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2022.09.30鉄道鉄道博物館 お召し列車専用機「EF58形61号機」常設展示へ 10月30日から など【今週の交通新聞より】

2022年9月26日~9月30日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・鉄道博物館 お召し列車専用機「EF58形61号機」常設展示へ 10月30日から
・JR東海 「そうだ京都、行こう。」秋編を展開
・JR北海道 2年目の「ひとめぐり号」運転へおもてなしを充実、沿線76自治体と共に旅を盛り上げ
・JR千葉支社 房総観光プロモーション「ちょっとひと息、房総休日。~魅力いっぱい房総秋の旅~」を展開
・JR東日本 シンガポールで「ジャパンレールフェア」開催

9月26日 月曜日

鉄道博物館 お召し列車専用機「EF58形61号機」常設展示へ 10月30日から


交通新聞

鉄道博物館(さいたま市)は21日、直流電気機関車のEF58形61号機を10月30日から本館1階に常設展示すると発表した。1953年7月にお召し列車専用機として製造された同機は、首都圏の直流電化区間を中心に2008年まで活躍。90回以上お召し列車の先頭に立ち、臨時列車やイベント列車を多くけん引するなど、日本の電気機関車を代表する存在といえる。同館で展示車両が追加されるのは、18年7月の南館オープン以来4年ぶりで、屋内外合わせて42両となる。

同機は、初のお召し列車専用機として60号機とともに日立製作所水戸工場で製造。車体正面だけでなく側面まで取り付けられたステンレス製の飾り帯や国旗掲揚装置、足回り各部の磨き出しなどの専用装備を当初から備えていた。66年には車体色が通常のぶどう色2号から御料車の塗色(暗紅色)に近づけた、いわゆる「ため色」に変更された。

53年10月に東京―名古屋間でお召し列車を初めてけん引して以来、最後となった2001年までの間に、北は信越線新潟や東北線黒磯、西は京都、大阪をはじめ山陽線岩国まで90回以上お召し列車の先頭に立った。これはC51239号機の104回に次ぐもので、電気機関車としては最多の運転回数を誇る。

2008年に休車となり、JR東日本東京支社東京総合車両センターで保管されていたが、同館での常設展示が決まった。


9月27日 火曜日

JR東海 「そうだ京都、行こう。」秋編を展開


交通新聞

JR東海は10月1日から、「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの秋編を展開する。京都市北西部の高雄エリアを中心に、美しい紅葉を楽しむ旅を提案。連動した特別プランや観光コンテンツを多数用意するほか、同キャンペーンとして3年ぶりとなる秋のテレビCM放映などの宣伝展開で、京都の旅へといざなう。

京都の紅葉は、例年11月中旬ごろに見頃を迎える高雄エリアに始まって次第に市中へと移り、12月に入っても楽しめる名所が数多くある。

宣伝展開では、同エリアの神護寺、高山寺、西明寺の美しい紅葉を紹介。テレビCMは11月6日まで、首都圏と静岡地区を中心にスポットと同社提供番組で放映する。ポスターは首都圏、静岡、名古屋各地区の主要駅に掲出し、交通広告やウェブ、SNSでもPRする。

キャンペーンに連動した特別プランや観光コンテンツは、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス「EXサービス」会員限定の「EX 旅のコンテンツポータル」や旅行商品「ずらし旅」の「選べる体験」で発売する。

高雄エリアに向けては11月の土曜日・休日に、JR嵯峨野線(山陰線)二条駅から臨時直行バスを設定。渋滞地点を避けた往復ルートで、神護寺の拝観をセットして500円で利用できる。

また、紅葉やライトアップを楽しめる特別拝観は、11月中旬以降に7寺院で実施。このほか、現地スタッフが推薦する寺院と和洋のスイーツ店を訪ねるプランや、常寂光寺では京都の寺院として初開催となる話題の「たらし込みアート」体験(11月12、13、27日)を用意する。

さらに11月1日からは、タイで見かける三輪自動車「トゥクトゥク」を貸し出し、ひと味違った京都観光を演出する。1日1組限定、1台6000円。2~4人で8時間まで利用できる。運転には普通自動車運転免許が必要。12月11日まで。

特設ウェブサイトでは、予約不要で楽しめる現地での催しも紹介している。

同社の金子慎社長は22日の定例会見(東京)で「コロナ禍において感染拡大と縮小傾向を繰り返し、旅行したい気分を持っていても出掛けないという状況があった。私たちも本格的な観光キャンペーンを展開できず、今度こそという思い。ぜひご自身のお好みのタイミングで、色づく秋の京都にお出掛けいただきたい」と述べた。


9月28日 水曜日

JR北海道 2年目の「ひとめぐり号」運転へおもてなしを充実、沿線76自治体と共に旅を盛り上げ


交通新聞 昨年のひとめぐり号で好評を得たご当地キャラの地元歓迎=石北線上川駅=

JR北海道は、日本航空(JAL)と連携し、30日から10月24日にかけて2年目の運転を行う道内周遊列車「HOKKAIDO LOVE! ひとめぐり号」について、おもてなし企画を沿線地域の協力を得て今年も準備した。走行エリアの拡大により、参画自治体は昨年の47者より大幅増加。計38種類のご当地キャラクター登場など、全76自治体(2日時点)で各種取り組みを展開し、コンセプトとする地域との触れ合いを体現していく。

ひとめぐり号は、JAL客室乗務員が車内サービスを提供し、車両は261系5000番代を使用するツアー専用列車。今年の運転では、従来の道東コースに、道東・花咲線コース、道北道南コースを新たに加えた全3種の3泊4日行程を設定した。出発日は、今月30日発(コース=道東・花咲線)、10月8日発(道北道南)、同14日発(道東)、同21日発(同)の全4回で、各停車駅や車内でおもてなし企画をそろえた。

新規コースを走る10月8日発では、出発地の稚内駅からゴールの函館駅まで30カ所を超す停車駅のほとんどでお出迎えを準備する。多くで「出汁之介」(稚内)、「へそまる」(富良野)、「洞龍くん」(洞爺)などご当地キャラが一行を歓迎する。中川町の「森蜜」「ハニーマスタード」、苫小牧市の「北寄カレー」「ハスカップねじり」など、各区間では車内販売も予定し、沿線市町村スタッフが乗り込んで乗客に自慢の特産品を直接PR。メッセージカードの配布なども通じて各地域の魅力を売り込んでいく。

今年は、北海道や道内経済団体で構成する北海道鉄道活性化協議会の支援もあり、通過予定時刻を付けた車窓ガイド専用冊子、記念乗車証、復刻時刻表ランチョンシートの配布、プロカメラマンによる撮影サービス、1号車販売カウンターでの飲料販売(各回一部区間)での協力を得る。


9月29日 木曜日

JR千葉支社 房総観光プロモーション「ちょっとひと息、房総休日。~魅力いっぱい房総秋の旅~」を展開


交通新聞

JR東日本千葉支社は10月1日から、房総観光プロモーション「ちょっとひと息、房総休日。~魅力いっぱい房総秋の旅~」を展開する。多彩な「駅からハイキング」や沿線のイベント、各種キャンペーンなど、秋の房総を楽しむさまざまな企画を繰り広げる。12月31日まで。

駅からハイキングは、銚子電気鉄道と共催の「関東最東端の犬吠埼と文学碑めぐりウォーキング・化石海水温泉を楽しむ」(10月1日~12月25日、銚子電鉄笠上黒生駅スタート)など、新規7コースを含む全14コースを開催する。

沿線イベントは、千葉県勝浦市内で特急「わかしお」運転開始50周年を記念した鉄道模型の展示や踏切支障報知装置体験など(10月2日)、両国駅で房総の魅力を満喫できる「わかしお・さざなみ50周年ありがとうフェスティバル」(8、9日)などを順次開催する。

期間中、「わかしお」「さざなみ」「しおさい」などの房総特急を同県内の降車対象駅まで利用するとくじ引きの対象に。さらに専用はがきで応募すると、抽選で宿泊補助券などが当たる。

また、「新宿さざなみ」「わかしお」「新宿わかしお」の「えきねっとトクだ値チケットレス特急券35%割引」を利用し、内房線君津、外房線安房鴨川駅で指定席画面を提示すると、「マザー牧場」と「鴨川シーワールド」の入 場料割引券などがプレゼントされる。


9月30日 金曜日

JR東日本 シンガポールで「ジャパンレールフェア」開催


交通新聞

10月14~16日イベント開催 鉄道・文化を紹介 鉄博中継や観光地情報 リアル、オンラインで

鉄道開業150年を迎える10月14日に合わせ、JR東日本はシンガポールで同日から16日までの3日間、「THE JAPAN RAIL FAIR2022」を開催する。記念鉄道グッズの販売や鉄道博物館(さいたま市)のオンラインライブイベント、和太鼓の演奏など、インバウンドの復活に向けた各種イベントで日本の鉄道や文化を発信する。

現地の会場は、地下鉄(MRT)East West LineのTanjong Pagar駅前広場。

鉄道関連では鉄道開業150年をテーマに、創業時以降の車両や鉄道利用シーンなどの写真展示をはじめ、記念コースターや鉄道パーツミニチュアコレクションなどの記念グッズ販売を実施。鉄道ペーパークラフトや塗り絵体験なども行う。

オンラインイベントは、鉄道博物館との中継で館内の展示車両などを紹介するライブ企画を実施。旧新橋停車場や東京・竹芝の「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」など日本の鉄道に関係する歴史的スポットの紹介をはじめ、「のってたのしい列車」の紹介なども行う。

日本文化を伝えるイベントでは、日本米の試食会や観光地情報の発信などのブースを出展。和太鼓やオーケストラ、ブラスバンドによる演奏会、着物の試着、VR(仮想現実)ゴーグルを利用した日本の観光地のリアルな動画視聴体験、日本航空のパイロットやキャビンアテンダント(CA)の制服を着てのCAとの写真撮影会などを行う。

シンガポールにおけるJR東日本の情報発信拠点「JAPAN RAIL CAFE」では、新幹線をモチーフにした駅弁など各種駅弁も販売。多彩な催しで日本の魅力を広く発信する。

現地会場と特設サイトでは、シンガポール発東京行き往復エコノミークラス航空券2人分のほか、キーホルダーやクリアファイルなどの鉄道グッズといった景品が合計1000人以上に当たる抽選会も催す。

開催時間は、現地時間の11~20時(最終日は18時まで)。リアル、オンラインとも参加費、事前登録は不要。オンラインイベントは特設サイトとJAPAN RAIL CAFEのフェイスブックページから視聴できる。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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