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2021.01.26旅行おうちで旅気分!【知床・青森・白川郷・鳥取・愛媛・黒川温泉】雪景色・流氷や冬ならではのライトアップなどの美景をオンラインでぬくぬくと満喫

寒さを忘れさせるほどの冬の絶景を暖かいおうちで楽しもう!

しんしんと雪が降ると、街の雑多な色を覆い隠し、あたり一面を白銀の世界に変えてしまう。純白の雪景色は心まで真っさらにしてくれるようであり、葉の落ちた木々や影によりグレーの陰影の加わった光景は水墨画のようでもある。樹木に雪や氷がついてモコモコと大きくなった樹氷や、周囲の山肌が凍り付いて氷の彫刻が出来上がったかのような滝の景色もいいし、北海道に流れ着く流氷の景観も圧巻だ。それらの冬景観の実物は寒さを忘れさせるほどの美しさではあるが、今冬は実際に訪れるのは難しい局面にある。今年はオンラインで冬の絶景を温かい部屋でぬくぬくと鑑賞し、来年の冬旅の予習をしてはいかがだろうか?

<北海道・知床>極寒吹き飛ぶ、貴重で楽しい体験を伝える斜里町ウトロの「流氷体験ツアー」


日本で一番ダイナミックな冬景色を見せるのは、やはり北海道だろう。なかでも北海道でしか見ることのできない冬景色が、オホーツク海にやってくる流氷だ。いったいどんなふうに流れてくるのか、その一端を垣間見たいと思ったら、知床斜里町観光協会の動画「流氷体験ツアー」を見てみるといい。

流氷という言葉からは薄い氷が海に浮かんで流れてくるようにも思うが、実際は広い雪原が海に浮かんでいるような状態の場合もある。動画はまさにそんな雪原に巨岩のような大きな雪の塊が点在するさまを映し出す。そして、「ギューギュー」では少し違うだろうか、擬音語で書き表すのは難しい「流氷鳴き」が響き渡る。

そして、流氷の上で羽を休める絶滅危惧種にも分類されているオオワシ・オジロワシの姿が映し出されたあと、いよいよ流氷体験ツアーの映像。知床斜里では2月初旬から3月下旬まで開催されており、専用スーツを着用して、海面に浮かぶ流氷の上を散策できる。広い雪原のような氷の上を進んだり、浮かんでいる氷を飛び石のように渡り歩いたり、ときには氷の浮かぶ海にぷかぷかと浮かんでみたり。極寒も吹き飛ぶ貴重で楽しい体験で、映像からも楽しさが余すことなく伝わってくる。

知床斜里町観光協会のYouTubeチャンネルでは、「知床五湖」や「知床の観光船」といった美しい自然を紹介する動画も多数公開。「オホーツクサーモンを狙うヒグマ」も興味深いし、湯の滝を登って温泉に浸かりに行く「カムイワッカ湯の滝」の映像も楽しい。流氷のダイナミックさとグリーンシーズンの知床の豊かな自然をさまざまな映像で満喫したい。


<東日本・青森県青森市>八甲田の雪景色やアクティビティ、温泉、味覚など冬の魅力満載の「青森市冬季観光PR動画」


映画『八甲田山』などで雪山の猛威が描かれた八甲田山は、青森市の南側にそびえる火山群の総称。それぞれの山は円錐状か台形状の美しい山容を見せ、極寒の厳しさを秘める一方で極上の雪景色を見せる。「青森市冬季観光PR動画」(3分編)はその八甲田山と周囲一帯の冬景色からスタート。その後、八甲田ロープウェーで山頂へと向かう近景となり、青い空を背景に、モコモコと大きな樹氷が林立する真っ白い山が息をのむ美しさを見せる。山頂駅に着くと山並みや樹氷がより迫力をもって迫る。スキーやスノーボード、そり遊びなどの映像も気持ちよさそうなこと、この上ない。

そして、映像はまたまた気持ちよさそうな冬の温泉へと移る。八甲田山西麓の一軒宿「ホテル城ヶ倉」は露天風呂からはもちろん、一面ガラス窓になっている大浴場からも雪景色が望める。酸ヶ湯温泉の名物「ヒバ千人風呂」の映像も味わい深い。

温泉のあとは、青森港にある「ねぶたの家ワ・ラッセ西の広場」で開催される「あおもり雪灯りまつり」。冬の夜を彩るイルミネーションはとかく美しいが、このイベントは雪がさらに彩りを添える。スノーキャンドルが無数にともり、周囲の雪がイルミネーションやキャンドルでほんのり照らされ、よりいっそう華やかな光景を見せる。

乗馬やスノーモービルなど雪景色のなかのアクティビティの映像が続き、冬の楽しい体験へと誘う。海の幸やどんがら汁(タラの鍋物)、ラーメンなど冬の美味しいものの映像のあと、再び八甲田山の遠景で幕を閉じる。

この動画のロングバージョン「青森市冬季観光PR動画」(10分編)では、よりじっくりと冬景色を味わえる。また、両動画を配信している青森市役所サイト内「あおもり動画」ページには「青森市通年観光PR動画」(3分編)(10分編)もあり、夏のねぶたや紅葉の八甲田など、やはり魅力的な映像が満載だ。


<東海・岐阜県白川村>雪景色の合掌集落の美しさと結の文化を伝える「白川郷 公式動画/冬バージョン」


日本有数の豪雪地帯で、かつては冬になると周辺との交通が遮断されて“秘境”と呼ばれた白川郷。1995年に世界文化遺産に登録され、東海北陸自動車道の整備された今では金沢方面から1時間強、名古屋方面から2時間強と、それほど不便ではなくなったが、豪雪ぶりは健在。

「白川郷 公式動画/冬バージョン」は年間を通した全般的なイメージ映像から始まり、一瞬、画面が暗くなり、「結という文化の中でうまれた、この村ならではの心がひとりひとりの中にしっかりとあるんだと思います」という台詞が流れる。そして、「Never Change」のタイトルが出て、白水湖や温泉、空からの白川郷の雪景色が流れる。葉の落ちた樹々により白とグレーの陰影を感じる山裾と蛇行して流れる川との間の真っ白な土地に、尖った三角屋根の合掌家屋が並ぶ。

その後、映像は近景に転じ、合掌屋根から雪を下ろすシーンとなる。合掌屋根は雪が落ちやすいが、それでも雪下ろしが必要な場合も多々あり、その際は結(相互扶助)でお互いに助け合って雪下ろしをするのだ。

囲炉裏に薪をくべたり、子供たちのそり遊び、雪合戦、雪の中の登校風景、温かな料理など、さまざまな白川郷の冬の生活が映し出され、お年寄りから子どもたちまでさまざまな世代の人々が合掌家屋の前で並んで笑顔を見せ、「10年後にも、同じ光景を。」というコピーとともに幕を閉じる。
近代的な住宅と比べ、合掌家屋の暮らしは不便な面が多々あるだろう。しかし、白川郷の人々の笑顔をみると、きっと10年後も結という文化が結ぶ白川郷の美しい光景は変わらず続いているだろうと思わせてくれる。

白川郷公式動画は冬のほかに、バージョンもあり、季節を限定しない総合バージョンもある。いいとこどりの映像の詰まった総合バージョンもいいし、ふと思い立ったときに、その季節に合ったバージョンを視聴すると、絶好の癒しを得られるだろう。


<西日本・鳥取県鳥取市>陰影に富んだ白銀の世界の美しさをまざまざと見せつける「雪の鳥取砂丘」


雪国と聞けば東北や北陸地方をイメージする人が多いだろうが、日本海側の鳥取県も実はれっきとした雪国である。そして、鳥取の一大名所・鳥取砂丘に雪が降ると、白い綿帽子が砂の大地を覆い尽くし、一夜にして白銀の丘が出現する。

「とっとり動画ちゃんねる」の「雪の鳥取砂丘」は1分3秒ほどの動画で、音楽もついていないが、雪の鳥取砂丘を訪れたことのない人にとっては非常に新鮮な映像で、一度と言わず何度でもじっくり視聴したくなる。

ドローン映像は足跡が点々と続く白い大地を捉え、次第にカメラを少し上に向け、馬の背と呼ばれる丘や馬の背の麓の湧き水を映し出す。馬の背を超えると、青い日本海と雪の丘を映し、さらに360度回転しながら起伏に富んだ雪の大地を映す。雪原に点在する常緑樹や点々と続く足跡を見ていると、寒くても自分もこんなふうにまっさらな雪の砂丘に足跡をつけて歩いてみたい、とつくづく思う。その後、少し高度を上げたドローンからの日本海と雪原の映像がまた素晴らしい。馬の背など高所の陰にはグレーの影が生じ、それらの陰影も美しさを感じさせる。

冬の鳥取は雪の砂丘のほかに、なんといっても松葉がにが大名物で、「蟹取県ウェルカニキャンペーン」を2月末まで開催中。松葉がにの魅力がよくわかる動画「蟹取県のカニの魅力が満載♪【松葉がに編】」を見て、鳥取への旅心をふくらませるのもいい。また、面白いのが「カニニュース『カニ蛇口』(鳥取カニ動画)」。米子鬼太郎空港に松葉がにの身が出てきて無料で試食できる「カニ蛇口」が出現した、というニュース。これはフェイクニュース映像だが、思わずくすっと笑ってしまう。


<四国・愛媛県東温市>渓谷や滝の冬景色の美しさが印象的な「空から眺める東温市の観光スポット」


愛媛県観光物産協会のサイト「いよ観ネット」は動画ギャラリーを設けるとともに、特集ページでも「愛媛の魅力を再発見!観光PR動画」という記事を掲載しており、動画紹介が充実している。その特集で紹介されている「【ドローン撮影】空から眺める東温市の観光スポット」は、市内の観光スポットを年間を通して紹介しているが、温暖な四国にあって冬景色の美しさも観賞することができ、この季節の視聴にぴったりだ。

重信川河川敷桜並木などの美しい桜景色から始まり、数カ所の棚田の美しいさま、秋の滑川渓谷・唐岬(からかい)の滝の圧倒的な紅葉景色が続き、いよいよ冬の滑川渓谷が登場。渓谷の周囲の岸壁に無数のツララが連なるさまは壮観だ。多くのツララが連なる一方で、滝は凍らずに滔々と流れ続け、その対比も面白い。

その後、映像は冬の白猪の滝へと転じる。白猪の滝は高さ96mで、水飛沫がかかる滝の周囲の山肌はツララができたり、もこもこと氷が盛り上がっていたり、まるで氷の彫刻のような姿を見せる。ドローンから見下ろす水墨画のような雪景色の中を滝が流れる情景も素晴らしい。

そして、映像は桜、棚田、雪景色など、それまでの美しい映像を短く振り返り幕を閉じる。つくづく、東温市は景色の美しいところだな~と感じさせてくれる。

特集「愛媛の魅力を再発見!観光PR動画」のなかではほかに、観光列車「伊予灘ものがたり」の運行の様子を伝える「伊予灘ものがたり プロモーション動画 2015 中編」や自転車をそのまま持ち込めるサイクルトレインの混乗試験を実施している予土線沿線のサイクリング旅を伝える「予土線サイクルトレイン 宇和島市編」などもおすすめだ。


<九州・熊本県黒川温泉>こぢんまりとした和風旅館が集う温泉街の冬景色が情緒的な「冬の黒川温泉」


四国同様、雪のイメージの少ない九州だが、標高の高いところなど、積雪に見舞われる地域ももちろんある。名湯の誉れ高い黒川温泉もそのひとつで、奥阿蘇の標高700mに位置し、冬の間に数度は雪が降り時には積もることがある。

黒川温泉観光旅館協同組合の動画「冬の黒川温泉」は冬の温泉街の魅力をあますことなく伝えている。黒川温泉は田の原川の渓谷の両側にこぢんまりとした和風旅館が建ち並び、落ち着いた情緒ある温泉街だが、建物や周囲の木々にうっすらと雪が積もることで、よりしっとりとした様相を呈す。そして、雪見の温泉の魅力はどのシーズンよりも絶大だ。餅つきなど、日本の伝統行事が脈々と受け継がれている様子も映し出され、温泉街の温かいムードを伝える。最後は間伐材を活用した幻想的なライトアップ「湯あかり」の幻想的な光景で幕を閉じる。

今年で9回目を数える「湯あかり」は2020年12月下旬~2021年5月末までの予定で開催中。温泉街を温かく照らし出す竹灯籠は、放置竹林の竹を伐採して利用したもの。放置竹林はジャンングル化して景観を乱したり、イノシシなど動物の隠れ家になり農作物が荒らされる害が出るなど、全国的に問題になっている。その竹灯籠の製作の模様とライトアップの美しさを存分に伝える動画「黒川温泉”YUAKARI” 里山に希望のあかりを灯し続ける」もいい。

ほかにも黒川温泉旅館協同組合の動画は魅力的なものが目白押し。「黒川温泉 阿蘇の絶景サイクリング」を見るとサイクリングしたくなるし、「黒川温泉 朝ピクニック」を見ると本当にピクニックしたくなる。「黒川温泉 朝ピクニック」は旅館協同組合が主催した朝食イベントで、「阿蘇五岳を望む平野台の草原で朝採れ野菜の贈り物サラダ」「10種の野菜ミネストローネ」「天然酵母バゲットとしいたけグリラーサンド」「山吹色の小国ジャージーヨーグルト」などをいただくというもので、2018・2019年は初夏~秋の土曜日に各5回実施された。昨年はコロナ禍により実施されなかったが、コロナが収束して実施される暁には、ぜひとも行ってみたい!


冬景色をオンラインで楽しみ旅心を充電! リアルな旅がより充実したものに!!

コロナ禍の今の状況は“冬の時代”ではある。しかし、冬は生命の始まりである春を待つ、充電期間でもある。いつもの冬なら、スキーやスノーボード、雪景色など冬ならではのアクティビティや景観を楽しみに出かけるところだが、今回はオンラインで冬景色を存分に楽しみながらコロナ収束を願い、気兼ねなく旅に出られるときまで、しっかりと充電しよう。ドローン映像など現地に行ってもみられない視点や情報をたっぷり仕入れて、リアルな旅に出た際にはワンランク上の旅ができるだろう。

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  • 文/赤木はるな
  • 掲載されているデータは2021年1月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
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