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2025.12.26鉄道JR首都圏本部 「JR東日本 レジェンドトレインスタンプラリー ―記憶に残る〝名車〟たち―」を開催 【今週の交通新聞】

2025年12月22日~12月26日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東日本 呪術廻戦タイアップ 仙台駅でフォトセッション
・JR八王子支社 武蔵野線を舞台 短編映画をホリプロと共同制作
・JR西日本 和倉温泉駅開業100周年で記念式典
・JR東海 特急「しなの」385系量産先行車 デザインなど決定
・JR首都圏本部 「JR東日本 レジェンドトレインスタンプラリー ―記憶に残る〝名車〟たち―」を開催

12月22日 月曜日

JR東日本 呪術廻戦タイアップ 仙台駅でフォトセッション


交通新聞

JR東日本は17日、人気テレビアニメ「呪術廻戦」とのタイアップキャンペーン「呪術廻戦×JR東日本―東日本回游―」の開始に当たり、仙台駅新幹線ホームで同アニメのキャラクターを招いた報道関係者向けフォトセッションを開いた。

キャンペーンでは、首都圏から東北エリアにかけての周遊を促すため、アニメのキャラクターをあしらったラッピング新幹線を運転するほか、東北新幹線車内などで聞けるキャラのオリジナルボイス、エキタグスタンプラリーなどの特別企画を展開する。

この日、ホームに登場したのは悠仁くん(虎杖悠仁)と憂太くん(乙骨憂太)。ラッピング新幹線の横でポーズを決め、キャンペーンをPRした。担当の千葉健太同社東北本部マーケティング部東北営業ユニット社員は「多彩な企画を用意しているので、この機会にぜひ東北新幹線を利用していただき、キャラクターと一緒に旅行を楽しんでもらいたい」と話していた。

  • Ⓒ芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

12月23日 火曜日

JR八王子支社 武蔵野線を舞台 短編映画をホリプロと共同制作


交通新聞

沿線に新たな流動創出 ロケ地誘客/SNS連動企画

雪がちらつくホーム、電光掲示板に映る〝まっすぐな想い〟――。JR東日本八王子支社は、武蔵野線を舞台にした短編映画「雪の音(ね) ―雪の魔法よ、溶けないで。―」をホリプロデジタルエンターテインメント(東京都目黒区)と共同制作した。同線の駅や列車を〝物語の舞台〟として共感を呼び起こす青春ラブストーリーで、20日からユーチューブの恋愛短編映画チャンネル「好き、それだけ。」で配信している。

両社は、ホリプロデジタルが得意とする映像制作やSNS発信と、JR東日本が持つリアルな接点(駅・列車)を掛け合わせ、共創型のプロモーションを展開。鉄道の新たな魅力の発信や、ロケ地訪問による新たな流動創出と同線沿線の価値向上を目指す。

約20分の実写映画で、同線沿線や府中本町駅が主な舞台。高校生の淡い恋と、大人の揺れる関係が交差し、音楽と手紙が紡ぐ静かで切ないラブストーリーとなっている。

水瀬紗彩耶さんが主演を務め、黒木聖那さんら若手俳優が出演。主題歌は13年前にJR東日本「JR SKISKI」キャンペーンのCMソングとして使用されたGReeeeN(現GRe4N BOYZ)の「雪の音」で、この曲に新たな解釈を吹き込む作品となっている。

連動企画として、「#届けて武蔵野線」のハッシュタグをつけてX(旧ツイッター)に投稿されたメッセージを、府中本町駅の電光掲示板(LED発車標)で発信。募集は来年1月25日まで、実施期間は1月15日から2月4日まで。きょう23日からは同駅コンコースにフォトスポットが登場する(2月4日まで)。


12月24日 水曜日

JR西日本 和倉温泉駅開業100周年で記念式典


交通新聞

JR西日本は20日、七尾線和倉温泉駅で同駅開業100周年の記念式典を開催した。同駅は、1925年(大正14年)12月15日に開業。のと鉄道との共同使用駅で、能登地方を代表する温泉地「和倉温泉」の玄関口として親しまれている。

式典には、JR西日本の石原利信執行役員・金沢支社長、徳田博石川県副知事、茶谷義隆石川県七尾市長、地元観光協会、旅館組合、商工会議所、和倉温泉女将(おかみ)の会の関係者らが出席。

石原支社長は「和倉駅として開業し、1980年に和倉温泉駅への改称を経て、これまで多くのお客さまに利用していただき感謝申し上げる。次の100年に向け、和倉温泉の玄関口として、さらには能登へいざなうスタート地として、地域とともに発展していきたい」とあいさつした。

この日は、12時31分に同駅に到着した臨時の特急「花嫁のれん」を女将の会メンバーが和倉温泉いで湯太鼓の演奏とともに温かく出迎えた。会場には和倉温泉ご当地キャラクター「わくたまくん」や七尾市マスコット「とうはくん」も登場して盛り上げた。

また、同駅構内と待合室には、地元小学生による和倉温泉駅へのメッセージの展示や記念フォトスポット、スタンプが来年3月ごろまで設けられている。


12月25日 木曜日

JR東海 特急「しなの」385系量産先行車 デザインなど決定


交通新聞

豊かな自然と文化の調和

JR東海の丹羽俊介社長は23日の定例会見(名古屋)で、名古屋―長野間を走る特急「しなの」で使用する383系振り子式車両の取り換えを見据えて製作中の新型特急車両「385系」量産先行車について、車両デザインとシンボルマークを決定したと発表した。同車両は来年春ごろに完成して走行試験を開始し、次世代振り子制御技術などの確認を行う。量産車は2029年度ごろの営業開始を目指す。

385系は、急曲線が連続する中央線に合わせて「制御付き自然振り子式」を採用した383系が誇る国内最速のカーブ通過性能を受け継ぎつつ、次世代の振り子制御技術によって乗り心地と安全性をさらに高める。量産先行車は8両固定編成で、1~6号車を日本車輌製造、7・8号車を川崎車両が製造する。

デザインコンセプトは、「しなの」沿線に広がる信濃・木曽・美濃の「豊かな自然と文化の調和」。エクステリアは「アルプスを翔(か)ける爽風(そうふう)」をテーマに、山並みを颯爽(さっそう)と駆け抜ける風の軽やかさを感じさせるデザインとした。

先頭から側面へと続く滑らかな造形に、白を基調にコーポレートカラーのオレンジの帯を側面上部と窓下にあしらい、シンプルで明快なイメージを表現。前面展望を備えた両先頭車が、四季を彩る自然豊かな中央線の旅を引き立てる。


交通新聞

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側面のシンボルマークは、3地区の森林を緑のグラデーション、大きなカーブと3本のラインで沿線の針葉樹を表現。さらにオレンジのカーブが、国内最速の曲線走行性能を示すスピード感を添える。1編成につき計8カ所に配置される。

インテリアは、縦ラインや木目調を多用し、木曽ゆかりの「木曽五木(ごぼく)」を想起させる落ち着いた空間に。全席にコンセントを備え、東海道新幹線の再生アルミを用いた荷棚は収納力を拡大した。

グリーン車は「優雅なプライベート感」をテーマに、重厚な色調で統一。壁面には岐阜県の伝統工芸「美濃焼」の装飾をあしらう。座席は同社在来線で初となるバックシェル式3列シートを採用。電動レッグレストや読書灯を備え、シート生地は北アルプスの朝焼けのオレンジから、長野県花・リンドウの紫へと移ろうグラデーションで彩る。

普通車は「自然の心地よさ」を軸に、明るく爽やかな色彩を採用。2列+2列の座席は、木曽の森林を思わせる緑色でまとめられている。

丹羽社長は「特急『しなの』の沿線地域との親和性を強く意識し、風景と調和が取れていると感じる。先頭車は前方が開けたような見通しの良さで、未来に向けて期待が持てるデザインだ。景観を楽しみながら、プライベート、ビジネス共に多くのお客さまに利用していただきたい」と述べた。


12月26日 金曜日

JR首都圏本部 「JR東日本 レジェンドトレインスタンプラリー ―記憶に残る〝名車〟たち―」を開催


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26年1月9日スタート まずは10駅達成めざそう

JR東日本首都圏本部は来年1月9日から、「JR東日本 レジェンドトレインスタンプラリー ―記憶に残る〝名車〟たち―」を開催する。時代を切り開く画期的な車両や高速化を目指した車両など、昭和、平成、令和の各世代で人々の記憶に残る「レジェンドトレイン」をデザインしたスタンプを、首都圏を中心とした全46駅に設置し、鉄道旅を楽しんでもらう。同社グループ各社とJR貨物などの協力、ジェイアール東日本企画(jeki)の企画・編集、交通新聞社の制作・監修。3月8日まで。

首都圏のスタンプ設置駅は、東京、上野、品川、大崎、恵比寿、新橋、田町、新宿、四ツ谷、高円寺、池袋、巣鴨、大井町、横浜、大船、国府津、八王子、拝島、東所沢、赤羽、浦和、大宮、熊谷、小山、津田沼、蘇我、馬橋、土浦、成田、東京モノレール天空橋の30駅。設置場所は改札外(天空橋を除く)、設置時間は始発―終電(一部を除く)。


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首都圏主要駅で配布するパンフレットに10駅分を押印し、対象ゴール店舗のニューデイズで1会計700円以上購入すると、583系「はくつる」などをデザインした「レジェンドトレインアクリルスタンド」(全3種類のうち1種類)と、コンプリートスタンプ帳がもらえる。数量限定。

さらに、30駅分を集めてゴール店舗に持参すると、〝常備券〟風デザインの「30駅コンプリート証」を進呈。同封の抽選賞品応募用シリアルナンバーカードで専用ウェブサイトから応募すると、抽選で合計600人に583系レプリカミニヘッドマークやホテル宿泊券など豪華賞品が当たる。

また、10駅達成後に、日帰りで楽しめる「ミニ周遊コース」と新幹線駅を訪れる「ワイドコース」を設定。ミニ周遊コースでは、「熱海・伊東」「甲府・韮崎」「宇都宮・宝積寺」「高崎・横川」「勝田・日立」の5ゾーンのうち、1ゾーン2駅のスタンプを集め、指定のニューデイズで1会計700円以上買い物をした人に、「復刻時刻表風オリジナルノート」(全5種類のうち1種類)を進呈する。

ワイドコースは、青森、仙台、秋田、山形、新潟、長野のいずれか1駅でスタンプを押し、押印駅の対象ニューデイズで1会計700円以上購入すると、バーニア600氏が描き下ろした「鉄道風景イラストプレート」(全6種類のうち1種類)が贈られる。いずれも数量限定。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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