トレたび JRグループ協力

2023.01.27鉄道JR東海 走る「ドクターイエロー」乗車企画 EXサービス1000万人達成記念で など【今週の交通新聞より】

2023年1月23日~1月27日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR四国 「こじゃんと夜明けのものがたり」発売
・JR水戸支社 「フレッシュひたち」リバイバルカラー車両撮影会第2弾を開催
・JR北海道 283系に石北線沿線のモチーフラッピング
・JR東日本など 新幹線オフィス車両リニューアル 「TRAIN DESK」に
・JR東海 走る「ドクターイエロー」乗車企画 EXサービス1000万人達成記念で

1月23日 月曜日

JR四国 「こじゃんと夜明けのものがたり」発売


交通新聞

JR四国は2月4、11、18、25日、土讃線観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」で、高知―窪川間を往復乗車するツアー「こじゃんと夜明けのものがたり」を催行する。「こじゃんと」は、高知の方言で「徹底的に」「十二分に」の意味。復路では特別メニューを提供する。

同列車ではこれまで、片道ずつの乗車商品を提供してきたが、往復乗車の要望が多く寄せられていることから、2月の乗車率が低くなることを逆手に取り、同列車アテンダントが発案した。

募集人員は各日38人(通常定員47人)に抑え、往路と復路で席替えすることにより、1号車「KUROFUNE」、2号車「SORAFUNE」の両方を体験できるように配慮した。

[[往復で席替え]] 往路の食事(昼食)は通常通りの「土佐の食材を使用した創作料理~皿鉢風~」、復路(夕食)は同ツアー専用で「四万十鰻の茶わん蒸し」「いかえび団子のカブ餡かけ」などの温製料理と、沿線産「久礼どれいちご」を使用したスイーツ(ケーキ)を提供する。同列車で温かい料理を提供するのは初めて。

車内では、インスタントカメラによるフォトサービス、記念乗車証配布、お土産のほか、往路・復路とも各停車駅で地元のおもてなしが楽しめる。旅行代金は大人1万9500円(子ども同額)。「JR四国ツアー」ウェブサイトなどで発売中。


1月24日 火曜日

JR水戸支社 「フレッシュひたち」リバイバルカラー車両撮影会第2弾を開催


交通新聞

JR東日本水戸支社は2月11日、勝田車両センターで常磐線E653系特急「フレッシュひたち」のリバイバルカラー塗装を施したE657系の2編成目(紅色塗装)の登場を記念した撮影会を開催する。JRグループ旅客6社と茨城県が10~12月に展開する「茨城デスティネーションキャンペーン」(茨城DC)の一環。参加商品はきょう24日11時から、通販ウェブサイト「JRE MALL」同支社ページで販売する。

「フレッシュひたち」は1997年10月~2013年3月に運転。沿線地域をモチーフにした「緑」「紅」「黄」「青」「橙(だいだい)」の5種類のテーマカラーとシンボルマークをあしらって人気を博した。

[[緑と紅色並べて展示]] リバイバルカラーのE657系は、昨年12月から緑色塗装の1編成目を常磐線特急で運転中。撮影会では1編成目と、2月中旬から運用予定の2編成目を並べて展示する。茨城DC開催期間をめどに5編成がそろう予定。

10時30分、13時30分開始の2部制で各1時間。各部30人の募集、1万2000円。中学生以下は保護者も参加、未就学児の参加は不可。


1月25日 水曜日

JR北海道 283系に石北線沿線のモチーフラッピング


交通新聞

交通新聞

先頭車両に地域のイメージあしらう

JR北海道は、3月18日のダイヤ改正から石北線特急「オホーツク」(札幌―網走間)、「大雪」(旭川―網走間)として運用を開始する283系特急気動車について、沿線7自治体をイメージしたイラストのラッピングを先頭車両に施す。新たに登場する車両に対して地域住民らに親しみを感じてもらおうと企画した。

283系は指定席2両、自由席1両の3両編成で網走方面の輸送を担う。ラッピングは、全部で11両ある先頭車両の左右先頭部の両側面の計22カ所で実施。意匠は、石北線沿線の3市4町から意見を聞き、同社アート・デザイン企画室が全8種類を手掛けた。

自治体版7種類の各モチーフは、旭川市は石狩川のアーチ橋「旭橋」、上川町は温泉街も有する「大雪山国立公園」、遠軽町は奇岩「瞰望岩(がんぼういわ)」、北見市は力を入れる「カーリング」、美幌町は湖の眺望が美しい「美幌峠」、大空町は町が誇る観光資源「芝桜」、網走市は景勝地「能取岬と流氷」。それぞれ3枚ずつ貼り付け、残る貼付箇所1カ所については、各自治体のデザインをまとめた「特別デザイン」ラッピングを施す。

同車両は昨年3月のダイヤ改正まで釧路方面で活躍。「振り子式」を生かした高速走行で札幌―釧路間の輸送を支えたが、石北線では地上設備の大工事が必要となることから、費用対効果の観点で振り子機能は用いないことを決めた。

一方、従来のキハ183系特急気動車と比較すると、加速や登坂性能に優れ、最大7分の所要時間短縮を実現する。ラッピング箇所は、これまで「FURICO」マークのあった部分に当たる。


1月26日 木曜日

JR東日本など 新幹線オフィス車両リニューアル 「TRAIN DESK」に


交通新聞

設定全列車で「指定席」に

JR東日本とJR北海道、JR西日本の3社は24日、東北・北海道、上越、北陸の各新幹線で提供中の「新幹線オフィス車両」について、3月20日から「TRAIN DESK」にリニューアルするとともに、設定全列車で指定席としてサービスを提供すると発表した。一般の普通車指定席と区別して購入できるようになり、利便性が広がる。今後も新たなサービスを順次拡充し、時間と場所にとらわれない〝分散型の暮らし〟の実現を推進する。

3社は2021年11月から、東北・北海道、上越、北陸各新幹線の全列車(秋田新幹線「こまち」、山形新幹線「つばさ」、北陸新幹線「つるぎ」を除く)、全区間の8号車で、新幹線オフィス車両の運用を開始。東北・北海道新幹線「はやぶさ」「はやて」は昨年6月から、指定席として試行していた。

今回のリニューアルにより、名称や設定号車、購入方法が変わる。TRAIN DESKの特徴は従来と変わらず、座席でウェブ会議や通話ができ、仕事や勉強などの利用者優先。仕事に限らず、移動時間を〝自分時間〟として過ごしたい人にも利用を薦めている。

新たな名称には、仕事に加え勉強などでの利用も優先であり、共通の重要ツールとなる列車(TRAIN)内の机(DESK)を入れることで、ビジネスパーソンはもちろん、学生など幅広い人々に利用シーンをイメージしやすくし、使いやすいと感じてもらえるようにしたいとの思いが込められている。

設定対象は普通車指定席のある全列車(こまち、つばさ、つるぎを除く)。同指定席のない列車は対象外。対象車両は、東北・北海道新幹線は7号車、上越・北陸新幹線は9号車となる。設定期間は平日のみ(最繁忙期を除く)。料金は普通車指定席と同額。

指定席券売機での購入方法は、希望列車の普通車を選んだ後、「一般席」「TRAIN DESK」の画面から後者を選択する。

JR東日本では、東京、仙台駅でWi―Fiルーターや折り畳み式間仕切りなどの支援ツールセットの貸し出しを試行する予定。詳細は別途発表する。


1月27日 金曜日

JR東海 走る「ドクターイエロー」乗車企画 EXサービス1000万人達成記念で


交通新聞

走行中の「ドクターイエロー」に乗れる――。こんなスペシャル企画をJR東海が年内に計画している。ドクターイエローは、東海道新幹線を10日に1回程度の周期で走りながら設備の計測を行う「新幹線電気軌道総合試験車」。一般向けにはこれまで、浜松工場の公開イベントなどで停車中の車内見学を実施したことはあるが、走行中に乗車できるのは同社発足後初めてとなる。

この企画は、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス「EXサービス」(エクスプレス予約、スマートEX)の会員・登録者数が、昨年12月24日に1000万人を達成した記念キャンペーンの一つとして、その愛顧に感謝して実施するもの。具体的な内容や時期は決まり次第発表する。

エクスプレス予約は、2001年に「JR東海エクスプレス・カード」の会員制サービスとして東海道新幹線でスタート。08年には、エクスプレス予約の会員向けに専用ICカードで乗車できる「EX―IC」サービスが始まった。17年には、年会費不要で交通系ICカードを使って乗車できる「スマートEX」を開始。山陽・九州新幹線にもサービスを拡大している。

昨年12月31日時点のEXサービス会員・登録者数は約1003万人で、内訳は「エクスプレス予約」会員約392万人、「スマートEX」登録者約611万人。東海道新幹線では指定席予約に占めるEXサービス利用の割合が半数近くに達している。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

さらに外出先や出張先でも読める『交通新聞電子版』も配信中。
記事写真もカラーで掲載。いつでもどこでも読めて、PDFでの閲覧も可能。多彩な検索方法で最新情報から過去記事の検索もできます。

発売日/日刊(土・日・祝日休刊)


詳細・購読のお申込みはこちらから

  • 画像の改変・複製利用等を禁じます
トレたび公式SNS
  • X
  • Fasebook