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2023.12.19鉄道JR東日本 スーパートレインスタンプラリー ~平成を駆け抜けたすごいヤツ~ってなんだ!?

開催まで待ち遠しい! 「JR東日本 スーパートレインスタンプラリー ~平成を駆け抜けたすごいヤツ~」

JR東日本は2024年1月12日から、ちょっと“鉄分濃いめ”なスタンプラリーを実施します。テーマは「平成を駆け抜けたすごいヤツ」。

ラリーの参加方法は? そもそも平成の名列車ってどんな列車? などなど、皆さんの疑問を解決すべく、平成生まれの鉄道ライター・佐藤正晃さんが詳しく解説します。


  • 提供:東日本旅客鉄道株式会社

スーパートレインスタンプラリーとは?

“平成を駆け抜けたすごいヤツ”が勢ぞろい

「タキシードボディのすごいヤツ」というフレーズに聞き覚えはあるでしょうか。JR東日本初の新形式交直流特急用電車として1989(平成元)年3月に登場した651系に与えられていたキャッチコピーです。

昭和から平成に時代が変わって間もない当時、主力だった特急車両はいわゆる“国鉄型”。多くはクリーム色基調の塗装に丸目の前照灯という、画一的なイメージの車両たちでした。

そんななか、タキシードを思わせるアイボリーとグレーのスタイリッシュなビジュアルで鮮烈なデビューを飾ったのが651系です。当初は常磐線特急〔スーパーひたち〕として、そして晩年は高崎線や伊豆方面に活躍の場を移して30年以上にわたって走り続け、2023年3月に惜しまれつつ引退しました。


常磐線を走る651系〔スーパーひたち〕 ※藤代駅~取手駅間で2012年に撮影

そんな651系に代表される、平成の名列車たちの記憶を辿るスタンプラリーが登場! 「JR東日本 スーパートレインスタンプラリー 〜平成を駆け抜けたすごいヤツ〜」と題して、2024年1月12日から3月4日まで開催されます。

今回は「平成を駆け抜けたすごいヤツ」をスーパートレインと定義し、特急に限らず、新幹線やジョイフルトレイン、通勤型車両、元は国鉄型でもJR東日本になってからリニューアルされた車両まで幅広くカバー。1都5県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木)の50駅に加え、盛岡駅、山形駅、秋田駅、新潟駅、長野駅や「ウォーターズ竹芝」にもスタンプが設置されます。

各駅に“スーパートレイン”スタンプが登場!

一覧表を見ると、たとえば品川駅には〔スーパービュー踊り子〕、尾久駅にはEF81形〔北斗星〕などと、その駅にゆかりのある列車たちが選ばれています。

筆者は平成初期生まれの“ザ・スーパートレイン世代”。家族と一緒に品川駅から〔スーパービュー踊り子〕に乗って伊豆旅行に行ったり、寝台列車を見るため車両基地へ行ったりした幼少期を思い出します。


品川駅に設置されるスタンプは、今なおファンの多い251系〔スーパービュー踊り子〕

一方で、中央・総武線E231系といった現役車両もラインナップされていますが、絵柄をよく見てみると懐かしの「6DOORS」ステッカーが。6ドア車といえば、まさに平成の象徴でしたね。

「おっ」と声が出てしまったのは、平成の時代には存在しなかった高輪ゲートウェイ駅。スタンプは167系の通称“田町アコモ車”です。この車両が所属していた旧田町電車区の跡地が、現在の高輪ゲートウェイ駅になっています。

このように、スタンプを集めながら駅の歴史を辿ることができるのも今回のスタンプラリーのみどころ。さらには新習志野駅のE331系や龍ケ崎市駅のクハ415-1901など、鉄道ファンなら思わず二度見してしまうような車両も。注目ポイントを挙げるとキリがないので、気になる方はぜひチェックを……。


旧田町電車区に所属していた167系、通称“田町アコモ車”

まずは10駅達成にチャレンジ!

どうやって参加するの?

さて、それではスタンプラリーのルール紹介です。

まずは首都圏の主な駅でパンフレットを入手したら、10駅分のスタンプを集めましょう。そして、10駅分のスタンプを押したパンフレットを持って対象のゴール店舗NewDaysに行き、税込600円以上の買い物をすると、今度は50駅達成用のスタンプ帳などがもらえるという流れです。あとは50駅コンプリートや新幹線でGO!コースを目指して駆け巡るのみ!


左から50駅達成用スタンプ帳、パンフレット、新幹線でGO!スタンプ帳

ちなみにNewDaysでは、スタンプラリーにあわせて、スーパートレインを題材にしたシール入りウエハースやアクリルキーホルダーなどの商品が登場するので、こちらも要チェックです。


鉄シール(シール入りウエハース)216円(税込)

スタンプラリー参加に便利なきっぷ

山手線内だけでも14駅にスタンプが設置されているので、最初の10駅は普段の通学・通勤や休日のおでかけで気軽に集められそうです。とにかく早く10駅達成したいという人は、「都区内パス」などのフリーきっぷを使うのがおすすめ。コンプリートを目指すときは、対象50駅をすべてカバーしている「休日おでかけパス」がよいでしょう。そのほか、「モノレール&都区内パス」や「のんびりホリデーSuicaパス」なども便利です。


達成賞品も魅力的!

もちろん賞品もあります。最初の10駅達成では「スーパートレインアクリルスタンド」をプレゼント(※)。200系〔やまびこ〕、651系〔スーパーひたち〕、209系 京浜東北線の3種類からランダムで1つもらえます。どれも思い入れがあるので3つ並べて飾りたい……!


スーパートレインアクリルスタンドは何が当たるかお楽しみに ※画像は651系〔スーパーひたち〕

そして、全50駅達成の賞品は「50駅コンプリート証」。懐かしの“あの”カード風になっていて、記念台紙も付いています(※)。


50駅コンプリート証(記念台紙付き)

首都圏エリアで10駅達成した後、新幹線で旅をしながらスタンプを集めたいという方のために、新幹線でGO!コースも用意されています。首都圏の50駅とは別に、盛岡駅、山形駅、秋田駅、新潟駅、長野駅の5駅にもスタンプを設置。400系〔つばさ〕やE751系〔スーパーはつかり〕など、やはり各地にゆかりのあるスーパートレインたちが描かれています。

こちらは1駅達成ごとに「鉄道風景イラストプレート」がもらえます(※)。秋田駅の賞品になっているE3系〔こまち〕はプロトタイプのS8編成と、これまたマニアック!


バーニア600氏描き下ろし! 鉄道風景イラストプレート(全5種) ※画像は秋田駅

  • 賞品はいずれも数量限定です。また新幹線でGO!コース達成賞品のデザインは各駅で異なります。バーニア600氏が描いたイラストは表面のみです。

抽選賞品も盛りだくさん!

さらに、首都圏エリア全50駅を達成すると、合計“651”名に豪華賞品が当たる抽選にも参加可能! 賞品は「ホテルメトロポリタン 川崎 スイートルーム ペア宿泊ご招待券(朝食付き)」や「鉄道博物館ナイトミュージアムペアご招待券」をはじめ、東京総合車両センター謹製という「レプリカミニヘッドマーク(全5種)」や「209系ステンレス製ディスプレイプレート」など、収集鉄にもうれしいラインナップです。

東京総合車両センター謹製! 超リアル!
レプリカミニヘッドマーク(全5種)※画像は〔あさま〕
※写真はイメージです。

東京総合車両センター謹製! JR東日本新系列電車の礎!
209系ステンレス製ディスプレイプレート
※写真はイメージです。

そのほか関連イベントも見どころいっぱい

さらに、浜松町駅北口から徒歩6分の複合施設「ウォーターズ竹芝」には、特別スタンプが設置されています。スタンプのデザインはなんと「E991系 TRY-Z」!

スタンプラリー期間中、同施設では「平成を駆け抜けた試験車両たち」をテーマにした企画展を開催。施設内の「アトレ竹芝」にあるカフェ「珈琲館」では、トラディショナル・ホットケーキを注文するとTRY-Zの限定コースター(数量限定)がもらえる特典もあるので、スタンプラリーの休憩がてら訪れてみてはいかがでしょうか。

このほか大宮駅では2月10日・11日の2日間、スタンプラリーと連動したイベントが開催されます。平成初期に活躍した車両のヘッドマークを展示するほか、鉄道グッズや駅弁販売も行われます。詳細はスタンプラリーの公式WEBサイト公式Xアカウントでチェックしてください。

スタンプラリーがより楽しくなるコラムも順次公開予定

『鉄道ダイヤ情報(交通新聞社・刊)』に連載中の「助川康史の遖! はらから鉄道塾」とのコラボ記事も1月下旬より順次公開を予定しています。こちらも乞うご期待!


「JR東日本 スーパートレインスタンプラリー ~平成を駆け抜けたすごいヤツ~」開催概要

◆開催期間
2024年1月12日(金)~3月4日(月)
※賞品の引き換えは3月5日(火)まで

◆スタンプ設置箇所
首都圏全50駅の改札外(一部の駅を除く)とウォーターズ竹芝、盛岡駅・山形駅・秋田駅・新潟駅・長野駅の新幹線改札内に設置

◆賞品
10駅達成のすごいヤツ賞
スーパートレインアクリルスタンド(全3種)※、50駅達成用スタンプ帳、新幹線でGO! スタンプ帳、JRE MALLクーポン(2000円〔税込〕以上のお買い物で500円割引)
※お渡しはいずれか一つ。種類は選べません

50駅コンプリートのすごいヤツ賞
50駅コンプリート証(記念台紙付き)
さらに、専用応募サイトから応募すると抽選で、豪華賞品が合計651名さまに当たる

新幹線でGO!コースの各駅達成賞
バーニア600氏描き下ろし! 鉄道風景イラストプレート




著者紹介

佐藤正晃

1991(平成3)年、スーパートレイン全盛期生まれの旅行・交通ライター。青森県青森市出身。

撮影旅・乗車旅が好き。最近は吞み鉄にもハマっている。

親の転勤が多く、幼少期は盛岡市や東京都で過ごしたため、東日本エリアの鉄道には並々ならぬ思いがある。大学卒業後、旅行関連業界を経て、現在は取材のため各地を飛び回る日々を送る。


「JR東日本 スーパートレインスタンプラリー」コラムまとめはこちら

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