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2022.12.16鉄道JR四国など キハ185系特急形気動車 京都鉄道博物館で特別展示 など【今週の交通新聞より】

2022年12月12日~12月16日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東海 2月にHC85系のイベント列車ツアー
・JR西日本 「大阪駅(うめきたエリア)」開業に伴う運行体系
・JR四国など キハ185系特急形気動車 京都鉄道博物館で特別展示
・JR旭川支社 「ありがとう留萌本線 記念入場券」発売
・JR首都圏本部 中央・総武緩行線 鉄道開業150年記念ヘッドマーク列車運転など

12月12日 月曜日

JR東海 2月にHC85系のイベント列車ツアー


交通新聞

JR東海は、来年2月に新型特急車両HC85系で運転する二つのイベント列車(団体臨時列車)のツアーを企画、ジェイアール東海ツアーズ各支店とホームページで販売している。

同18日に催行するのは「特急『流れ星☆ひだ』号で行く高山・下呂」。岐阜県飛騨地方出身のお笑いコンビで飛騨・美濃観光大使を務める「流れ星☆」が、一日乗務員として制服を着て往路の名古屋―高山間に乗車し、漫才のほか車内アナウンスやミニゲームで盛り上げる。

一方、「特急『スギテツ♪ひだ』号で行く高山」は同25日に催行。HC85系の車内チャイム「アルプスの牧場」のアレンジを手掛けた鉄道愛好家音楽ユニット「スギテツ」が、往路の名古屋―高山間の車内で生演奏によるコンサートを開く。

両ツアーとも首都圏、静岡、中部、関西各地区発着で復路は特急「ひだ」利用。日帰りと宿泊商品があり、中部地区を除き往復新幹線付き。旅先で使えるクーポンもセットした。旅行代金は名古屋発着日帰りが大人1万1900円から、同宿泊は2万8500円から。


12月13日 火曜日

JR西日本 「大阪駅(うめきたエリア)」開業に伴う運行体系


交通新聞

「はるか」「くろしお」計96本停車

JR西日本は9日、2023年春の東海道線支線地下化(約1・7㌔)に伴う「大阪駅(うめきたエリア)」の開業について、列車の運行体系を発表した。新設の地下ホームには、1日当たり特急「はるか」が上下各30本、特急「くろしお」が上下各18本停車。おおさか東線の列車も乗り入れ、関西エリア全体の鉄道ネットワークが強化される。

同エリアは、大阪駅の一部として大阪駅北側に開業。新設の地下ホームには、これまで大阪駅からは利用できなかった関西空港に向かう「はるか」、和歌山方面に向かう「くろしお」が停車する。

昼間時間帯の大阪駅から関西空港までの平均所要時間は、特急「はるか」の場合47分で、関空・紀州路快速の直通列車と比べて20分短縮。大阪から和歌山までの特急「くろしお」の所要時間は57分となり、関空・紀州路快速の直通列車と比べて33分短縮となる。

京都方面から大阪に向かう特急も増加。平日7~9時台に大阪に到着する草津・京都方面からの特急は、これまでの「サンダーバード」3本、「びわこエクスプレス」1本、「スーパーはくと」2本の計6本に、「はるか」5本が加わり11本となる。

同時間帯に関西空港・和歌山方面から大阪駅に到着する特急は、「はるか」4本、「くろしお」4本の計8本。なお、西九条駅に停車していた一部「くろしお」は、通過に変更する。

おおさか東線の列車は、普通上下各67本と、大和路線奈良―新大阪間で運転している直通快速上下各4本が「大阪駅(うめきたエリア)」まで乗り入れる。

また、直通快速はJR淡路駅に新たに停車。使用車両は7両編成から、座席数の多い8両編成クロスシート車両(221系)に変更し、快適性を向上させる。

同日はJR西日本本社で会見が行われ、三津野隆宏執行役員・近畿統括本部長は「大阪駅(うめきたエリア)」の開業について、「新型コロナ感染症が落ち着きをみせた後、大阪・関西全体が活気を取り戻し、さらに発展していくための良いきっかけになればと思っている」と述べた。


12月14日 水曜日

JR四国など キハ185系特急形気動車 京都鉄道博物館で特別展示


交通新聞

JR四国とJR西日本、京都鉄道博物館は9日から、同館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアで、JR四国のキハ185系特急気動車2両の特別展示を行っている。20日まで。

展示しているのは、国鉄末期に四国地区に導入され、2017年の「四国デスティネーションキャンペーン」の際に国鉄色に復刻したキハ185形。JR四国の「『しおかぜ』『南風』運行開始50周年キャンペーン」第8弾となる企画で、一部の日(10、11、17、18日)にはデビュー当時の姿からデザインを起こした特急「しおかぜ」「南風」のヘッドマークも掲出している。

初日は記念のセレモニーが行われ、長戸正二JR四国専務・鉄道事業本部長、前田昌裕同館館長が出席。

長戸専務が「当社の特急の歴史に触れて、懐かしんでいただくとともに、四国への旅行のきっかけになることを祈念している」、前田館長が「展示に合わせてさまざまな関連イベントも企画しており、一人でも多くの方にご覧いただきたい」とそれぞれあいさつした後、ヘッドマークを取り付けて記念撮影を行った。


12月15日 木曜日

JR旭川支社 「ありがとう留萌本線 記念入場券」発売


交通新聞

JR北海道旭川支社は21日から、「ありがとう留萌本線 記念入場券」(1セット10枚)を留萌駅で発売する。1セット2000円、3000セット限定。来年3月31日まで、なくなり次第終了。

同線留萌―石狩沼田間が3月末で営業終了を迎えることに合わせて設定した。廃止する同―真布間の駅舎をそれぞれデザインした7駅分の入場券と、かつて同線で活躍した「SLすずらん号」「増毛ノロッコ」の走行写真を使った留萌駅入場券3種類の計10枚セット。各裏面には駅舎・車両の紹介文、専用台紙には区間の年表、路線図などを載せる。

期間中の8時45分~16時20分に駅窓口で発売。通信販売は実施しない。券番0001、0002は沿線自治体に進呈する。業務繁忙時や混雑時は一度の販売枚数を制限する場合がある。


12月16日 金曜日

JR首都圏本部 中央・総武緩行線 鉄道開業150年記念ヘッドマーク列車運転など


交通新聞

JR東日本首都圏本部はきょう16日から、鉄道開業150年を記念して、中央・総武緩行線で「記念ヘッドマーク列車」(E231系500番代1編成10両)を運転する。併せて、「人と人を結ぶ」思いが込められたヘッドマークのデザインを楽しんでもらおうと、スタンプラリーや中野電車区での深夜の撮影会、オリジナル記念グッズ販売会を開催する。

同 線の運転業務を担当する中野電車区の社員が中心となって企画した。記念ヘッドマークは編成の前後2種類。来年3月中旬ごろまでの運転を予定している。
昨年の同電車区開設100周年記念のヘッドマークが好評だった、デザイン急行が制作。1号車に掲出するのは中野の「中」を図案化した水引がモチーフ、10号車は同線のカラーをイメージした黄色いラインが引かれている。

スタンプラリーは同日から来年1月6日まで。専用チラシに三鷹、中野、千葉の3駅のスタンプを押印し、中野駅南口改札へ持参すると、ヘッドマークをデザインしたオリジナル付箋メモを進呈する。

撮影会は完全予約制で、来年1月28日0時30分~4時30分(予定)に開催。入区電車・出区電車への乗車、車両撮影、旧検修庫内の見学・撮影会、出区点検の見学が楽しめる。18歳以上24人を募集。参加費2万円。今月22日から通販ウェブサイト「JRE MALL」の首都圏本部ショップで発売する。

オリジナル記念グッズ販売会は来年2月25日に中野駅南口で。ヘッドマークのデザインを使ったクリアファイルなどが購入できる。販売元はJR東日本クロスステーション。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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