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2024.05.27ジパング俱楽部 愛媛県のご当地グルメを1度に堪能!「うどんかけはし松山店」の「じゃこ天鍋焼きうどん」|食べに行きたい!松山駅近・名物ランチ 

愛媛県松山市

旅行で訪れた駅の、すぐ近くのおいしいランチを知りたいと思ったことはありませんか?松山駅から徒歩10分圏内の地元のおいしい味をジパング倶楽部編集部が厳選して紹介します。

小説『坊っちゃん』や道後温泉で知られる松山市には、隣県の香川とは異なるうどんの文化があります。それが、アルミニウム製の鍋で煮込まれた鍋焼きうどん。松山の町の人たちの食の原風景のひとつになっているこのうどんに、愛媛県西部の宇和海から生まれる「じゃこ天」を入れた、愛媛の味のハーモニーを堪能しに行きましょう。


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愛媛名物・ じゃこ天とは?


「じゃこ」は雑魚(ざこ)が語源のようで、「天」は魚のすり身を平たくして衣なしで揚げたものを意味する。ハランボ(ホタルジャコ)など小魚を、頭と内臓以外すべて使うすり身揚げです。旨みと豊かな弾力が魅力です。

予讃(よさん)線松山駅からスタート!


松山観光の玄関、松山駅 松山観光の玄関、松山駅

駅舎入口の三角屋根は、小説『坊っちゃん』に登場する初代松山駅をイメージしたもの。道後温泉や松山城へは、松山駅前から伊予鉄道市内電車でアクセス可。現在、松山駅では高架化事業が進んでいます。


 

下車すぐ(駅直結)

 

うどんかけはし 松山店

駅構内で出合える愛媛県のソウルフード


「じゃこ天鍋焼きうどん」750円 「じゃこ天鍋焼きうどん」750円

松山駅構内にある店で、隣は改札口。出発を待つ列車もよく見えるという立地です。そんな旅の窓口にあるため、店内を見わたせば旅行用のキャリーバッグを持った観光客が多いかたわらで、明らかに近所から散歩がてらに立ち寄った風情のおじさんやおばさんも訪れています。店はセルフ方式で、うどんを選んで注文、好みでサイドメニューの皿をとり、会計へという手順です。カウンターを挟み、常連らしきお客さんに店員さんが「今日は何に?」と親しげに話しかけている様子に気持ちがほっこりとしました。

店内はカウンター席のみで、列車の待ち時間に気軽に利用するのにぴったり。旅の荷物を持っている場合でも広さに余裕があります。メニューは各種うどんとそば。「じゃこ天」入り以外に天ぷら、わかめ、きつねなども用意しています。月~金曜日については、かけうどんに日替わりでかきあげ丼や牛丼が付くランチメニューも好評です。

専門店の「じゃこ天」が食べられる


「じゃこ天」販売ゾーン。通販も受付 「じゃこ天」販売ゾーン。通販も受付

1枚からいろいろ買えます 1枚からいろいろ買えます

とはいえ、一番の特徴は「じゃこ天」の店を併設していること。「じゃこ天」がソウルフードになっている宇和島市に本社と製造拠点がある「安岡蒲鉾(かまぼこ)」が隣にあり、「うどんかけはし」でも「じゃこ天」や「じゃこちくわ」、「かまぼこ」を販売しています。「じゃこ天」を含め、天ぷら(揚げた練りもの)は単品でも買え、17時30分までなら揚げたての実演販売もしています。揚げたてのおいしさはまた格別。魚の旨みの深さ、ふっくらと弾力がある食感、油で揚げているにもかかわらずさっぱりとした食感など、逃したくない逸品です。ちなみに、「じゃこ天」をお持ち帰りした際は、オーブントースターなどで温めれば揚げたてに近い食感になります。

「じゃこ天」は、宇和海で獲れたての新鮮小魚を使用。たとえば主原料のハランボは体長約8センチしかなく、これを一匹一匹、手作業で素早く頭と内臓を落とし、すり身にして成形し、油で揚げています。ハランボはノドグロの仲間で、雑魚にもかかわらずそのおいしさを宇和海沿岸の人々は昔からよく知っていたのです。

一方、うどんは鍋焼きが旨い、と知ったのは、松山の町の人たち。アルミニウム製の鍋でやわらかめのうどんを甘めのだし汁で煮るというスタイルは、戦後まもなく誕生したとか。つまり、「じゃこ天鍋焼きうどん」は、愛媛県を代表する二大ソウルフードを一度に味わえるのです。松山を訪れた時でも去る時でも、ちょっとした待ち時間に味わえるのは、駅直結の食事処ならではの魅力です。


「じゃこ天」の魚の旨みがうどんをさらにおいしく 「じゃこ天」の魚の旨みがうどんをさらにおいしく


サイドメニューにも「じゃこ天」が サイドメニューにも「じゃこ天」が

カウンター席のみの店内 カウンター席のみの店内


問い合わせ先 089-945-9850
時間 7時30分~20時
定休日 なし
交通アクセス 予讃線松山駅下車すぐ

 

徒歩約3分のJR松山駅前電停から伊予鉄道市内電車5番約12分の大街道下車、徒歩約5分

山麓駅「東雲(しののめ)口」
 

ロープウェイ約3分の山頂駅「長者ヶ平(ちょうじゃがなる)」下車、徒歩約10分

 

「うどんかけはし 松山店」周辺のおすすめスポット


松山城

山上にそびえる現存12天守のひとつ


松山城天守。標高132メートルの山頂にある 松山城天守。標高132メートルの山頂にある


本丸や天守からは松山市街や瀬戸内海が 本丸や天守からは松山市街や瀬戸内海が

八合目付近までロープウェイとリフトで行けます 八合目付近までロープウェイとリフトで行けます


連立式天守。攻め入る時迷路のように 連立式天守。攻め入る時迷路のように

藩邸機能があった二之丸史跡が城の裾に 藩邸機能があった二之丸史跡が城の裾に

築城したのは「賤ヶ岳(しずがたけ)の七本槍(しちほんやり)」のひとりで戦略家の武将である加藤嘉明(よしあき)。見どころは、渡櫓(わたりやぐら)にて連結された櫓や小天守を構える複雑な構造の連立式天守。その秀でた防御体制は、江戸幕府に危機感を抱かせたとも。天守の最上階からは、道後温泉郷と瀬戸内の島々、そして運がよければ四国最高峰の石鎚山(いしづちさん)と、四国の名勝を3つも展望できます。


問い合わせ先 089-921-4873
時間 天守・二之丸史跡庭園は9~17時(8月は~17時30分、12・1月は~16時30分)
定休日 12月第3水曜(天守・二之丸史跡庭園)
交通アクセス 松山駅下車、徒歩約3分のJR松山駅前電停から伊予鉄道市内電車5番約12分の大街道下車後、徒歩約5分の山麓駅「東雲口」からロープウェイ約3分の山頂駅「長者ヶ平」下車、徒歩約10分(本丸広場)
値段 520円(天守観覧料)、200円(二之丸史跡庭園)、ロープウェイ・リフトは往復520円(片道270円)
URL https://www.matsuyamajo.jp/

紹介スポット一覧マップ

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文・写真/大村嘉正

  • 記事中の情報は2024年5月時点のものです。
  • 列車やバスなどの所要時間は目安となる平均時間を表記しています。バスの運行本数が少ない場合がございますので、事前にご確認ください。
  • 店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
  • 同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
  • 新型コロナウイルス感染症等の影響により、掲載している内容が変更となる可能性があります。お出かけの際は事前にご確認ください。