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2023.05.23ジパング俱楽部やさしい気持ちになれる“花のテーマパーク”|ジパング倶楽部旬のテーマ旅

陽気もよくなってきて、自然の中を旅するのにいい季節になってきました。きれいな花を見たいけれど、野山を歩き回るのはちょっと大変かな、とお思いの方におすすめしたいのが日本各地の“花のテーマパーク”です。

人の手が入ることで安定してお目当ての花を楽しむことができるうえ、園内の道や休憩施設も整備されているので、安心して周辺の観光も予定できます。さまざまな花が開花を迎える6~7月、季節の花々に囲まれる列車の旅を計画してみませんか。

  • 記載のデータは、2023年5月のものです。お出かけの際は、ホームページ等で最新の情報を必ずご確認ください。

絵葉書のような景色を走る!ノロッコ号で「ファーム富田」へ

【北海道中富良野町・富良野市】


夏の北海道の人気観光地のひとつにもなっている、富良野のラベンダー畑。「ファーム富田」は地域を代表する観光農園のひとつです。JR北海道ではちょうどラベンダーの花期にあたる6月から9月の特定日に、札幌駅~富良野駅を直通で結ぶ特急「フラノラベンダーエクスプレス」と、富良野線を走るトロッコ列車「富良野・美瑛ノロッコ号」を運転予定。列車に乗って快適に、さわやかな富良野の自然を満喫できるモデルコースを紹介します。

【富良野への交通アクセス目安】札幌駅から特急「フラノラベンダーエクスプレス」で約2時間4分の富良野駅下車

  • 特急「フラノラベンダーエクスプレス」は6~9月の特定日の運転です

「ファーム富田」へのモデルコースを見る

千葉・佐倉の城下町と新名所「佐倉ラベンダーランド」をめぐる

【千葉県佐倉市】


ラベンダーが咲くのは北海道だけではありません。千葉県の佐倉は江戸時代に江戸の東側の要所として栄えた城下町。佐倉市の市長も務めた地元出身の企業家の蕨(わらび)和雄さんが「地元を花いっぱいにしたい」と、市の郊外にラベンダー園「佐倉ラベンダーランド」を作り上げました。歴史ある佐倉の町の観光とともに新しくできた花名所を愛(め)でる、モデルコースを紹介します。

【佐倉への交通アクセス目安】東京駅から総武線快速で約59分の佐倉駅下車


「佐倉ラベンダーランド」へのモデルコースを見る



家康ゆかりの名刹に隣接するユリの花園、「可睡ゆりの園」

【静岡県袋井市】


大河ドラマ『どうする家康』で注目を集めている徳川家康。遠州袋井の名刹・可睡斎(かすいさい)も、家康ゆかりの逸話を伝える寺院です。火伏せの御利益で知られる秋葉総本殿や、水洗トイレが珍しかった時代に多くの人が見に訪れた「日本一の大東司(だいとうす)」など見どころも豊富。隣接しているユリ園「可睡ゆりの園」のみごとな花々と一緒にめぐるモデルコースです。

【袋井への交通アクセス目安】東京駅から東海道新幹線「ひかり」で約59分の静岡駅で乗り換え、東海道本線約52分の袋井駅下車


「可睡ゆりの園」へのモデルコースを見る



西日本最大の広さを誇るフラワーパーク「とっとり花回廊」と米子の町へ

【鳥取県南部町・米子市】


米子駅から無料のシャトルバスが出ており、JRの特急を使ってアクセスしやすい「とっとり花回廊」は、敷地の広さが約50万平方メートルという、西日本最大のフラワーパーク。多種の花が見られますが、6月はとくにユリが見頃を迎える時期です。モデルコースでは、広い園内とともに、シャトルバスが発着する米子の町の観光も紹介しています。

【米子への交通アクセス目安】新大阪駅から山陽新幹線「ひかり」で約55分の岡山駅で乗り換え、特急「やくも」で約2時間11分の米子駅下車


「とっとり花回廊」へのモデルコースを見る



讃岐の水がめで花と自然を満喫、「国営讃岐まんのう公園」

【香川県まんのう町】


四国は本州に比べて急峻な地形のため雨水が海に流れ出るのが早いといわれます。そのため水不足が起こりやすく、香川県には今から1300年以上も前にため池「満濃池」が造られました。四国出身の弘法大師が改築したと伝わる、日本一の農業用ため池です。そのほとりにあるのが「国営讃岐まんのう公園」です。6月のアジサイ、7月のヒマワリを見る、モデルコースを紹介します。

【まんのう町への交通アクセス目安】新大阪駅から山陽新幹線「ひかり」で約48分の岡山駅で乗り換え、特急「南風」で約1時間2分の琴平駅下車、車やバスでまんのう町へ


「国営讃岐まんのう公園」へのモデルコースを見る



九州北部の海を眺める花名所、「国営海の中道海浜公園」

【福岡県福岡市】


博多は言わずと知れた九州一の大都市ですが、少し移動すれば豊かな自然が広がっています。「国営海の中道海浜公園」は香椎(かしい)から、金印が発見されたことで知られる志賀島を結ぶ砂州(さす)の上にある広大な公園です。香椎線を走るJR九州の蓄電池列車「DENCHA(デンチャ)」に乗って、海に面した花の公園を行くモデルコースを紹介しています。

【海の中道への交通アクセス目安】博多駅から鹿児島本線約12分の香椎駅で乗り換え、香椎線約16分の海ノ中道駅下車


「国営海の中道海浜公園」へのモデルコースを見る



編集部からのひとこと

ジパング倶楽部WEBでは、毎月編集部が選んだ旬のスポットをモデルコースにして紹介しています。次の旅の計画の参考に、お役立てください。

初夏から夏にかけては各所でさまざまな花が楽しめる季節。“花のテーマパーク”では開花状況を公開しているところが多いので、ホームページなどをお出かけ前にチェックするのがおすすめです。