2024.05.23ジパング俱楽部地元の人にも人気の名店「和食 蒲焼 髙田屋」の「鰻重」|食べに行きたい!三島駅近・名物ランチ
静岡県三島市
旅行で訪れた駅の、すぐ近くのおいしいランチを知りたいと思ったことはありませんか? 三島駅から徒歩10分圏内の地元のおいしい味をジパング倶楽部編集部が厳選して紹介します。
富士南麓、伊豆半島の付け根に位置する三島は、あちこちで富士山の伏流水が自噴する「清流の町」。
その水に身をくぐらせることで生臭さや泥臭さが消えた、おいしいうなぎを提供する店が三島駅周辺には多数あります。
地元の常連さんにも人気の「和食 蒲焼 髙田屋」で鰻重を堪能したら、三島の地名の由来になった三嶋大社にも参拝を。
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三島にはなぜうなぎ店が多い?
その鍵は、町のあちこちに自噴する富士山の伏流水。 この清浄な水にうなぎをくぐらせると生臭さや泥臭さが消え、余分な脂肪分が取り除かれます。やがて「三島のうなぎは一味違う」という評判が広まり、名物として認知されていきました。
三島市内にはうなぎが食べられる店が多数あります。
東海道新幹線三島駅からスタート!
東海道新幹線、東海道本線、伊豆箱根鉄道駿豆線が接続する静岡県東部の駅。
富士山と三嶋大社の社殿をモチーフにした、駅舎の屋根の美しいカーブが印象的です。
駅前の観光案内所でマップを入手してから出発しましょう。
和食 蒲焼 髙田屋
三島の水でワンランク上の味に
三島駅前から南に伸びる通りを10分ほど歩くと、三島の中心市街地の一角にあるこの店に到着します。暖簾(のれん)をくぐると、奥行きのある店内の左手にカウンター席と厨房があり、明るい声で迎えてくれます。
さっそくお目当てのうなぎを注文しましょう。「鰻重」の種類は並・上・特上の3種で、特上はうなぎ一尾がごはんの上に乗り、食べごたえ十分です。
うなぎは、信頼のおける問屋を通じて、三島の水に数日さらしたものを仕入れます。仕入れたものは鮮度がよいその日のうちに捌(さば)いて提供します。
焼き方は、背開きで頭がなく、蒸してから焼き上げる関東風。身に箸を入れ、口に運ぶとふわっと柔らかくほぐれていく感触がたまりません。もちろん臭みは一切なし。地元産の無添加醤油をベースにした店独自のタレは、甘さ控えめのまろやかな味わい。ごはんとの相性も抜群です。
絶品のかき揚げと海鮮メニュー
この店は、うなぎだけでなく魚介メニューが充実していることでも地元では知られています。
三代目の店主が沼津の魚市場へ毎朝仕入れに出かけ、その日水揚げされた鮮度抜群の素材を、刺身や天ぷらで提供しています。ランチタイムには刺身の定食、天丼、海鮮丼なども、うなぎと並んで人気だそう。
うなぎとは別に追加で一品頼むなら、駿河湾産の桜えびのかき揚げ(通年提供)がおすすめ。独自ブレンドした天ぷら油を使ってからっと揚げており、サクサクと香ばしい衣の中から、桜えびのほんのりした甘さが立ちのぼってきます。店には静岡県の地酒も取り揃えており、日本酒と合わせて味わいたくなる一品です。
昭和、平成、令和と地元客に愛されて
創業は戦後間もない1949(昭和24)年。最初は「グリル髙田屋」という名の大衆食堂だったそうで、三島の人たちに長く親しまれてきました。そのため、観光客だけでなく、今も地元の常連さんがよく訪れるとか。
そしてこの店には、うなぎや海鮮とは別にもうひとつおすすめのメニューがあります。それは、三島名物の手軽なご当地グルメとして知られる「みしまコロッケ」2個800円。箱根西麓で生産されている「三島馬鈴薯(ばれいしょ)」を使うのが特徴で、市内の多くの店で提供されています。
うなぎと海鮮メニューが並ぶなかでちょっと意外な気もしますが、じつはこれを考案したのがこちらの店主なのだとか。「三島の新しい名物を作りたい」と考えてレシピを公開し、広まったのだそう。おなかに余裕があったらぜひこちらもご賞味を。持ち帰り用は4個800円で提供しています。
問い合わせ先 | 055-975-0495 |
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時間 | 11時~14時30分・17時~19時30分 |
定休日 | 水曜(祝日の場合は営業、前後数日のどこかで休業) |
交通アクセス | 東海道新幹線三島駅から徒歩約10分 |
URL | http://mishimatakadaya.com/index.html |
「和食 蒲焼 髙田屋」周辺のおすすめスポット
三嶋大社
三島の地名の由来となった伊豆国一宮
三嶋大社は源頼朝(よりとも)をはじめ、名だたる武将の信仰を集めてきた神社です。
広い境内は緑に包まれ、石畳の長い参道を歩くうちに、清浄な空気で心も洗われるよう。
神門をくぐった先にある御本殿は、国の重要文化財に指定されている重厚な建物です。
境内にある宝物館には、北条政子が奉納した国宝「梅蒔絵手箱(うめまきえてばこ)」の精巧なレプリカなどの宝物が展示されており、こちらも必見です。
問い合わせ先 | 055-975-0172 |
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時間 | 参拝自由。宝物館は9~16時 |
定休日 | 宝物館は不定休 |
交通アクセス | 東海道新幹線三島駅から徒歩約15分 |
値段 | 宝物館は500円 |
URL | https://www.mishimataisha.or.jp/ |
紹介スポット一覧マップ
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文/内藤昌康
- ※記事中の情報は2024年5月時点のものです。
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- ※花や紅葉など季節の景観は、その年の天候などにより変動しますので、現地へご確認ください。
- ※店や施設のデータは、原則として一般料金(税込)、定休日、最終受付時間・ラストオーダーを、宿泊施設の料金は平日に2名で宿泊した場合の1名分の料金(1泊2食・税・サービス料込み)を記載しています。
- ※同一商品で軽減税率により料金の変わるものは、軽減税率が適用されない料金を記載。臨時休業などは省略しています。また、振替休日なども祝日として表記しています。
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