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2021.04.20旅行<一人旅>JR・おれんじぐるりんきっぷで行くおトクな九州新幹線1泊2日・乗り物食べ物満喫旅行

博多から鹿児島へ一気乗りしてから始まる九州縦貫旅

2021年春、九州新幹線は全線開業10周年を迎えました。アニバーサリーをきかっけに、九州新幹線を完乗してみませんか。さらに復路では肥薩おれんじ鉄道の各駅停車でまったり移動しながら沿線の魅力を発掘していきます。もちろん九州新幹線以外の魅力的な車両も登場します。さらに今回は、鉄道旅で欠かせない「駅麺」も履修してもらいます。完乗、そして駅麺、これまで以上に鉄道ファンの世界を深く知り、ハマることになるでしょう!

  • 新型コロナウイルス感染症の影響により、列車の運休や変更、施設の営業変更等が発生することがあります。JRニュースや運行会社、および各施設のHP等をご確認ください。

JR全線完乗した蜂谷あす美の「JR・おれんじぐるりんきっぷ」注目ポイント


博多駅~鹿児島中央駅間が往復できる「JR・おれんじぐるりんきっぷ福岡ワイド版」はお得度が高いのはもちろん、「来た道をそのまま帰るなんておもしろみがない!」と考えがちな鉄道ファンの心をよくとらえています。冒頭で「博多駅~鹿児島中央駅間が往復できる」と書きましたが、実際の経路は往路と復路で少し違います。行きは九州新幹線で一直線に南下するのに対して、帰りは並行在来線である肥薩おれんじ鉄道でまったり北上。もちろん逆もOKです。しかも肥薩おれんじ鉄道内は乗り放題! また、肥薩おれんじ鉄道以外の部分は九州新幹線での移動となりますが、気まぐれを起こして、普通列車や特急列車に乗っても許されます。うまく使いこめばいろんな列車に乗れてしまうのです。実際、今回の行程では九州らしさあふれる車両をあれこれ詰めこんでいます。

また、きっぷは福岡ワイド版のほか出発地別に熊本エリア版、鹿児島エリア版、熊本・鹿児島ワイド版の展開があり、出発する駅(福岡ワイド版は福岡市内)以外で購入する場合は、出発駅までのきっぷなどとセット購入が必要です。その点だけはご注意を!

1日目 800系にくまモンに牛車、そしてラーメン!「九州限定」乗りつくし、食べつくし


モデルルート
8:52発

博多駅

  • つばめ315号 熊本行 かわいくて上品な800系新幹線を堪能
9:41着

熊本駅 ※乗り換え

9:46発

熊本駅

  • さくら541号 鹿児島中央行
10:33着

鹿児島中央駅

  • 「こむらさき」で鹿児島ラーメンに舌鼓
12:30発

鹿児島中央駅

  • 鹿児島本線川内行
13:19着

川内駅 ※乗り換え

13:28発

川内駅

  • 肥薩おれんじ鉄道 新八代行
14:29着

出水駅

  • 観光牛車で武家屋敷めぐり
16:24発

出水駅

  • 肥薩おれんじ鉄道 八代行
17:31着

日奈久温泉駅

  • 日奈久ちくわを食べくらべ
宿泊

日奈久温泉駅周辺

  • 乗車日によっては発着時刻が異なる場合があります。事前にご確認の上、お出かけください。

“かわいい!”だけじゃない、800系新幹線


800系新幹線

運行区間:九州新幹線 博多駅~鹿児島中央駅

新幹線といえばかっこいい乗り物の代名詞のような存在ですが、九州新幹線内を走る800系はそれらとは一線を画します。正面から車両を眺めれば、ぽっこり膨らんだライトカバーが愛らしさを主張し、思わず「かわいい」とトキメキに似た感情すら抱くことも。

ならば車内もさぞポップな空間が広がっているかと思いきや、一歩踏み込むと、外見からは想像できないほどに上品で洗練された世界が待ち構えています。2列×2列でゆったり構成されたシートには、西陣織風のモケットを採用。ひじかけも大きくとられ、応接セットのようにくつろげます。さらに、座席背面はマガジンラックの部分も含めて木製です。ついでに日よけのブラインドを下ろしてみると、なんとこちらも木製! 和にこだわった温かみあるおもてなし空間で落ち着いた一時が過ごせます。

800系は、九州新幹線の新八代駅~鹿児島中央駅が開業した2004年にデビュー。当初は「つばめ」のみでの運用でしたが、現在は「さくら」でも乗車できます。ただし、両新幹線の運用には、山陽新幹線でおなじみのN700系も入るため、800系を狙い撃ちするなら下調べが欠かせません。今回は800系に乗りたいがために、あらかじめ列車運用を確認、博多駅~熊本駅で「つばめ」に乗車しました。

鹿児島グルメ1:<こむらさき>黒豚チャーシューが嬉しい! 鹿児島名物のラーメン


鹿児島の有名ラーメン店「こむらさき」

鹿児島の有名ラーメン店「こむらさき」は1950(昭和25)年創業の老舗。本店は市内一の繁華街、天文館に位置しているため鹿児島中央駅から少し離れているのですが、嬉しいことに駅直結の商業施設「アミュプラザ鹿児島」でも名物の黒豚チャーシュー入りラーメンをいただくことができます。

中細ストレートのやわらかな麺と、豚丸ごとを椎茸や鶏肉とじっくり煮込んだスープは相性抜群。具材としてのっかるのは、シャキシャキキャベツ、そして鹿児島県産黒豚のチャーシューです。さっぱりとした味わいのなかに深いコクが隠れており、鹿児島旅の想い出に強い印象を残します。


ラーメン専門こむらさき

住所 鹿児島県鹿児島市中央町1-1アミュプラザ鹿児島本館地下1階
問い合わせ先 099-812-7058
時間 11:00~20:00(LO 19:30)
定休日 なし
交通アクセス JR鹿児島中央駅直結
値段 ラーメン(鹿児島黒豚チャーシュー入り)並980円(税込)
URL http://www.kagoshimakomurasaki.com/

海岸沿いの風光明媚な路線、肥薩おれんじ鉄道


肥薩おれんじ鉄道

運行区間:八代駅~川内駅

肥薩おれんじ鉄道は、九州新幹線新八代駅~鹿児島中央駅の開業に伴い、鹿児島本線の一部を引き継ぐかたちで2004年に運行を開始しました。2018年に公開された映画「かぞくいろーRAILWAYS わたしたちの出発ー」の舞台であり、のどかで美しい景色は物語になくてはならない存在。沿線は海沿いの区間が多く、阿久根駅を過ぎたあたりから東シナ海を見え隠れさせながら北上し、佐敷駅から日奈久温泉駅にかけては、「不知火海」として知られる八代海とそこに浮かぶ島々の絶景が楽しめます。

一般車両は、白をベースとした車体に、オレンジ色に海と豊かな緑を想起させる青色や緑色の帯を配したシンプルなデザイン。九州の景色に溶け込みます。熊本県内を走ることから、地元のPRキャラクター、「くまモン」がデザインされた「くまモンラッピング列車」もブルーの1号、オレンジの2号、そして黒と赤の3号と3両が運行中。ラッピング列車乗車に際して追加料金は不要です! また、ラッピング列車の運行ダイヤ、区間については肥薩おれんじ鉄道のウェブサイトでスケジュールが公開されているので、くまモンファンの皆さんは事前チェックをお忘れなく!

ラッピング列車運行スケジュール:https://www.hs-orange.com/station/pub/UnkouSchedule.aspx?c_id=18

スポット1:<いずみ観光牛車>武家屋敷でのんびり牛車体験


いずみ観光牛車

九州新幹線、肥薩おれんじ鉄道の沿線である出水は、江戸時代の薩摩藩が「外城」と呼ばれる地方支配の拠点を設置した地域です。今も碁盤の目のような町割のなかにおよそ150戸の武家屋敷が並び、約46ヘクタールに及ぶ「出水麓武家屋敷群」を構成しています。
「いずみ観光牛車」では、武家屋敷群内を黒毛和牛の牛車に乗って散策。観光用の人力車は全国各地にみられますが、牛車は相当珍しいのではないでしょうか。ガイドさんの案内とともに約1キロ25分のコースをゆっくり牛に引かれているうちに、街並みや歴史への理解も深まっていくはず。お茶のサービスや、陣羽織での記念撮影も楽しめます。


いずみ観光牛車

住所 鹿児島県出水市麓町
問い合わせ先 0996-62-1511(ホテルキング)
時間 土日祝/11:00〜15:00(平日は要予約)
定休日 雨天時、年末年始
交通アクセス JR、肥薩おれんじ鉄道出水駅から徒歩15分、タクシー5分
値段 大人1000円、小学生以下500円(ともに税込)
URL http://izumikan.boo.jp/oxcart/index.html

鹿児島グルメ2:<日奈久ちくわ>温泉街の名物、焼き立てを食べられたらラッキー


600年の歴史を誇るとされる日奈久温泉。弱アルカリ単純泉の少しぬるぬるとした優しい泉質が、肌をしっとり潤してくれます。そんな温泉街の名物は、ちくわ。1883(明治16)年に、獲れ過ぎた魚を竹に巻いて焼いたのが始まりとされています。

最盛期にくらべるとお店は少なくなってしまいましたが、今でも温泉街には練り物店が並び、タイミングが合えば出来立てをいただけたりもします。細長くてそこそこしっかりした形状は食べ歩きにも向いているので、複数のお店をはしごするのもアリです。お土産用にもぜひ!


日奈久ちくわ

住所 熊本県八代市日奈久
問い合わせ先 0965-32-2436(日奈久温泉観光案内所)

宿泊情報


日奈久温泉駅周辺の宿泊情報はこちら

2日目 鉄道旅の必須飯「駅麺」を味わい、特急列車で気持ちだけはハウステンボス!


モデルルート
10:29発

日奈久温泉駅

  • 肥薩おれんじ鉄道 八代行
10:41着

八代駅 ※乗り換え

11:10発

バス停 八代駅前

  • 産交バス 八代産交行(別料金)
11:19着

バス停 八代宮前

  • 八代城跡のお堀舟巡りでまったり
13:38発

バス停 八代宮前

  • 産交バス 八代産交行(別料金)
14:04着

バス停 新八代駅西口 ※乗り換え

14:50発

新八代駅

  • さくら560号 新大阪行
15:28着

新鳥栖駅

  • 中央軒で立ち食いかしわうどん体験
16:08発

新鳥栖駅

  • ハウステンボス・みどり20号 博多行
16:33着

博多駅

  • 乗車日によっては発着時刻が異なる場合があります。事前にご確認の上、お出かけください。

スポット1:<八代城跡 お堀舟巡り>インパクトある角度から城址を見る


城や城跡の水堀は眺めるだけ、そこに住む鯉に餌やりするだけの存在だと思っていませんか。1622(元和8)年、加藤正方によって築城された熊本県八代市の八代城跡のお堀には、舟で巡る楽しみ方があります。所要時間は25~30分、水面というインパクト抜群な角度から城址を見上げてみませんか。

また、城跡内には天守台や本丸跡の石垣などが残存し、市民公園として整備されています。晴天の日、時間に余裕があればこちらの散策もおススメです。


八代城跡 お堀舟巡り

住所 熊本県八代市松江城町6-1(乗船場所)
問い合わせ先 0965-31-8200
時間 完全予約制(希望日時を事前に電話連絡)※最大3艘まで同時予約可能
定休日 なし
交通アクセス JR八代駅からバス9分、またはJR新八代駅からバス26分
値段 1艘あたり3,000円(税込)コロナ感染防止のため1艘あたりの乗船人数は最大6名まで
URL https://www.dmo8246.jp/introduce/ohori-hunameguri/

スポット2:<中央軒>九州老舗の立ち食いうどん


鉄道旅で欠かすことのできない食といえば駅弁、そして駅麺です。新鳥栖駅の在来線改札横に店舗を構えるのは九州で初めて立ち食いうどん店を開業した中央軒。カウンターがL字の形状になっているため、改札内外、どちらからでもいただけます。絶対食べておきたいのは定番メニュー「かしわうどん」です。

「かしわ」とは鶏肉を指し、細かく刻んだ鶏肉を甘辛く煮つけたものがうどんの上にのっかります。九州らしく甘めの醤油を用いたつゆとの相性は抜群で、ただでさえつるつると食べ進んでしまうところ、気づけばつゆまで飲み干してしまうほど一気食い必至です。また、お店では「かしわめし」をはじめとした有名駅弁も販売されていますので、うどんだけでは満たされない食いしん坊さんもご安心を。


中央軒

住所 佐賀県鳥栖市原古賀一本松220-2(新鳥栖駅内)
問い合わせ先 0942-82-3166
時間 7:00~18:30
定休日 なし
交通アクセス JR新鳥栖駅構内
値段 かしわうどん・そば360円(税込)
URL https://chuohken.com/

行ったつもりになれる! 特急ハウステンボス


特急ハウステンボス

運行区間:鹿児島本線、長崎本線、佐世保線、大村線 博多駅~ハウステンボス駅

特急「ハウステンボス」は、博多駅から長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」までを結ぶ列車です。名称が目的地にここまで寄り添っている車両はかなり珍しく、インパクトがあります。1992年にハウステンボス、および最寄りのハウステンボス駅開業に伴って運行を開始。2017年にはリニューアルが行われ、「そこはもうハウステンボス」をコンセプトに、外観は明るく元気なオレンジ色を基調としたデザインに、内観は温かみあふれる木をふんだんに使った空間に生まれ変わりました。座席のモケットやカーテンも、賑やかでポップなデザインが取り入れられています。

今回の旅では、ハウステンボスは言わずもがな、長崎県にすら足を踏み入れていないわけですが、おトクきっぷのルールをうまく活用し、特急列車でテーマパークの楽しい雰囲気の片鱗を味わおうという魂胆です。

なお、早岐駅~博多駅については、佐世保駅発博多駅行の特急「みどり」と併結運転を行います。もしも賑やかな空間よりも落ち着いた空間がお好みなら、黒を基調とした座席の特急「みどり」がおすすめです。


運賃料金参考

合計20,420円:
1日目:乗車券/博多駅→鹿児島中央駅(5,610円)、鹿児島中央駅→川内駅(950円)、川内駅→出水駅(1,480円)、出水駅→日奈久温泉駅(1,510円)
1日目:自由席特急券/博多駅→鹿児島中央駅(4,500円)

2日目:乗車券/日奈久温泉駅→八代駅(350円)、新八代駅~博多駅(2,860円)
2日目:自由席特急券/新八代駅→新鳥栖駅(2,530円)、新鳥栖駅→博多駅(630円)

JR・おれんじぐるりんきっぷ(福岡ワイド版:14,980円)なら、5,440円もおトク!

JRのおトクなきっぷ「JR・おれんじぐるりんきっぷ」

片道は九州新幹線自由席、片道は肥薩おれんじ鉄道(残りの区間は九州新幹線自由席)を組み合わせて往復できる有効期間2日間のおトクなきっぷです。九州新幹線の区間は並行在来線の特急列車や普通列車も選択可。また肥薩おれんじ鉄道線内は乗り降り自由なので沿線観光に活用できます。

【料金】
福岡ワイド版:14980円
熊本エリア版:5400円
鹿児島エリア版:4200円
熊本・鹿児島ワイド版:8380円

  • 購入時に往路・復路の乗車経路を決める必要があります。
  • 出発駅(福岡市内、熊本、新水俣、出水、鹿児島中央)以外での発売は、出発駅までのきっぷ、または出発駅までのJR券付きの鉄道旅行商品とのセットで発売します。
  • 設定区間内のJR九州の駅でも発売します。
  • JR九州の駅・旅行の窓口で発売します。
  • 途中下車は、肥薩おれんじ鉄道内(何度でも)、川内駅、新八代駅、八代駅(1回限り)でのみ可能です。

「JR・おれんじぐるりんきっぷ」発売期間・利用期間・うりば

発売期間:通年

利用期間:通年

うりば:JR九州の駅・旅行の窓口。(インターネットでの発売は行っていません)
※乗車前に駅の窓口等で予めお求めください。列車内での発売は行っていません。


詳細はこちら

九州ならではの鉄道旅行体験、列車旅の面白さとは?


九州新幹線800系の車内、洗面台の入り口にかけられた八代産の縄のれん

ほかとはちょっと違う! 思春期の頃、鉄道雑誌で九州の列車に触れたとき最初に抱いた感想です。実際、今回の旅で乗った800系新幹線にしても、スマートでかっこいい雰囲気を漂わせる他の新幹線車両とは見た目も車内も大きく異なります。また、特急「ハウステンボス」に代表されるように、目的地に合わせた車両のコンセプト作りがなされており、ただの移動手段ではなく、旅を盛り上げるための仕掛けとして列車が機能しているように感じられます。

今回は肥薩おれんじ鉄道の普通列車に乗車して旅しましたが、同線では2013年より車内で食事がいただける「おれんじ食堂」が運行しています。専用のレストラン列車としてはかなり早い段階でデビューしており、常に新しい鉄道体験を提供してくれる地域だとも感じます。

それから! おトクきっぷが充実している点も見逃せません。今回の「JR・おれんじぐるりんきっぷ」に加えて定番の「旅名人の九州満喫きっぷ」、最近では上位互換の「ぐるっと九州きっぷ」も登場しており、使い方を考えるだけで興奮してきます。一定年齢以上の方だけが使える「ハロー!自由時間パス」や留学生だけが使える「JR KYUSHU留学生パス」など、私自身が対象外のきっぷもチラホラ見受けられます。自分には使いようがないのですが、身近に対象の人がいたらぜひ勧めたいな、ついでに九州の列車の魅力を知ってほしいなと思います。九州の鉄道というより、九州のおトクきっぷにハマりつつあるのかもしれません。


著者紹介

蜂谷あす美

旅の文筆家。福井県福井市出身。慶應義塾大学卒業後、出版社勤務を経て、現在に至る。「旅は再訪のための下見」をモットーに、2015年1月にJR全線完乗。鉄道と旅を中心としたエッセイや紀行文などを数多く執筆しているほか、ご当地牛乳にほれ込み牛乳の連載も経験あり。最近はラジオをはじめ、トークでも活躍。著書『女性のための鉄道旅行入門』『もっとお得にきっぷを買うアドバイス50』(ともに天夢人)

オフィシャルHP
Twitter

  • 写真協力:株式会社こむらさき、肥薩おれんじ鉄道株式会社、NPO法人いずみ観光牛車会、熊本県、一般社団法人DMOやつしろ、株式会社中央軒
  • 掲載されているデータは2021年4月現在のものです。変更となる場合がありますので、お出かけの際には事前にご確認ください。
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