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2019.07.05旅行この路線で行こう! 鳥取・島根編 山陰本線の旅

雄大な自然と古代の歴史ロマンに彩られた鳥取・島根の日本海側を走る山陰本線の旅

山陰本線は京都府の京都駅~山口県の幡生(はたぶ)駅を結ぶ全長673.8キロメートルの日本最長の在来線。
このうち鳥取・島根県内は東浜駅~飯浦(いいのうら)駅間320.5キロメートルに及ぶ。
沿線には鳥取砂丘や大山(だいせん)、宍道湖(しんじこ)などの自然があふれ、倉吉や松江城、出雲大社(いづもおおやしろ)など歴史と文化が薫る。
鳥取・島根県のある山陰エリアは日本文化の様々なルーツがあるとされ、多くの神話が誕生した場所であり、ノスタルジックでフォトジェニックな見どころも多い。
※写真は大山口(だいせんぐち)駅~淀江駅間

山陰本線路線図


山陰本線列車

あめつち


「あめつち」という列車名は、山陰地方を舞台にした神話が多く登場する『古事記』の「天地(あめつち)の初発(はじめ)のとき」という書き出しに由来する。「ネイティブ・ジャパニーズ」をコンセプトにした列車は、内装に因州和紙、石州瓦、隠岐の黒松、絣などの織物といった工芸品をあしらい、山陰ならではの“古くて新しい日本”を発見する旅を演出する。

山陰本線おすすめスポット情報

浦富海岸島めぐり遊覧船

岩礁、白砂、松が描く海の絶景


日本海の荒波の浸食によってできた入り組んだリアス式海岸。山陰海岸ジオパークの浦富海岸エリアに含まれ、洞門、洞窟、白砂の浜など、さまざまな地形や地質を見ることができる。浦富海岸島めぐり遊覧船は、船長の案内でめぐる約40分のクルージング。遊覧船では通れない狭い航路を通り、洞門や洞窟内にも入る小型船「うらどめ号」も運航する。


浦富海岸島めぐり遊覧船

●交通アクセス
岩美駅から日交バス「鳥取駅前」行き約18分、島めぐり遊覧船のりば前下車すぐ
●URL
https://yourun1000.com/

雨滝

原生林の中で轟音を響かせる神秘の滝


扇ノ山を源とする袋川上流にある落差40メートルの滝。原生林に包まれた玄武岩の柱状節理を流れ落ちる景観は迫力がある。かつては修験道の行場になっていたため、滝壺近くには不動明王像が祀られている。鳥取県最大の滝で、1990(平成2)年に日本の滝百選に選定されている。近くには、筥(はこ)滝、布引の滝など多くの滝が点在する。


雨滝

●交通アクセス
鳥取駅から車約40分、駐車場から徒歩約20分
●URL
https://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1096976555250/

とっとり賀露かにっこ館

カニの水揚げ港にあるカニの水族館


日本有数の松葉ガニの水揚げ高を誇る賀露港(鳥取港)にある小さな水族館。カニの生態がわかる松葉がに牧場をはじめ、世界のカニの展示、カニに触れることができるふれあい水槽、ウニやヒトデ、魚の水槽などがある。土・日曜・祝日を中心に、カニの似顔絵コンクールやカニの折り紙体験、魚の餌やり体験などのイベントも開催。


とっとり賀露かにっこ館

●交通アクセス
鳥取駅から車約20分
●URL
https://kanikko.jp/

仁風閣

久松公園の緑に映える白亜の洋館


鳥取藩主池田家の居城があった久松山(きゅうしょうざん)の麓に立つ木造洋風建築。第14代当主池田仲博侯爵が、宮廷建築の第一人者といわれた片山東熊(とうくま)工学博士に設計を依頼し、1907(明治40)年に完成した池田家の別邸で国指定重要文化財。2階バルコニーから市指定名勝である池泉回遊式日本庭園の宝隆院庭園を一望できる。


仁風閣

●交通アクセス
鳥取駅から鳥取市100円循環バス「くる梨」緑コース約8分、仁風閣・県立博物館下車徒歩約3分
●URL
http://www.tbz.or.jp/jinpuukaku/

三徳山三佛寺投入堂

断崖絶壁の岩窟に立つ懸崖造りのお堂


標高約900メートルの三徳山にある山岳寺院。切り立つ断崖の岩窟に立つ投入堂は、三徳山三佛寺の奥の院で、修験道の開祖、役小角(えんのおづの)が、法力で建物ごと麓から投げ入れたと伝わる。投入堂までは、木の根につかまり、岩をよじ登る険しい道もある約700メートルの登山道を行く。三徳山は国の名勝及び史跡に指定され、投入堂は国宝。


三徳山三佛寺投入堂

●交通アクセス
倉吉駅から日ノ丸バス「三徳山駐車場」行き約39分、三徳山参道入口下車徒歩約120分
●URL
https://www.mitokusan.jp/nageire.html

鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館

鳥取名産の二十世紀梨について学べる


日本で唯一、梨をテーマにした展示施設。鳥取県が二十世紀梨の一大産地になるまでの歴史や文化を展示や映像、ゲームなどで紹介。1年中、鳥取県産3品種の梨の食べ比べができる「梨のキッチンギャラリー」は年齢を問わず大人気。フルーツパーラーで販売する「二十世紀梨ソフトクリーム」は、さわやかな酸味とバニラのハーモニーが絶妙でおすすめ。


鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館

●交通アクセス
倉吉駅から日交バス「パークスクエア線」約12分、倉吉パークスクエア下車すぐ
●URL
http://1174.sanin.jp/http://1174.sanin.jp/

水木しげるロード

妖怪たちが迎える港町


境港駅から続く約800メートルの昭和レトロな町並みに、水木しげる氏の作品に登場する177体の妖怪ブロンズ像が立ち並ぶ。誕生から25周年を迎えた2018年7月にリニューアルされ、妖怪ブロンズ像は妖怪の棲む場所などでゾーン分けし、再配置された。通りには水木しげる氏の作品や生涯を紹介する水木しげる記念館もある。


水木しげるロード

●交通アクセス
米子駅から車約35分。または米子駅から境線に乗り換え堺港下車徒歩約1分
●URL
http://www.sakaiminato.net/c817/roadmap/map/

米吾 吾左衛門鮓

駅弁としても親しまれる名物寿司


1902(明治35)年、米子駅で駅弁販売を開業。1979(昭和54)年に13代目が作ったのが、江戸時代の船子たちの弁当をヒントにした吾左衛門鮓。酢飯に魚介をのせ、昆布で巻いた押し寿司で、当初はサバだけだったが、現在ではアナゴ、サーモン、銀鮭、カニ、マス、鯛など10種類以上がそろう。米子駅構内で販売するほか、全国に売店・売場がある。


米吾 吾左衛門鮓

●交通アクセス
米子駅下車
●URL
https://www.komego.co.jp/

島根県立美術館

湖畔のオブジェは絶好のフォトスポット


緩やかな波状のカーブを描くロビーに入ると、大きなガラス窓の向こうに宍道湖が広がる。湖の景観と一体となった建物そのものが作品のようだ。国内外の水を画題とする絵画を中心に、版画、彫刻、工芸、写真などを収集・展示する。「日本の夕陽百選」に選ばれた宍道湖の夕日を楽しめるよう、3月から9月までは日没後30分まで開館している。


島根県立美術館

●交通アクセス
松江駅から徒歩約15分
●URL
https://www.shimane-art-museum.jp/

ぐるっと松江堀川めぐり

400年前の姿を残す松江城とお堀


国宝松江城を囲む約3.7キロメートルの堀川を小船で巡る観光遊覧船。天守閣や武家屋敷、塩見縄手の老松、石垣など風情ある景観を眺める船旅は1周約50分。17の橋をくぐり抜けるが、橋脚が低く、船の屋根を下げてくぐり抜けるところもある。7~8月に夏の風物詩になっている風鈴船が運航される。発着場は松江城周辺に3カ所あり、途中下船もできる。


ぐるっと松江堀川めぐり

●交通アクセス
松江駅から松江市営バス「ぐるっと松江レイクライン」約17分、大手前堀川遊覧船乗場・歴史館前下車すぐ
●URL
https://www.matsue-horikawameguri.jp/

鰐淵寺

武蔵坊弁慶の伝説が残る古刹


594(推古2)年、智春上人が、当地の浮浪の滝に推古天皇の眼病治癒を祈ったところ平癒したので、祈願成就のお礼に建立したという。平安時代末期には修験道の霊地となり、武蔵坊弁慶は3年間この寺で修行をしたという。弁慶が大山寺から一夜のうちに担いで帰ったと伝わる梵鐘は、島根県立古代出雲歴史博物館に寄託されている。


鰐淵寺

●交通アクセス
出雲市駅から車約40分
●URL
https://www.izumo-kankou.gr.jp/683

献上蕎麦 羽根屋(本店)

江戸時代末期創業の出雲そばの名店


1912(明治45)年に大正天皇が東宮だった時、出雲そばを献上して以来、皇室に愛された名店。石臼で製粉したそばは、殻の部分まで挽き込んであるため香りが高く、風味がよい。出雲そばは、小ぶりな丸い漆器に入ったそばにだし汁をかけ、もみじおろしや海苔、刻みネギなどの薬味とともに味わう。3段が基本だが段数を増やすこともできる。


献上蕎麦 羽根屋(本店)

●交通アクセス
出雲市駅から徒歩約5分
●URL
https://kenjosoba-haneya.com/

立久恵峡

奇岩、柱石がそびえる山陰の耶馬渓


出雲市内を流れる神戸川上流の渓谷。九州の耶馬渓(やばけい)に似た景観のため、「山陰の耶馬渓」とも呼ばれる。神戸川に沿って約1キロメートルにわたって屏風岩、烏帽子岩、ろうそく岩などの高さ100~200メートルの奇岩、柱石がそそり立つ。立久恵峡にかかる不老橋と浮嵐橋の2つの橋の間は1周約1時間の自然散策路が整備されている。


立久恵峡

●交通アクセス
出雲市駅から車約22分
●URL
https://www.izumo-kankou.gr.jp/679

温泉津温泉

約1300年の長い歴史を持つ温泉


石見銀山の西に位置し、「石見銀山遺跡とその文化的景観」として世界遺産登録地区に含まれている温泉街。石州瓦と呼ばれる赤瓦と渋い光沢の黒瓦の建物が並ぶ街並みは、温泉街としては全国初の国の重要伝統的建造物群保存地区。外湯は開湯以来の歴史をもつ元湯と、レトロな洋風建築の薬師湯があり、源泉かけ流しの温泉が注がれる。


温泉津温泉

●交通アクセス
温泉津駅から徒歩約15分
●URL
http://yunotsu-onsen.com/

島根県立しまね海洋館(アクアス)

シロイルカのバブルリング®は必見!


約400種1万点の海の生物を飼育・展示する中国・四国地方最大級の水族館。シロイルカパフォーマンスプールでは、ソフトバンクのCMで有名になったシロイルカの「幸せのバブルリング」®を見られる。4種類のペンギンが頭上を泳ぐペンギン館、島根の神話にゆかりの深いワニ(サメ)が泳ぐ神話の海ゾーンなど見ごたえのある展示が多い。


島根県立しまね海洋館(アクアス)

●交通アクセス
波子駅から徒歩約12分
●URL
https://aquas.or.jp/

石見畳ヶ浦

およそ1600万年前の海底が隆起


地質学的に貴重であることから国の天然記念物に指定された隆起海床。約5ヘクタールの広さをもつ千畳敷では、貝やクジラの化石などを見ることができ、3つ見つけると幸せになれるというハート形の貝の化石・ハッピーシェルもある。貝殻に含まれる炭酸カルシウムがコンクリート状に固まったノジュールと呼ばれる丸い岩が描く景観が特徴的。


石見畳ヶ浦

●交通アクセス
浜田駅から石見交通バス「江津駅」行き約10分、千畳苑口下車徒歩約15分
●URL
http://www.kankou-hamada.org/modules/guide/index.php?action=SpotView&spot_id=1069

山陰本線イベント情報

第46回米子がいな祭 期間:2019年7月27日・28日


多彩な催し物とフィナーレの花火大会

「がいな」とはこの地方の方言で「大きい」という意味。2日間にわたって開催される米子の夏の最大のイベント。米子駅前周辺や湊山公園をメイン会場に、がいな万灯、がいな太鼓、がいなパレード、陸上自衛隊音楽隊野外コンサートなどが行われ、フィナーレは28日の夜に米子港で打ち上げられる6000発の花火。2日間で22万人を超す人出がある。

イベント情報を見る

山陰本線おすすめの宿



地図

  • 文:塙広明(アド・グリーン)
  • 写真協力:山陰松島遊覧、鳥取市国府町総合支所、かにっこ館、仁風閣、三徳山三佛寺、鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館、米吾、島根県立美術館、松江市観光振興公社、水木プロダクション、出雲観光協会、羽根屋、島根県観光連盟、温泉津観光案内所、しまね海洋館、浜田市観光協会、鳥取県、松江市商工会議所
  • 掲載されているデータは2019年6月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
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