2022.04.28鉄道【鉄道川柳】大賞作品は、新生活への期待に心も列車も……♪ 3月のテーマ「鉄道と出会い・別れ」結果発表
新生活に期待と不安が膨らむ3月テーマでした
毎月実施中の「トレたび鉄道川柳」、3月のテーマ「鉄道と出会い・別れ」の応募総数は620句。
今月もたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました！
「出会い・別れ」は誰もが経験するものですよね。
でも、新しい街に出会う時・大切な人が遠い街に旅立つ時、いつも列車が私たちを見守ってくれているのかも…？ 皆さまの作品で、そんな風に感じることができました。
今回は「別れ」に関してのエピソードが多く、大切な人との別れ、長年活躍した列車との別れを惜しむ作品が印象的でした。やはり「別れ」は、心の中にいつまでも色濃く残るようです。
一方「出会い」では、入学・入社に関するフレッシュな作品や、偶然同じ列車に乗っていた人との一期一会を楽しむ作品などがあり、ソワソワとした新鮮な気持ちになりました！
「トレたび鉄道川柳」も、この結果発表でいったんお別れです。
鉄道川柳とのお別れを詠ってくださった方もありがとうございました！
「トレたび」は今後も、皆さまにお楽しみいただける情報を発信し続けますので、引き続きよろしくお願いいたします。
編集部の厳正なる審査により入賞作品を決定いたしましたので発表します。大賞作品はこちら！
大賞
『深呼吸 ゆれる電車に おどる胸』（群馬県・旅立ちのガタンゴトン さま）
新しい学校・会社へ向かう道中は不安と期待が渦巻き、ドキドキ＆ソワソワしっぱなし！
“深呼吸”に緊張を感じる一方で、軽やかに跳ねるような期待感も伝わってきました。
感情に呼応するように動く列車が、新しい環境に飛び込む自分に寄り添い、応援してくれているようにも感じます！
優秀賞
『遠くなる 見慣れた街を 目で追って』(東京都・竹井 龍 さま）
慣れ親しんだ街を見つめ続ける自分と、そんなことはお構いなしにスピードを上げ、どんどん進んでいく列車。
大賞作品とは対象的に、列車の無機質さが別れの寂しさを引き立てています。
故郷にお別れをした時の不安と決心、車窓を流れる風景、列車に乗りながら聴いた曲……ずっと忘れられないですよね。
『離れても 線路が繋ぐ 君と僕』（埼玉県・ペンネーム無し さま）
寂しくも温かい気持ちになれる素敵な一句……！
線路が繋がってさえいれば、遠くても列車に乗って会いにいけるのです。
遠くにいる大切な人を想う時、この句を思い出せば、寂しさもまぎれるかもしれません！
大賞・優秀賞に選ばれた3名の方には、
オリジナルQUOカード（1000円相当）をお送りいたします。
おめでとうございます！
オリジナルQUOカード（1000円相当）
佳作
「また来よう」 誓って次の 旅に出る（神奈川県・オカユカリ さま）
発車ベル 見送った空 澄んだ蒼（三重県・ペンネーム無し さま）
定期切れ 切符で向かう 卒業式（徳島県・ネコハル さま）
ポイントを 切り替え進む 別の道（宮崎県・アカエタカ さま）
勇姿撮る 丘に春風 ラストラン（福島県・たな さま）
赤ちゃんと 駅に着くまで あっぷっぷ（神奈川県・ペンネーム無し さま）
「好きでした」 BGMは 発車ベル （栃木県・山宗雲水 さま）
- ※佳作作品には賞品はありません。
惜しくも入選を逃してしまった皆さまも、ご応募ありがとうございました！
なお、受賞作はTwitter（@toretabi_news）でも紹介しておりますので、ぜひフォローをお願いいたします！
- トレたび公式SNS