鉄道ホビートレインは、宇和島駅〜窪川駅を結ぶ1両編成のディーゼル列車です。初代新幹線0系をイメージした車体や歴代車両のプラレール展示、四万十川の景観が魅力です。
そんな四国・四万十ならではの絶景を車窓から眺めながら、列車旅を満喫したいと考える方は多いでしょう。
鉄道ホビートレインは、全席自由席なので予約なしで乗車できます。車両内は実際の新幹線0系のシート4席とロングシートという配席になっています。
鉄道ホビートレインの列車旅を計画する前に、まずは鉄道ホビートレインの車内の特徴や運転ルート、運転日・時刻表、乗車料金、乗車方法、もっと楽しむポイントについてくわしく知っておきたいですよね。
この記事を読めば、鉄道ホビートレインの乗り方や楽しみ方を理解したうえで乗車することができます。鉄道ホビートレインの乗り方・楽しみ方をリサーチしていて利用を検討している方は必見です。
1.見た目は初代新幹線⁉ 鉄道ホビートレインの特徴
鉄道ホビートレインは、愛媛県の宇和島駅と高知県の窪川駅を結ぶ1両編成の列車です。キハ32形気動車を改造し、初代新幹線0系をイメージした団子鼻の先頭部分とスカートなどが取り付けられています。
また、四万十川を望む四季折々の四国の絶景を車窓からまったり楽しめますよ。
ここでは、車両の特徴や楽しみ方についてチェックしましょう。
1-1.新幹線を模した1両編成のディーゼルカー
鉄道ホビートレインは、随所に初代新幹線0系をイメージした工夫が盛りだくさんです。
ここでは、鉄道ホビートレインの外装・内装の特徴、特徴的な展示についてご紹介します。
1-1-1.外装・内装の特徴
鉄道ホビートレインの外装は先頭部分が初代新幹線0系をイメージした団子鼻で、青と白のシンプルな色合いが特徴です。
車内には実際に0系に使用されていたシートが4席設置されており、写真撮影にぴったりな乗車記念プレートやシンボルマークが車両上部に配置されています。
また、車両の床には讃岐鉄道A1形タンク機関車の形式図が青と白で描かれていますよ。
車内には合計で8か所の鉄道模型の展示ケースもあります。
ショーケースの種類を大きく分けると以下の3つです。
- 半円筒状のケース…歴代の新幹線の先頭車両・ホビートレインの模型を展示
- 大型のショーケース…企画展示でテーマに沿った列車の模型を展示
- 窓間のショーケース…四国にちなんだ車両の模型を展示
乗車中に気になる列車の模型と説明をじっくりと読んでみてはいかがでしょうか?
2.鉄道ホビートレインの乗車に必要な4つの基本情報
鉄道ホビートレインの予約に必要な情報には、以下の4つが挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
2-1.主な運転区間
鉄道ホビートレインは、予土線の宇和島駅〜窪川駅間を運行します。途中の江川崎駅〜土佐大正駅間では、四季折々の表情を見せる四国で最長の川・四万十川沿いを走るのが特徴です。
2-2.時刻表・運転日
鉄道ホビートレインは毎日運行しているため、いつでも安心して乗車できます。
上り列車 | 4810D | 4822D | 4826D |
---|---|---|---|
宇和島駅 | 6:00発 | 16:40発 | 18:35発 |
近永駅 | 6:35発 | 17:20着 | 19:11発 |
江川崎駅 | 7:10発 | - | 19:42着 |
窪川駅 | 8:09着 | - | - |
下り列車 | 4817D | 4823D | 4829D |
---|---|---|---|
窪川駅 | 10:43発 | - | - |
江川崎駅 | 12:11発 | - | 20:28発 |
近永駅 | 12:52発 | 17:28発 | 20:59発 |
宇和島駅 | 13:29着 | 18:06着 | 21:36着 |
なお一般車両で運転する場合もあります。予めご了承ください。
2-3.料金体系
鉄道ホビートレインは、宇和島駅〜窪川駅間の乗車で大人2,040円・子ども1,020円、宇和島駅〜江川崎駅間の乗車で大人850円・子ども420円という料金設定です。
2-4.乗車方法
鉄道ホビートレインは、全席自由席です。指定席の予約は必要ありません。そのため、お目当てのシートに座れるかどうかは運次第となっています。
3.鉄道ホビートレインを楽しむ3つのポイント
鉄道ホビートレインを楽しむためのポイントは以下の3点です。
ここでは、列車旅をもっと楽しむためのポイントをチェックしましょう。
3-1.4席分だけ新幹線の座席がある
鉄道ホビートレインの車両内には、初代新幹線0系で実際に使用されていたテーブル付きのシートが4席配置されています。青と白を基調としたスタイリッシュなシートです。転換シートになっているため、シート同士を向かい合わせて4人席としても楽しめます。
限定シートに座ってみたい方は、場所を事前にチェックしておくのがおすすめです。
3-2.四万十川が展望できる
鉄道ホビートレインの魅力は、各駅停車のゆったり運転で四国最大の一級河川・四万十川の風光明媚な展望を満喫できる点です。日本三大清流のひとつと呼ばれる四万十川は名水百選・日本の秘境100選にも選出されており、大自然のエネルギーを全身で感じられます。
乗車中は江川崎駅〜土佐大正駅間で四万十川の絶景を思う存分に楽しめるでしょう。
3-3.宇和島駅にプラレールの展示がある
宇和島駅のコンコースにはプラレールのジオラマ展示があります。
時間帯限定でプラレールが走っているため、乗車まで時間があるなら一度立ち寄ってみては?
4.まとめ
この記事では、宇和島駅〜窪川駅間を運行する1両編成の列車「鉄道ホビートレイン」の車内外の特徴や乗車するにあたって知っておきたい4つの情報、鉄道ホビートレインをもっと楽しむための3つのポイントについてご紹介しました。
鉄道ホビートレインは、初代新幹線0系をイメージした先頭部分や0系から譲り受けたシート、プラレールの展示、四万十川の展望など、見どころが盛りだくさんです。
全席自由席なので、予約なしで乗車券のみで乗車できるのが特徴です。車内販売はないので、事前に駅弁や飲み物などを購入して持ち込んで飲食するようにしましょう。
鉄道ホビートレインの特徴や魅力、楽しみ方をおさえて列車旅を満喫してみては?
そのほかの列車の予約方法などはこちらをチェック!
- ※写真:交通新聞クリエイト、高知県観光コンベンション協会
- ※掲載されているデータは2025年2月1日現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。