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2024.09.27鉄道JR九州 西九州新幹線開業2周年記念イベント 「赤T」着て乗り放題 など【今週の交通新聞より】

2024年9月24日~9月27日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東海・JR西日本・JR九州 EX予約「CO2排出ゼロ」サービス 九州新幹線エリアに延伸
・JR九州 西九州新幹線開業2周年記念イベント 「赤T」着て乗り放題
・JR四国 「松山新駅舎開業記念入場券」を発売
・JR西日本など 「森の芸術祭」開催記念グッズ発売

9月24日 火曜日

JR東海・JR西日本・JR九州 EX予約「CO2排出ゼロ」サービス 九州新幹線エリアに延伸


交通新聞

名称は「GreenEX」に

JR東海とJR西日本、JR九州の3社は19日、東海道・山陽・九州新幹線の会員制ネット予約サービス「エクスプレス(EX)予約」の法人会員を対象に提供している「二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロ化サービス」について、10月から導入企業を拡大するとともに、九州新幹線エリアへ延伸すると発表した。併せて、同サービスの名称を「GreenEX(グリーンイーエックス)」に決定。サービスの展開で、地球環境保全に関心のある利用者に、CO2排出量を気にせず安心して3新幹線を利用できる環境を整備していく。

同サービスは今年4月から、EX予約の法人会員約3万5000社に向けて東海道・山陽新幹線で開始。開始時にはバイオ・医薬品のグローバル企業「アストラゼネカ」(大阪市)が導入した。

スキームでは、太陽光発電などの発電時に、CO2を排出しない再生可能エネルギー電源由来の非化石証書を付与した電気「CO2フリー電気」を活用。JR3社が電力会社などからCO2フリー電気を調達し、EX予約法人会員の出張利用分に充当する形で、CO2排出量実質ゼロの新幹線移動サービスを提供する。

同会員はCO2フリー電気購入分の追加料金を支払う。片道1人当たりの追加料金は、東京―新大阪間で数十円、同―鹿児島中央間で百数十円程度。会員には、仮に同サービスを活用せずに移動した場合のCO2排出量を「CO2削減効果」として記載した証書を発行する。

10月から新たに同サービスを導入する企業は、アスカ、オリックス、RYODEN、共同印刷、第一三共、三菱倉庫、ヴェルサムマテリアルズ・ジャパン、シグマアルドリッチジャパン、メルクエレクトロニクス、メルク、メルクバイオファーマなど12社。アストラゼネカを含む導入13社のCO2排出量削減効果としては、直近1年間と同程度のEX予約利用状況から推計した場合、約660㌧を見込む。

サービス対象エリアが延伸される九州新幹線は、博多―鹿児島中央間の全線。これにより、東京から鹿児島中央までの区間で、新幹線移動に伴うCO2排出量を実質ゼロにすることができる。

サービス名称の「GreenEX」は、地球環境にやさしいイメージの「Green」に、EX予約の「EX」を組み合わせた。EX予約を利用することで、移動時も地球環境にやさしい選択をしてほしいとの思いを込めている。

JR東海の丹羽俊介社長は同日の定例会見(東京)で「サービスの導入企業が増えたことは大きな反響があったと捉えている。引き続き10社ほどの企業と導入に向けた調整を進めている。新幹線は省エネルギー化を追求するなど環境優位性の高い高速輸送機関であり、移動には新幹線を選んでいただけるように、これからも優れたサービスを提供していきたい」と述べた。


9月25日 水曜日

JR九州 西九州新幹線開業2周年記念イベント 「赤T」着て乗り放題


交通新聞

JR九州は21日、西九州新幹線武雄温泉―長崎間の開業2周年記念イベント「GO WEST 2」を各駅などで開催した。昨年の1周年に続き、同区間乗り放題の真っ赤なTシャツきっぷを着た利用者らで、沿線各地は終日にぎわいを見せた。

同新幹線は2022年9月23日に開業。N700S「かもめ」(6両編成)が運行し、武雄温泉駅で在来線特急「リレーかもめ」を乗り継ぎ、博多―長崎間を最速1時間20分で結ぶ。

この日は、同区間の各駅で音楽イベント「GO LIVE」が開かれ、公募した約20組のアーティストが演奏を披露。当日限定の乗り放題Tシャツきっぷ「GO NORI―HODAI」を着用した大勢の人々が、新幹線で各駅を巡ってイベントを楽しんだ。

長崎県大村市の大村車両基地では、一般公開イベント「新幹線フェスタ」を開催。昨年好評だった「かもめ」車両のお掃除イベント「GO MARU―ARAI」も行われ、事前公募した約180人がブラシなどを使って1年分の汚れを洗い流した。

長崎駅13番線ホームでは、古宮洋二社長、宮城竜也駅長、一日駅長を務めた長崎出身で漫画「弱虫ペダル」作者の渡辺航さんが出席して、車体洗浄された特別列車の出発式が開催された。

古宮社長は「2年間で約500万人という多くの皆さまに利用していただき、沿線の方々も含めて感謝申し上げる。長崎の街が大きく変貌しつつある中、西九州新幹線の役割は高まっている。今後とも地元の発展に貢献していきたい」とあいさつ。

続いて、宮城駅長と渡辺一日駅長の出発合図で、特別列車「GO WEST 2」号と命名された「かもめ34号」が13時45分、武雄温泉に向けて発車した。


9月26日 木曜日

JR四国 「松山新駅舎開業記念入場券」を発売


交通新聞

JR四国は29日7時から、予讃線松山駅で「松山新駅舎開業記念入場券」(950円)を発売する。同日発売分のみ、商品タイトル部分に金色の特別加工を施した「開業日限定版」も用意する。

松山駅は同日の同駅付近高架化に伴い新駅舎が開業する。記念入場券は、駅西口の外観と同駅オリジナルの黒地に白文字の駅名標をあしらった図柄部分と、同線三津浜、松山、市坪、北伊予、南伊予の5駅の入場券を一体的にデザインした。

図柄上部の商品タイトルの色は、通常版は白、開業日限定版は金色とした。開業日限定版、通常版各1000セット。開業日限定版の一部(券番0001から25枚程度)は自治体などに進呈。通常版は30日以降に発売する。いずれも売り切れ次第終了、購入は1人5セットまで。券番号の指定は不可。

発売箇所は、29日は同駅西口のJR四国ツアー松山支店内の特設スペース。30日7時~8時30分は同駅コンコース特設スペース。それ以降はみどりの窓口。発売時間は7時~19時40分。


9月27日 金曜日

JR西日本など 「森の芸術祭」開催記念グッズ発売


交通新聞

JR西日本とジェイアール西日本商事、ジェイアールサービスネット岡山はあす28日から、岡山県北部エリアで同日に開幕する「森の芸術祭 晴れの国・岡山」記念グッズを発売する。

11月24日までの会期中に運行する観光列車関連や、ICOCAのキャラクター「カモノハシのイコちゃん」とJR岡山支社の公式キャラクター「くまなく・たびにゃん」の初コラボレーション商品などを用意した。

商品は「クリアファイル」(2種、各385円)、「キーホルダー」(3種、各770円)、「ジャガードミニタオル」(660円)など。10月25日からは「イコちゃん&くまなく・たびにゃん」A4クリアファイル(440円)、同ICカードパスケース(935円)も追加する。

JR西日本の駅ナカ店、JR西日本公式産直オンラインショップ「DISCOVER WEST mall」、ジェイアール西日本商事の通販ウェブサイト「トレインボックス」などで取り扱う。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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