トレたび JRグループ協力

2020.03.12鉄道THE列車 サンライズ出雲・瀬戸

A寝台&B寝台個室を備えた寝台特急列車

寝台特急「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」は、東京駅~岡山駅間を併結運転し、岡山駅からはそれぞれ山陰本線出雲市駅と予讃線高松駅まで運行する列車です。使用される285系車両は、寝台は全て個室になっているのが特徴で、内装は住宅メーカーと共同で設計、木の温もりを生かしたインテリアに統一されています。また、従来の寝台特急列車は夜をイメージしたブルートレインでしたが、「さわやかな朝、新しい一日のはじまり」という朝をイメージした「サンライズエクスプレス」の愛称が付けられました。車体塗装には「朝焼けの高貴な赤色」「朝もやの印象のベージュ色」「日の出の地平線をイメージした金色」がデザインされ、明るい雰囲気が特徴となっています。
なお、列車は3号車に「ソロ・ラウンジ・シャワールーム」、4号車に「シングルデラックス・サンライズツイン」、5号車に「ノビノビ座席」、1・2・6・7号車に「シングル・シングルツイン」を配置した7両編成ですが、東京駅~岡山駅間は2本の列車を連結した14両編成で運転されています。

鉄道コンシェルジュ ミスターKのとっておき情報

広い空間が魅力のA寝台1人用個室


14両編成の列車の4・11号車の2階部分に各6室設置されているのが、個室内に洗面台や机、椅子が設置されているA寝台1人用個室「シングルデラックス」です。下り列車の進行方向左側に曲面ガラスを使用した大きな窓とベッドがあり、都会のネオンや星空を車窓に休むことができます。なお、4・11号車にはA寝台利用者専用のシャワールーム(無料)があります。

ツインベッドを配置したB寝台2人用個室


サンライズツイン

4・11号車の1階部分に4室設置されているのが、シングルベッドが2つ並ぶB寝台2人用個室「サンライズツイン」です。おしゃべりをしながら列車旅を楽しみたいというカップルや女性2人旅に人気の個室で、1人用個室「シングル」の2人分の料金で利用できるのが魅力です。なお、「シングルツイン」も2人で利用できますが、個室内に上段・下段のベッドがあるタイプとなります。

3タイプがあるB寝台1人用個室


シングルツイン

B寝台1人用個室は、部屋の広さに応じて「ソロ」「シングル」「シングルツイン」の3タイプがあります。3・10号車の中央通路を挟んで上下に計20室が配置される「ソロ」、そして「ソロ」よりも部屋が広くてゆったりとした「シングル」、さらに個室内に補助ベッド(追加料金が必要)が設置され、2人での利用が可能な「シングルツイン」で、いずれも個室ならではの快適性があります

横になって休める普通車指定席


7両編成の列車のうち6両は個室寝台ですが、5・12号車は横になって休める普通車指定席「ノビノビ座席」です。船の桟敷席と同様のカーペット敷きの空間で、上下二段構造になっています。隣席との間に間仕切りの壁が付いていますので、横になって休む時も安心です。なお、3・10号車にはフリースペースのラウンジやシャワールーム(有料・車内の券売機でシャワーカードを購入)が設置されています。

夜明けの瀬戸内海を車窓に高松駅へ


瀬戸大橋

岡山駅を発車した「サンライズ瀬戸」は、途中の茶屋町駅まで宇野線を走行します。本四備讃線(通称:瀬戸大橋線)の児島駅に停車すると、列車は瀬戸大橋を渡ります。トンネルを抜けると朝焼けの瀬戸内海の美しい風景が目の前に広がり、しばし車窓に目が釘付けとなります。宇多津駅から予讃線に入ると、讃岐平野の丸い形をした山が車窓を飾り、列車は間もなく終着の高松駅に到着します。※画像はイメージです

伯耆富士や宍道湖を車窓に出雲市駅へ


大山

岡山駅を発車した「サンライズ出雲」は、次の停車駅の倉敷駅から伯備線に入ります。中国山地を越える列車の車窓には、山深い風景が続きます。姫新線や芸備線の列車が接続する新見駅を過ぎると、やがて伯耆富士と呼ばれる大山の雄姿が現れます。山陰本線に入った列車が島根県の県都・松江を過ぎ、右手車窓に宍道湖が映し出されると、間もなく終着の出雲市駅に到着します。※画像はイメージです


列車情報

運転日 毎日運転
運転区間 東海道本線・山陽本線・伯備線・山陰本線 東京駅~出雲市駅間/東海道本線・山陽本線・宇野線・本四備讃線・予讃線 東京駅~高松駅間
運転時刻 【下り】1~7号車(サンライズ瀬戸):東京駅22:00発→高松駅7:27着
    8~14号車(サンライズ出雲):東京駅22:00発→出雲市駅9:58着
【上り】1~7号車(サンライズ出雲):出雲市駅18:51発→東京駅7:08着
    8~14号車(サンライズ瀬戸):高松駅21:26発→東京駅7:08着

詳細はこちら


著者紹介

ミスターK(結解喜幸)

1953年、東京都出身。出版社勤務を経て旅行写真作家に。鉄道や時刻表のたのしさを知り尽くした鉄道の達人。現在は地酒とつまみを追い求める「飲み鉄」にはまっている。

  • 写真/交通新聞クリエイト
  • 掲載されているデータは2020年3月現在のものです。
  • 運転日・運転区間等は変更となる場合があります。
トレたび公式SNS
  • twiiter
  • Fasebook