2024.05.27ジパング俱楽部具材の旨みが凝縮!「長崎中華 紫瑠璃」の「長崎ちゃんぽん」|食べに行きたい!長崎駅近・名物ランチ
長崎県長崎市
旅行で訪れた駅の、すぐ近くのおいしいランチを知りたいと思ったことはありませんか? 長崎駅から徒歩10分圏内の地元のおいしい味をジパング倶楽部編集部が厳選して紹介します。
長崎を訪れたら外せない、王道のご当地グルメが「長崎ちゃんぽん」。明治時代中期、中国人留学生が安くて栄養のある料理をおなかいっぱい食べられるように考案されたといいます。
白濁スープとたっぷりの具材、長崎独特の麺が織りなす滋味深い一杯は、幅広い層に好まれること間違いなしです。
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出島内のレストラン「長崎内外倶楽部」で食事をした人に「ミニミルクセーキ」をサービス!(1人1回限り)
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長崎名物・長崎ちゃんぽんとは?
豚肉や魚介類、野菜など、具材がたっぷり入った麺料理。スープは鶏ガラ100パーセント、または鶏ガラと豚骨のブレンドスープが主流。
長崎県内でのみ製造を許されている唐灰汁(とうあく)を加えることで、独特の風味と歯ごたえを生み出した太麺も特徴です。
長崎駅からスタート!
2022年9月に開業した西九州新幹線の始発・終着駅。開業に合わせて駅舎が西側へ約150メートル移転しました。
2023年11月には「アミュプラザ長崎新館」がオープンするなど、駅周辺では大規模開発が進められています。
長崎中華 紫瑠璃(しるり)
名店の味を受け継ぎつつ独自性を追求
長崎駅直結の大型商業施設「アミュプラザ長崎」。本館5階のレストラン街に2023年11月オープンした「長崎中華 紫瑠璃」では、長崎名物のちゃんぽんや皿うどんをはじめ、本格中華を味わえます。
長崎駅からすぐという場所柄、観光客やビジネスマンから地元客まで幅広い層が訪れる同店。異国情緒漂う上質な雰囲気の店内には、カウンター席やボックス席、回転式の円卓テーブル席など、さまざまなタイプの席が用意されています。
店の奥には、3つのテーブル席がある個室風の別室も完備。街なかのにぎわいから離れてゆったりとした時間を過ごせます。
毎年2月開催の「長崎ランタンフェスティバル」期間中や正月、GW、お盆などの繁忙期以外は、席の予約も可能です(ランチタイムは予約不可)。
料理長で中国・吉林省出身の方鳳艶(ほうほうえん)さんと副料理長の井下慎吾さんは、かつて長崎市麹屋町の中島川沿いにあった人気店「中国菜館 慶華園(けいかえん)」でともに20年以上腕を振るっていた同僚同士でした。
しかしコロナ禍の影響で2022年5月、慶華園は多くの人に惜しまれながら76年の歴史に幕を閉じることに。1年半後、2人は紫瑠璃で新たなスタートを切りました。慶華園の味を受け継ぎつつ、独自性を取り入れた中華料理を提供しています。
自慢のちゃんぽんのスープは、鶏ガラと豚骨を4対1の割合でブレンド。「慶華園は鶏ガラ100パーセントのスープでしたが、現在は豚骨を少し加えることで味に濃厚さと深みを出しています」と井下さん。
メニューは「長崎ちゃんぽん」1200円と「特製ちゃんぽん」1700円の2種類があり、それぞれ具材が異なります。
人気の「特製ちゃんぽん」は豚肉やキャベツ、シイタケ、キクラゲなど共通の具材に加え、大きめのエビや飾り包丁入りのイカ、プリプリのカキ、自家製肉団子などが入った豪華版です。たっぷりの具材からも旨みが溶け出した白濁スープは、まろやかでコク深い味わいが広がります。
麺は、慶華園時代と同じ長崎市内の老舗製麺所から取り寄せる唐灰汁入りの麺を使用。やや平たい太麺でコシがあり、伸びにくいのが特徴です。この独特の麺が、具材の旨みが凝縮したスープをまとい、絶妙な一体感を生み出します。
「スープの旨みを吸った麺とスープの絡みがちゃんぽんの醍醐味だと思います」と、井下さんは魅力を語ります。
多様な本格ヘルシー中華が揃い、分け合って食べるのもおすすめ
サイドメニューの中で人気の一品が、彩りも華やかな「5種焼小籠包」。色ごとに味が異なり、白が「紅葉(もみじ)豚」、緑が「鶏しそ」、黒が「牛肉」、ピンクが「エビ」、黄色が「ホタテ」です。
口に含むと、モッチリとした皮の中から熱々のスープがジュワッ。長崎県産の紅葉豚や鶏肉、長崎和牛、国産ホタテなど、厳選された具材の旨みをそれぞれしっかり感じられます。一皿で多彩な味を食べ比べできるので、ちょっぴりぜいたくな気分を味わえるのもうれしいポイント。食べる際は、口の中をやけどしないように注意しましょう。
姉妹店では小籠包や「ナガサキムーンケーキ」をおみやげに
長崎駅高架下の商業施設「長崎街道かもめ市場」にある中華点心のテイクアウト専門店「チャイデリカ 長崎駅店」は、紫瑠璃の姉妹店。紫瑠璃の「5種焼小籠包」はもともとチャイデリカの人気商品で、「5種長崎焼小籠包」693円として提供されています。冷凍(10個1590円)でも販売されており、おみやげにも好評です。
小籠包のほか、令和4年度長崎県特産品新作展の菓子・スイーツ部門で最優秀賞を受賞した「ナガサキムーンケーキ」にも注目。中華菓子の月餅(げっぺい)をアレンジし、渦巻き模様のパイ生地に長崎県産の塩漬け卵黄と餡(あん)を包んだカラフルなお菓子です。小豆や紫芋、抹茶など5種類の味が揃います()。
問い合わせ先 | 095-893-8989 |
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時間 | 11時~14時30分・17時~21時30分(土・日曜・祝日は11時~21時30分) |
定休日 | なし ※長崎アミュプラザに準ずる |
交通アクセス | 西九州新幹線長崎駅下車すぐ |
URL | https://chaeon.co.jp/pages/nagasakityuuka-shiruri |
「長崎中華 紫瑠璃」周辺のおすすめスポット
国指定史跡 出島和蘭商館跡(でじまおらんだしょうかんあと)
鎖国時代、西欧に唯一開かれた貿易の窓口
1636(寛永13)年に築造され、1859(安政6)年にオランダ商館が閉鎖されるまで日本で唯一西欧に開かれていた貿易の窓口・出島。
オランダ商館長が暮らしていたカピタン部屋をはじめ、19世紀初頭にあった建物のうち16棟を復元しています(2024年5月現在)。
問い合わせ先 | 095-821-7200 |
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時間 | 8時~20時40分 |
定休日 | なし |
交通アクセス | 西九州新幹線長崎駅下車、徒歩約5分の長崎駅前電停から崇福寺行き長崎電気軌道1系統約4分の出島下車、徒歩約4分 |
値段 | 520円 |
URL | https://nagasakidejima.jp/ |
紹介スポット一覧マップ
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文/佐藤 史 写真/玉村恵理子
- ※記事中の情報は2024年5月時点のものです。
- ※列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
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