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2022.12.09鉄道JR北海道・JR東日本 「ツガルカイセン」第2弾 「2022 冬の陣」開始 など【今週の交通新聞より】

2022年12月5日~12月9日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR北海道・JR東日本 「ツガルカイセン」第2弾 「2022 冬の陣」開始
・JR東海・JR西日本・JR九州 第2総合指令所で新幹線列車制御
・JR奈良線複線化促進協議会・JR西日本 「宇治川橋梁ウォーク」
・JR東海 リニア・鉄道館 冬のイベント 鉄道楽しむ多彩な企画
・JR九州 関門鉄道トンネルを一般公開 開通80周年記念ツアーを実施

12月5日 月曜日

JR北海道・JR東日本 「ツガルカイセン」第2弾 「2022 冬の陣」開始


交通新聞

JR北海道、JR東日本は1日、共同プロモーション「ツガルカイセン」の第2弾「2022 冬の陣」を開始した。北海道、青森県がそれぞれ誇る津軽海峡の海鮮のアピール合戦を通じて、東北・北海道新幹線を使った北海道・青森の旅を訴求する企画で、今回は「大間」「戸井」など有名産地をおのおの抱える旬真っ盛りのマグロ対決。来年2月末までの期間中、駅ポスター掲出や特設ウェブサイトでの情報発信などを展開する。

7~9月に展開した第1弾「夏の陣」では、北海道の「活イカ」と青森の「天然ヒラメ」の対決を演出。各魅力を発信するとともに、海産物詰め合わせが当たるプレゼント企画や、SNSと連動した投票企画を展開して、青函圏の旅行需要喚起を行った。勝敗については「両者一歩も譲らない旨(うま)さで幕を閉じた」と今月1日公開のプロモ動画内で振り返っている。

第2弾では、青森県大間町の「大間まぐろ」、函館市戸井地区の「戸井まぐろ」といった全国区のブランドをはじめ、知る人ぞ知る青森県外ケ浜町「龍飛まぐろ」、北海道松前町「松前本まぐろ」など、双方自慢の天然本マグロ(クロマグロ)にスポットを当てて、「この冬は津軽海峡の本マグロを存分に味わい尽くしましょう」と潜在ニーズを刺激する。

北海道、東北、首都圏各地では期間中、青森と北海道のマグロが火花を散らす迫力ある対決シーンを描いた両社合同製作のポスターを展開。駅や列車内のデジタルサイネージでは、新作のアピール合戦動画を放映する。特設ウェブサイトからは動画のロングバージョンの発信や、まちおこしグループ「津軽海峡マグロ女子会(通称マグ女)」によるお薦めマグロスポットの紹介も行う。

同サイトには、「どちらのマグロが食べたいか」を問う投票機能も開設。投票参加者限定で、イカ刺し1皿(函館朝市栄屋)やりんごジュース1本(青森魚菜センター)の特典が協力店で受けられるSNS連動企画「ツガルカイセンに参戦せよ!Twitterハッシュタグ特典プレゼント」を実施する。JR東日本アプリのすごろくゲーム「トレすご」ではプロモ連動企画を用意した。

両社では、えきねっと会員向け「新幹線eチケットサービス」専用商品の「北海道・東北新幹線『お先にトクだ値』(乗車券つき)」など、青函方面の旅に便利な商品を併せて紹介。宿泊のセットでは、列車と宿を組み合わせるウェブ限定「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」で、来年3月31日乗車分までの期間限定特別プラン(年末年始と2月4~12日を除く)をPRする。


12月6日 火曜日

JR東海・JR西日本・JR九州 第2総合指令所で新幹線列車制御


交通新聞

JR東海、JR西日本、JR九州の3社は3日、通常は東京の総合指令所で実施している東海道・山陽新幹線の列車制御について、新大阪駅付近の第2総合指令所に切り替えて行い、その様子を報道陣に公開した。切り替えは、東京の指令所が大規模災害などで使用できない場合を想定して毎年1回実施している。

第2総合指令所は1995年の阪神・淡路大震災を契機に、指令所の二重系化による正常運行確保を目的としてJR東海とJR西日本が共同で設置し、99年2月から運用を開始。2011年の九州新幹線全線開業に合わせ、運行を監視する表示盤を新設して、東海道・山陽・九州新幹線の運行状況を一元的に把握できるようにした。

東京の指令所と同等の指令設備を有し、装置類の電源が常時入った待機状態で、万一の事態には即座に切り替えが可能。平常時は指令員、保守要員の教育訓練や、設備改良時の確認試験などに活用している。

当日はJR東海86人、JR西日本62人、JR九州5人の指令員計153人が参加。2日の最終列車終了後に運行管理システムを東京から第2総合指令所に切り替え、3日は始発から最終まで上下計479本を制御。翌4日未明に再び東京での制御に戻した。

切り替えに当たり、JR東海の島田秀行新幹線鉄道事業本部運輸営業部輸送課輸送指令長、JR西日本の川副誠山陽新幹線統括本部東京新幹線総合指令所総括指令長、JR九州の川原研吾鉄道事業本部運行管理部東京新幹線指令東京総括指令長が取材に応じた。

この中で島田指令長は「安全・安定輸送を第一に考えて、お客さまの命を預かっているという重い使命感と責任感で指令員一同、取り組んでいる。異常時の対応訓練を通して対応能力を高めていきたい」と述べた。


12月7日 水曜日

JR奈良線複線化促進協議会・JR西日本 「宇治川橋梁ウォーク」


交通新聞

京都市、京都府宇治市、井手町、奈良市など5市2町で構成するJR奈良線複線化促進協議会はこのほど、JR西日本と連携して「JR奈良線高速化・複線化第二期事業開業記念『宇治川橋梁ウォーク』」を実施した。併せて、同橋梁近くの公園で開かれた「第76回全国お茶まつり京都大会」にブースを出展した。

同ウォークは、来年春開業予定の奈良線第2期複線化事業で架けられた同橋梁の一部を歩くもので、先着の150人が参加。自らがコメントを書き入れたバラストの石を、新設線路上に置いてもらう企画も行われた。

お茶まつり会場のブースでは、同線の駅や沿線の名所をテーマにしたカードの配布、同橋梁デザイン案の3Dモデルをパソコンで観賞できるコーナーの設置などで、訪れた人を楽しませた。


12月8日 木曜日

JR東海 リニア・鉄道館 冬のイベント 鉄道楽しむ多彩な企画


交通新聞

交通新聞

JR東海の「リニア・鉄道館」(名古屋市)はきょう8日から、冬のイベントを開催する。特別イベントとして、鉄道開業150年記念「3館長トークショー」(初開催、10日)や、館内の照明を薄暗くして幻想的な雰囲気を楽しむ「リニア・鉄道館 de ナイト」(同、21~26日)をはじめ、ガイドツアーや親子向け体験イベントなど、鉄道を楽しむ多彩な企画を展開する。来年2月26日まで。

3館長トークショーは10日13時30分~15時に1階イベント広場で実施。鉄道博物館(さいたま市)の大場喜幸館長と、京都鉄道博物館(京都市)の前田昌裕館長をゲストに招き、リニア・鉄道館の天野満宏館長が司会を務める。参加無料、座席は先着順。開催前後には音楽デュオ「スギテツ」らによる演奏会が花を添える。

「リニア・鉄道館 de ナイト」(21~26日、16時30分~17時)は、1階イベント広場と車両展示エリア、2階センターデッキの照明を通常より暗くして、幻想的な雰囲気を演出する。

年明けからは、0系新幹線の先頭カバー開放(1月8、9日)、「〝TOICAのひよこ〟と一緒に探し出せ!クイズラリー」(1月21、22、28、29日、2月11、12、18、19日)を行う。

ガイドツアーは、展示車両などを解説する「みどころガイド」(今月11日~2月26日の土曜日・休日と1月4~6日。今月31日~1月2日を除く)、運転席に座れる「親子で学ぶ新幹線運転台の歴史」(今月11~25日の土曜日・休日と1月4~6日)、「のぞみ30周年!300系車両ガイド」(1月7~29日の土曜日・休日)、親子対象の「切符の歴史を体験しよう!」(2月4~26日の土曜日・休日)を実施する。

特定日に開催するワークショップでは、オリジナルの時計やバッジの製作に加え、模型製作を通じて超電導リニアの走行の仕組みが学べる。このほか、「在来線運転士、車掌によるお仕事紹介」(1月14、15日)、通常とは進行方向を変える「東京へ向かうN700系新幹線シミュレータ」(今月8~26日の平日)を開催する。

さらに、1月2~5日の来館者先着1万人に「0系新幹線特製しおり」をプレゼントする。

期間中、火曜日(1月3日を除く)と今月28日~1月1日は休館。


12月9日 金曜日

JR九州 関門鉄道トンネルを一般公開 開通80周年記念ツアーを実施


交通新聞

JR九州は3、4日、山陽線の関門鉄道トンネル(下関―門司間)開通80周年を記念して、同トンネル内を見学できる日帰り特別ツアーを実施した。トンネル内の一般公開は開通70周年以来10年ぶりで、各日45人の募集定員は発売開始から約1時間で完売した。

ツアーは博多発着で、門司港駅近くの三井倶楽部で昼食後、門司側からトンネル内に入り、試掘トンネルや本坑の一部を歩いて見学。続いて2020年11月に開設された関門トンネル記念館(北九州市門司区)を訪れ、建設工事の様子や歴史を学んだ。

トンネル見学では、約47㍍の立坑をエレベーターで降りた後、狭い試掘トンネルを800㍍歩いて海底下の本坑最深部へ。同区間は両日とも、ツアーのために約3時間半にわたり上り線の単線で運転し、下り線を公開。参加者は懐中電灯を照らして熱心に設備を観察したり、記念撮影を楽しんだ。

見学中は同社担当者が、トンネルの概要や1日600㌧の漏水が発生することなどを説明。本坑付近の試掘トンネルで上り線の通過列車が巻き起こす風を体験すると、参加者は想像以上の風圧に驚いた様子だった。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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