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2022.07.15鉄道富良野・美瑛ノロッコ号のベストな予約法はえきねっと! 料金や時刻表を紹介

北海道の観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」の予約方法や料金体系、時刻表について知りたいですよね。

富良野・美瑛ノロッコ号には、指定席・自由席があります。指定席の予約は「えきねっと」が便利です。Web上でいつでもどこでも予約ができ、指定席券の発券や受け取りが不要なので、窓口に立ち寄ることなく、そのまま列車に乗車できます。

また、富良野・美瑛ノロッコ号は、6月から8月に期間限定で運行する人気の観光列車なので予約が難しいといわれています。確実に座ってゆったりと景色を楽しみたいなら、指定席券が発売開始になる、乗車1カ月前の午前10時に忘れずに予約しましょう。

この記事を読むことで、希望の列車をスムーズに予約することができ、富良野・美瑛ノロッコ号を最大限に楽しむことができますよ。

富良野・美瑛ノロッコ号の指定席は「えきねっと」での予約がおすすめ

富良野・美瑛ノロッコ号には指定席・自由席があり、指定席を予約する場合は、 JRのWeb予約システム「えきねっと」がおすすめです。指定席の予約方法は、以下の3つです。

それでは、それぞれの予約方法について詳しくみていきましょう。

えきねっと

JRのWeb予約システムである「えきねっと」を利用すれば、富良野・美瑛ノロッコ号の指定席をWeb上でいつでもどこでも予約できます。

また、チケットレス座席指定券を利用できるので、指定席券を受け取るために、わざわざみどりの窓口に出向く必要がありません。

ただ、えきねっとで乗車券を購入すると、みどりの窓口や指定席券売機での発券が必要になってしまいます。えきねっとでは「乗車券を申し込まない」を選択しましょう。

乗車券は、Kitaca・SuicaなどのICカードを利用すれば、完全チケットレスで富良野・美瑛ノロッコ号に乗車できますよ。

利便性の高い予約方法なので、「えきねっと」の利用がおすすめです。

みどりの窓口

JRの駅にあるみどりの窓口でも、指定席を予約できます。みどりの窓口で富良野・美瑛ノロッコ号の指定席券を購入したい旨と利用する区間を窓口の職員に伝えて、料金を支払うと、指定席券がその場で発券されるという流れです。

ただし、混雑している場合は、長時間列に並んで指定席を予約しなければならないケースもあります。また、みどりの窓口の営業時間外には、指定席券を予約できない点にも注意です。

指定席券売機

富良野・美瑛ノロッコ号の指定席は、JRの駅に設置されている指定席券売機でも予約できます。

みどりの窓口が混雑している場合は、指定席券売機を利用して富良野・美瑛ノロッコ号の指定席を予約する選択肢もあることを覚えておきましょう。

どの方法で予約する場合も、事前に知っておきたい情報があるため、次の章で紹介します。

富良野・美瑛ノロッコ号を予約する前に知っておきたい予備知識

富良野・美瑛ノロッコ号を予約する前に、以下の4つの情報を確認しておきましょう。

運転区間や運転日・タイムスケジュール、料金体系、座席の種類を順番に詳しく紹介していきます。

運転区間

富良野・美瑛ノロッコ号には旭川駅と富良野駅を結ぶ列車と、美瑛駅と富良野駅を結ぶ列車があります。始発駅が異なるだけで、どちらの区間を利用しても停車駅は同じです。

1号(下り) 旭川駅→美瑛駅→美馬牛駅→上富良野駅→ラベンダー畑駅→中富良野駅→富良野駅
3号・5号(下り) 美瑛駅→美馬牛駅→上富良野駅→ラベンダー畑駅→中富良野駅→富良野駅
2号・4号(上り) 富良野駅→中富良野駅→ラベンダー畑駅→上富良野駅→美馬牛駅→美瑛駅
6号(上り) 富良野駅→中富良野駅→ラベンダー畑→上富良野駅→美馬牛→美瑛駅→旭川駅

2022年の運転日と時刻表

富良野・美瑛ノロッコ号は、6月〜8月の期間限定で運行される観光列車です。運行日には上り列車・下り列車が3本ずつ運行されます。2022年の運行日は以下の通りです。

・6月11日、12日
・6月18日〜8月14日まで毎日
・8月20日〜8月28日までの土日

富良野・美瑛ノロッコ号の主要駅の時刻表は以下の通りです。

【下り列車時刻表】

主要停車駅 1号 3号 5号
旭川駅 10:00発 - -
美瑛駅 10:30着
10:38発
13:08発 15:10発
上富良野駅 11:02着
11:02発
13:32着
13:36発
15:33着
15:34発
ラベンダー畑駅 11:10着
11:12発
13:43着
13:45発
15:41着
15:43発
富良野駅 11:36着 13:59着 16:01着

【上り列車時刻表】

主要停車駅 2号 4号 6号
富良野駅 11:53発 14:07発 16:11発
ラベンダー畑駅 12:16着
12:17発
14:29着
14:31発
16:39着
16:41発
上富良野駅 12:24着
12:27発
14:38着
14:39発
16:49着
16:49発
美瑛駅 12:51着
(終着駅)
15:02着
(終着駅)
17:19着
17:20発
旭川駅 - - 17:45着

希望の列車を確実に予約できるように、上記の運転日と時刻表を確認しておきましょう。

料金体系

富良野・美瑛ノロッコの指定席を利用する場合は、乗車券+指定席券の購入が必要です。自由席を利用する方は乗車券のみで乗車できます。

乗車券と指定席券の料金は以下の通りです。

【乗車券】(片道)
・富良野駅〜ラベンダー畑駅間:大人300円、小児150円
・富良野駅〜美瑛駅間:大人750円、小児370円
・富良野駅〜旭川駅間:大人1,290円、小児640円

【指定席券】(片道)
全区間共通:大人840円、小児420円

自由席であれば乗車券のみで乗車できますが、富良野・美瑛ノロッコ号は人気観光列車なので、事前に予約ができる指定席がおすすめです。

座席の種類

富良野・美瑛ノロッコ号の座席には、6人掛けのボックス席と2人掛けの窓のほうを向いたベンチ席の2種類があります。

1人や2人といった少人数で列車旅を満喫したい方は、景色を楽しめる窓向きの席の利用がおすすめです。その一方で、家族旅行や団体旅行で列車旅をしたい方は、ボックス席を利用しましょう。

富良野・美瑛ノロッコ号の特徴と見どころ

富良野・美瑛ノロッコ号は、他の列車にはない特徴や見どころが多い観光列車です。

それでは、富良野・美瑛ノロッコ号の特徴と見どころについてみていきましょう。

車両の特徴

富良野・美瑛ノロッコ号は、ライトグリーンを基調としたカラフルな機関車が、3両編成の茶色のトロッコ車両を引っ張っています。


内装はレトロな雰囲気で、座席は木製です。また、トロッコ車両は窓ガラスのない大きな窓が特徴。屋外の新鮮な空気と富良野の雄大な自然を満喫できます。


ちなみに、運転席からの眺めをみたい方は、自由席なので早い者勝ちですが、1号車前方の座席を狙ってみるのもおすすめですよ。

列車の見どころスポット

富良野・美瑛ノロッコ号の見どころは、富良野の美しい自然の風景や観光名所を列車の車窓から楽しめる点です。見どころとなる観光名所では、列車が減速して、風景をよりいっそう楽しめるような工夫がこらされています。

・美瑛駅〜美馬牛駅(赤い屋根の家)
・美馬牛駅〜上富良野駅(「富良野平原開拓発祥之地」の碑)
・ラベンダー畑駅〜中富良野駅(北星山ラベンダー園付近)
・中富良野駅〜富良野駅(富良野車窓)


北星山ラベンダー園山頂

とくに北星山ラベンダー園は、街のシンボルとされる4種のラベンダーに加え、ひまわりやマリーゴールドなどが咲き誇る、地元有数のフォトジェニックスポットです。

ちなみに、北星山ラベンダー園の最寄駅である「ラベンダー畑駅」は富良野・美瑛ノロッコ号のみが停車する、期間限定の駅です。

富良野・美瑛ノロッコ号に乗車し、列車旅と季節限定の美しい景色を楽しんでください。

まとめ

本記事では、富良野・美瑛ノロッコ号のおすすめの予約方法、予約する前に知っておきたい基本的な情報について紹介しました。

予約方法は「えきねっと」がおすすめです。Web上でいつでもどこでも予約でき、チケットレス座席指定券を利用すれば、窓口に出向く必要もありません。発売開始は乗車日の1カ月前の午前10時からなので、忘れずに予約しましょう。

富良野・美瑛ノロッコ号は、6月から8月までの期間限定の運行で、旭川駅と富良野駅を結ぶ列車と美瑛駅と富良野駅を結ぶ列車があります。事前に運転日や停車駅、時刻表をしっかりと確認しておきましょう。

富良野・美瑛ノロッコ号の運行日やタイムスケジュール、予約方法をしっかりと確認して、間違いなく乗車できるように準備しましょう!


「富良野・美瑛ノロッコ号」についてもっとくわしく

富良野・美瑛ノロッコ号―窓ガラスのない、解放された車窓から富良野を望もう! ゆっくり走るトロッコ車両のヒミツ(THE列車)

  • 写真/交通新聞クリエイト、なかふらの観光協会
  • 掲載されているデータは2022年7月現在のものです。運転日・運転区間等は変更となる場合があります。
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