」で約48分
岡山駅→琴平駅=特急「南風」で約1時間5分
通常=9580円 3割引=6700円 2880円おトク!
- ※金額は一例です。前後の行程等により金額が異なる場合があります。
- ※通常期の普通車指定席利用の場合です。
- ※入会して最初のご利用から3回目までは運賃・料金は2割引、4回目からは3割引となります。
土讃線琴平駅からスタート!
↓ 琴平駅前から琴参バス美合線約16分のまんのう公園口下車、徒歩約30分
- ※琴平駅到着前にまんのう公園管理センター(0877-79-1700)に事前連絡すれば、まんのう公園口バス停から園内の案内所(竜頭の里エリア)の送迎を依頼可能
国営讃岐まんのう公園
広大な園内でまず行くべきは、竜頭の里エリア
アジサイは竜頭の里エリアの「飛竜池」周辺などで約40種2万本が咲きほこります
ヒマワリ畑は「青竜の谷」と「竹風庵」周辺の2カ所。合計約8500本が開花します
案内所から芝生広場に向かうと出迎えてくれる昇竜の滝。定時に放水されます
まずは案内所で公園地図と、花の情報を得ましょう
灌漑用ため池として日本最大規模の満濃池は、真言宗の開祖・弘法大師(空海)が工事を指揮したといわれています。
その北側にある丘陵地に里山の自然を生かして造営されたのが国営讃岐まんのう公園。
敷地は350ヘクタールと広大ですが、例年6月に見頃を迎える初夏のアジサイや、
7月中旬~下旬が見頃のヒマワリ畑は公園中央の竜頭の里エリアにあります。
まんのう公園には、竜頭の里エリア以外にも見どころ満載
竜頭の丘「花巡りの丘」のコキアは、緑葉は7月下旬~9月、紅葉は9月中旬~10月中旬が見頃
花めぐりのスポットとしては、竜頭の丘エリアも見逃せません。初夏には一面がコキアの丘に。秋には紅葉も見ものです。
自然生態園。散策路や茅葺きの休憩所があります
自然生態園には展示館も整備されており、四国の暮らしと自然の歴史が学べます
里山の癒やしを求めるなら自然生態園はのんびりと見られていいでしょう。
もともとあった棚田やため池などを活用したフィールドミュージアムで、自然とともに静かに時を過ごすのに最適です。
まんのう公園を楽しむためのコツ
園内のサイクリング道は多少起伏がありますが、3段変速付きのレンタサイクル(シティサイクル)なら比較的楽に走れます
車いすでも通行できる道は、国営讃岐まんのう公園ホームページの「ご利用案内」内の「バリアフリー」欄から確認できます
案内所で車いすやシルバーカーの無料貸し出しをしています(先着順)
まんのう町特産の「まんのうひまわりオイル」180ミリリットル2376円
花だけでなく、里山や湖畔の森、芝生の丘など、園内には見どころがたくさん。
効率よくめぐるならサイクリングセンターのレンタサイクル(2時間300円~)を利用しましょう。
また、園内の散策路はバリアフリー化が進んでいて車いすでも大自然を堪能できます。
おみやげは、町内のヒマワリの種から搾られる「まんのうひまわりオイル」が一押しです。
案内所横の売店で販売していて、料理に使いやすく、オレイン酸やビタミンEが豊富だそう。
国営讃岐まんのう公園
問い合わせ先 | 0877-79-1700(まんのう公園管理センター) |
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時間 | 9時30分~17時(7月20日~8月31日は~18時、11月1日~2月末日は~16時30分) |
定休日 | 火曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始 |
交通アクセス | 土讃線琴平駅から琴参バス美合線約16分のまんのう公園口下車、徒歩約30分。※琴平駅到着前にまんのう公園管理センター(0877-79-1700)に事前連絡すれば、まんのう公園口バス停から園内の案内所(竜頭の里エリア)の送迎を依頼可能。 |
値段 | 入園料450円(65歳以上210円) |
↓ 徒歩約40分
- ※園内にタクシーを呼ぶことも可能です。
かりん亭
ほかでは食べられない讃岐うどんの食感
「ヤーコンかけうどん」300円、おみやげになる生麺のヤーコンうどんは2人前入りで400円
かりん亭の庭からは、弘法大師が工事にかかわったとされる満濃池を一望
地域の女性たちがお店を切り盛りしています
満濃池の岸辺にあるかりん亭は、地域で栽培されてきたヤーコンを練り込んだ「ヤーコンうどん」で地元のうどん通に注目されています。
一般的な讃岐うどんに比べてもっちりとした食感はヤーコンうどんならでは。
ヤーコンを加えることで塩なしで麺を打つことができるため、塩分摂取が気になる人にもおすすめです。
かりん亭
問い合わせ先 | 0877-75-3335 |
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時間 | 11~14時 |
定休日 | 水曜・年末年始 |
交通アクセス | 土讃線琴平駅から車で約20分 |
↓ 徒歩約1分
かりん会館
「讃岐の水がめ」満濃池を学ぶ
かりん亭近くのかりん会館では満濃池の歴史や水利の仕組みを展示
かりん会館にある、1914(大正3)年まで使われていた満濃池の閘(ゆる、栓のこと)
かりん会館は地域の人たちの集会所でもありながら、その一角には満濃池についての展示がされています。満濃池は今から1200年以上前に弘法大師が発案した仕組みが使われている、世界かんがい施設遺産にもなっている人工のため池で、その美しい景観だけではなく地域の人々の暮らしを支えてきた存在なのです。
かりん会館
問い合わせ先 | 0877-75-0200 |
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時間 | 9~17時 |
定休日 | 水曜・年末年始 |
交通アクセス | 土讃線琴平駅から車で約20分 |
↓ 徒歩約30分
琴平駅ゴール!
ひと足延ばして 塩入駅周辺のヒマワリ畑へ
スケジュールの一例
- ※琴平駅までは、新大阪駅→岡山駅=新幹線「ひかり」で約48分、岡山駅→琴平駅=特急「南風」で約1時間5分
- 新大阪駅発
-
(7:35発)
新大阪駅
- 新幹線「ひかり」
-
(8:23着)
岡山駅
-
(8:52発)
岡山駅
- 特急「南風」
-
(9:54着)
琴平駅
-
10:00発
琴平駅
- 琴参バス美合線
-
10:16着
まんのう公園口バス停
- 送迎車で園内の案内所へ。※琴平駅到着前に国営讃岐まんのう公園管理センター(0877-79-1700)に要事前連絡。徒歩の場合、所要約30分
-
10:25着
「国営讃岐まんのう公園」
- 園内散策。西口料金所から徒歩約40分※園内にタクシーを呼ぶことも可能
-
13:00頃着
「かりん亭」「かりん会館」
- 徒歩約30分、※体力に余裕があればヒマワリ畑見学もできます
-
17:27発
塩入駅
- 土讃線
-
17:33着
琴平駅
-
(17:44発)
琴平駅
- 特急「南風」
-
(18:47着)
岡山駅
-
(19:14発)
岡山駅
- 新幹線「さくら」
-
(19:59着)
新大阪駅
紹介スポット一覧マップ
文・写真/大村嘉正
- ※記事中の情報は2023年5月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
- ※新型コロナウイルス感染症等の影響により、掲載している内容が変更となる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。