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2023.02.24鉄道JR東海 「会いにいこう」キャンペーン 始まる など【今週の交通新聞より】

2023年2月20日~2月24日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東海 「会いにいこう」キャンペーン 始まる
・JR北海道・JR四国 「青函トンネル」「瀬戸大橋線」開業35周年記念キャンペーン
・JR西日本 「改良型可動式ホーム柵」導入 西九条、弁天町駅に
・JR盛岡支社 「SL銀河」C58 239号機の火入れ式

2月20日 月曜日

JR東海 「会いにいこう」キャンペーン 始まる


交通新聞

ビジネスパーソンを応援

JR東海は16日から、東海道新幹線を利用するビジネスパーソンに向けた「『会いにいこう』キャンペーン」をスタートした。特設ウェブサイトを立ち上げ、駅や新幹線車内でのポスターの掲出やテレビCMの放映などの宣伝展開を順次開始。ビジネスパーソンを応援する多彩なキャンペーン連動企画も用意した。さらに今年夏ごろには、新幹線の車内チャイムをCM曲に切り替える予定で、約20年ぶりの変更となる。

キャンペーンのキャッチコピーは「会いにいく、が今日を変えていく。」。コロナ禍の3年間で社会の対応力が高まり、かつての日常が戻りつつある中で、実際に人に会うことを通してビジネスパーソンのつながりを取り戻し、活力ある経済活動の復活を支えていきたいという思いを込めた。

宣伝展開には、俳優の賀来賢人さんを起用。17日から同社の主な駅、新幹線車内などにポスターを掲出しているほか、19日からは首都圏、静岡、名古屋、大阪の各地区でテレビCMの放映を始めた。CMは、賀来さんが出張で東海道新幹線を利用する様子を描いたもので、楽曲は音楽家の岩崎太整さんが書き下ろした「会いにいこう」を歌手のUA(ウーア)さんが歌い上げる。特設サイトではCMの動画やメーキング映像の公開をはじめ、各種キャンペーンコンテンツを紹介している。

これに合わせ、今年夏ごろには同社の新幹線車両の車内チャイムをCM曲の「会いにいこう」に切り替えていく予定。現在のチャイムは、2003年10月の新幹線品川駅開業に合わせて制作されたCM曲で、アイドルグループ、TOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」(作詞・なかにし礼、作曲・筒美京平)を同11月から使用している。

また、キャンペーンに連動して、ビジネスパーソンに向けた数々のプレゼント企画を設定。公式ツイッター「JR東海News」では、リツイートするとJR東海ホテルズギフトカードや新幹線車内販売で使える飲料引換券などが抽選で当たる。このほか、サントリーのビール「ザ・プレミアム・モルツ」、車内販売のコーヒー、JR東海の通販サイトで使える「いいものポイント」、ワークスペース「EXPRESS WORK」に関するキャンペーンを実施する。

金子慎社長は16日の定例会見(東京)で、「キャンペーンは実際に会うことの意味を思い起こしてもらおうという趣旨。ビジネスの利用は観光に比べて回復が遅れているが、いろいろな制約が解けていく中で会うことの大切さを訴えて、たくさんの方に出張に出かけていただきたい」と述べた。


2月21日 火曜日

JR北海道・JR四国 「青函トンネル」「瀬戸大橋線」開業35周年記念キャンペーン


交通新聞

JR北海道とJR四国は17日から、「『青函トンネル』&『瀬戸大橋線』開業35周年記念キャンペーン」を展開している。3月上旬から両社共通のポスターを掲出し、1988年3月13日に開業した同トンネルと同4月10日開業の同線の35周年を盛り上げる。企画第1弾として、JR北海道は記念入場券発売、記念パネル展など、JR四国は特別ツアー、デジタルスタンプラリーなどを行う。特別ツアーは瀬戸大橋の管理用通路から列車を撮影できるプランもある。キャンペーン期間は12月末まで。

JR北海道 記念入場券やパネル展開催

JR北海道は、節目の3月13日から特設ウェブサイトを開設して、特別企画の情報を随時紹介していく。

同日から、青函トンネルとなじみ深い北海道新幹線新函館北斗、木古内、奥津軽いまべつの3駅記念入場券セット(600円)を発売する。各駅ごとにデザインが異なり、新函館北斗は寝台特急「北斗星」、木古内は急行「はまなす」、奥津軽いまべつは快速「海峡」の3種類を用意する。裏面は全種類を並べると、3列車が並ぶ写真やトンネルの年表が連なる意匠となる。券番号0003までは地域関係者に進呈。窓 口混雑時は発売セット数を制限する。発売は8月31日まで。

5月1日からは、函館駅の改札内で「青函トンネルの昔と今、未来をひとめぐり!青函トンネル開業35周年記念パネル展」を実施する。1988年3月13日に開業した同トンネルの着工経緯から、現在までの歩みの紹介ほか、トンネルを通過した列車の鉄道備品、写真を展示する。6月30日まで。

JR四国 特別ツアーやデジタルラリー

JR四国は今月24日10時に特設ウェブサイトを開設。特別ツアーは「海峡の四国色!『キハ185系リバイバルうずしお号』の旅」「瀬戸大橋管理用通路から列車撮影体験ツアー」の2本で、いずれも4月9日に開催。「リバイバルうずしお号」は四国色のキハ185系気動車を使用した団臨。旧デザインのヘッドマークを掲出する。集合・解散は高松。募集人員60人。旅行代金1万5000円。

「撮影体験」は同社と本州四国連絡高速道路(JB本四高速)の連携事業。普段は立ち入ることができない瀬戸大橋の管理用通路から、定期列車と「リバイバルうずしお号」上下いずれかの列車を撮影できる。高松―児島間は往復のどちらかで同号に乗車できる。

瀬戸大橋での撮影が午前または午後の2コースがあり、「午前撮影」は坂出集合、高松解散。「午後撮影」は高松集合、坂出解散。募集人員各20人。旅行代金3万円。

ツアーはいずれも今月26日10時から「JR四国ツアー」ウェブサイト、旅の予約センター=電話087(825)1662=などで発売する。

デジタルスタンプラリーは、かつての駅スタンプのデザインを復刻したものを採用。詳細は決まり次第発表する。

このほか、4~6月の「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」運転日を、月・金曜日の22日間追加。当初予定日と合わせ、期間中合計58日間運転する。「アンパンマン列車スタンプラリー」での「瀬戸大橋線開業35周年賞」設定も予定している。

なお、瀬戸大橋を渡る路線名は本四備讃線(茶屋町―宇多津間)だが、岡山―高松間の愛称である瀬戸大橋線が広く親しまれている。


2月22日 水曜日

JR西日本 「改良型可動式ホーム柵」導入 西九条、弁天町駅に


交通新聞

JR西日本は20日、ホームの安全性向上とホーム柵整備の着実な推進を図るため、「改良型可動式ホーム柵」を導入すると発表した。工期の短縮を可能とするため、構造の見直しによる軽量化や、開口部を設けることで風荷重の低減を図った。2032年度までに京阪神エリアの駅ホーム・約30番線に整備する。

同社では、23年度から適用される鉄道駅バリアフリー料金制度を活用して、32年度までに京阪神エリアの約210駅・600番線を対象に、可動式・昇降式ホーム柵、またはセンサーで人の転落を検知して列車を止める「ホーム安全スクリーン」の整備を進め、ホームの安全性を高めていくことにしている。

改良型可動式ホーム柵は、JR西日本テクシア、ナブテスコと共同で開発。開口部を設けることや、鉄の鋼材と比べて軽いアルミ材の採用、溶接を減らすなどの工夫により、安全機能を維持しながら、柵が風を受ける面積、柵の重量をそれぞれ従来比で約3分の2に低減させた。

これにより、ホームの補強を迅速に行いながら、工期の短縮、工費の圧縮を実現する。今後設置していく可動式ホーム柵は、改良型を基本として整備を着実に進めていく。

改良型の仕様は、ドア開口幅3・56㍍、ドアの高さ(床面から上端まで)は110㌢。ドア部中央の開口幅は34㌢、床面からドア下端までは24㌢などとなっている。

今後のスケジュールについては、大阪環状線西九条、弁天町の両駅から設置。3月に工事着手し、大阪・関西万博開催前の24年度中に完成させる予定。32年度までの期間では、ホーム・約30番線に導入する。


2月24日 金曜日

JR盛岡支社 「SL銀河」C58 239号機の火入れ式


交通新聞

JR東日本盛岡支社は21日、釜石線の観光列車「SL銀河」(花巻―釜石間)をけん引するC58239号機の火入れ式を盛岡車両センターSL検修庫で開催した。同列車は客車老朽化により今年6月で引退する。

火入れ式には久保公人執行役員・盛岡支社長、松谷憲司同支社盛岡運輸区長、本倉幹弘同センター所長ら関係者約30人が出席。SL整備に携わるJR盛岡鉄道サービス盛岡運転営業所の蒲澤廣社員が点火棒で機関車の火室に点火した後、松谷区長と本倉所長が投炭した。続いて出席者全員で記念撮影を行った。

今後、3月25日からラストシーズンの運転を開始。週末を中心に6月4日まで上下計24本を走らせ、同10、11日に予定している旅行商品専用の団体臨時列車が最終運転となる。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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