トレたび JRグループ協力

2021.12.01鉄道【鉄道川柳】大賞作品、ある意味「車窓」風景そのものでした。 10月のテーマ「車窓」結果発表

車窓の色々な楽しみ方を再認識できた10月テーマでした

毎月実施中の「トレたび鉄道川柳」、10月のテーマ「車窓」の応募総数は983句。
なんと先月の倍近くのご応募がありました。ありがとうございました!

今回は「車窓」がテーマでしたが、トンネルの中や夜間の乗車など、車外が暗いときの車窓についてのエピソードが多かったように感じます。
車外が暗いとき、車窓は鏡のように車内を映してくれるものですが、その結果「好きな人を見つめていたらトンネルに入ってしまい、目が合ってしまった…!」という胸キュンエピソードから、「突然至近距離で映った自分の顔にびっくり!」というちょっと笑える一句など、たくさんの作品が生まれました。
他にも、「車窓を開けて駅弁を購入する」といった昔なつかしい思い出や、窓越しのコミュニケーションなど、車窓にまつわる様々な思い出が寄せられた10月テーマでした。

編集部の厳正なる審査により入賞作品を決定いたしましたので発表します。大賞作品はこちら!

大賞


『山山山 川川田田田 海海海!』(東京都・ほろろ さま)

『山山山 川川田田田 海海海!』(東京都・ほろろ さま)
これは「してやられた」感いっぱいの一句です。
乗っているのはやはり新幹線でしょうか。眼前をものすごいスピードで流れていく風景が目に浮かびます。
最後に付けられた「!」も、乗車中の車両の疾走感や、次々移り変わる景色の目まぐるしさを表しているようです。
思わず声に出して読みたくなってしまう、勢いのある作品でした。

優秀賞


『2階から眺めた景色忘れない』(神奈川県・オカユカリ さま)
こちらはもう、10月に引退となってしまったE4系MAX編成でしょう。
1階席のスリル感もイイですが、2階席の階段を上って乗り込む瞬間や、乗っている時間など、その高さが生み出す乗車体験は何もかもが唯一のものでした。
ラストランからまもなく2か月。
あの姿、そして思い出を、ずっと忘れないようにしたい、としみじみ思わせてくれる一句です。

『ねえあそこ どこよどこよと ふれる肩』(大阪府・みっく さま)
旅の途中、いつもと違う路線に乗ると、色々なものが新鮮に見えてつい誰かに話したくなってしまうものです。
窓際に座る人が「ねえあそこ」と言い、通路側の人が「どこよ」と身を乗り出す。
この二人がどんな関係なのかというのも気になるところです。恋人になりたて、もしくは恋人になりそうな二人が、車窓をきっかけに距離を縮めているのかも…?
誰かと行く旅行のときにしか味わえない、電車旅ならではの醍醐味を、臨場感たっぷりにまとめた作品でした。

大賞・優秀賞に選ばれた3名の方には、
オリジナルQUOカード(1000円相当)をお送りいたします。
おめでとうございます!


オリジナルQUOカード(1000円相当)

佳作

トンネルで 鏡になって 目が合って(広島県・ピコタン さま)
3歳児 どれも新鮮 あれなあに(青森県・きり さま)
車窓から いつもの看板 なく寂しい(愛知県・ペンネームなし さま)
ケンカした 車窓にゆがむ ネオン街(神奈川県・中年やまめ さま)
母の背を 追い越したよと 告げる窓(大阪府・ちゅんすけ さま)
車窓より 隣の社長に 恐縮し(大阪府・豆助 さま)
車窓から 十九の春が よみがえる(熊本県・ひろぴー さま)

  • 佳作作品には賞品はありません。

惜しくも入選を逃してしまった皆さまも、ぜひ次回の入選を目指してご応募ください!
なお、受賞作はTwitter(@toretabi_news)でも紹介しておりますので、ぜひフォローをお願いいたします!

  • 「鉄道川柳」(10月のテーマ:"車窓")の応募要項等は募集ページをご確認ください(募集締め切り済み)。
  • お問い合わせは、お問い合わせフォームよりお願いいたします。お電話でのお問合せ、受付はいたしかねますのでご了承ください。なお、審査選考に関するお問合せやご要望には応じかねます。

次回もご応募お待ちしております!

毎月実施中の「トレたび鉄道川柳」、次回のテーマは「きっぷ」。
入賞の方には松江エクセルホテル東急のホテルペア宿泊券が!​
みなさんのおすすめきっぷやおトクきっぷの旅行エピソードなど、「きっぷ」にまつわる様々な思い出を、五・七・五に表現してご応募ください。


応募はこちら

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