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2023.03.03鉄道JR西日本 「スーパーやくも」色車両 運転開始 など【今週の交通新聞より】

2023年2月27日~3月3日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR西日本 「スーパーやくも」色車両 運転開始
・JR八王子支社 京王、西武とトレインカードキャンペーン
・JR大宮支社 3月16日は「おおみや鉄道の日」 記念イベント展開
・遍路とおもてなしのネットワーク・JR四国 「一日一斉おもてなし遍路道ウォーク」開催
・JR東海など HC85系「ひだ」に鈴川絢子さんオリジナルヘッドマーク NFT無料配布も

2月27日 月曜日

JR西日本 「スーパーやくも」色車両 運転開始


交通新聞

JR西日本は17日から、伯備線経由で岡山と山陰地方を結ぶ381系特急「やくも」を活用した新たな取り組みとして、「スーパーやくも」色車両の運転を開始した。対象列車は「やくも」の上り4、20号、下りの5、21号。

特急「やくも」のデビュー50周年を記念して、昨年3月に登場した「国鉄色」に続くリバイバル塗装第2弾。「スーパーやくも」は、1994年12月~2006年3月に運転した紫色を基調としたカラーリングの車両。

当日は運転開始を記念して、山陰線米子駅ホームで「やくも5号」利用者の出迎えを実施。同社の佐伯祥一理事・中国統括本部副本部長・山陰支社長、平井伸治鳥取県知事、伊木隆司米子市長が記念品を配布した。


2月28日 火曜日

JR八王子支社 京王、西武とトレインカードキャンペーン


交通新聞

JR東日本八王子支社と京王電鉄、西武鉄道はあす3月1日から、鉄道開業150年を記念して、多摩エリアを走る各社の歴代車両をデザインしたトレインカードを集めてもらうキャンペーンを開催する。26日まで。

各社5駅ずつの対象駅を巡り、条件を満たすとトレインカードがもらえる。各社ごと5種類集めると「コンプカード」を、さらに3社全てのカードを集めると全制覇賞として「オリジナルカードホルダー」を先着2500人に進呈する。

トレインカードの配布条件は各社で異なり、JR中央線コースは新宿、三鷹、立川、八王子の各ニューデイズ店舗で500円以上購入、大月駅は大月市観光案内所で申し出る。京王線コースは「京王線・井の頭線一日乗車券」(大人900円、子ども450円)を購入して対象駅(新宿、府中、北野、京王多摩センター、富士見ケ丘)で提示。西武線コースは「『中央線×京王線×西武線 トレインカードキャンペーン』西武線1日フリーきっぷ」(1500円、750円)を購入して対象駅(上石神井、東村山、玉川上水、萩山、白糸台)で提示する。

また、キャンペーンと連動して、3社指定のツイッターで各線にまつわる画像を3月12日まで募集している。寄せられた中から各社ごとに3点を選出し、ヘッダー画像に採用する。


3月1日 水曜日

JR大宮支社 3月16日は「おおみや鉄道の日」 記念イベント展開


交通新聞

「食」「遊」「学」テーマ 「鉄道のまち」の魅力発信

JR東日本大宮支社は、「鉄道のまち大宮」の魅力を発信しようと、大宮駅が開業した3月16日を「おおみや鉄道の日」と定めるとともに、「食」「遊」「学」をテーマにした記念イベントを開催する。同駅で働く社員が中心となって企画したもので、駅や周辺エリアの一体的な活性化を図っていく。

大宮駅は1885年3月16日に開業した。「鉄道のまち大宮」PRでは、ロゴマークを作成。4候補の中から投票で選び、今後のPRに活用する。投票期間は16日~4月16日で、専用のホームページかはがきから投票。結果発表は5月13日を予定している。

また、今月16日には専用ホームページとツイッターを開設。大宮駅社員ならではの目線で、イベントや地域の魅力などさまざまな情報を発信する。

記念イベントは16日を中心に開催。

■食

大宮工場(現・大宮総合車両センター)に従事した鉄道員が昼食によく食べていたのが発祥のきっかけという「大宮ナポリタン」を巡るスタンプラリーを10~31日に開催。16日には同駅で「大宮ナポリタンドッグ」の試食や、昔ながらの立ち売りスタイルでの駅弁販売も行う。

■遊

ご当地ガチャの「大宮ガチャタマ」とコラボレーションし、16日から1万個限定で販売する。「Vol5・5~鉄道のまち大宮編~」として、「上越新幹線0キロポスト」など同駅を深掘りした9種類と、レアアイテムとして新幹線で使用されているトロリー線が登場。鉄道グッズ専門店「GENERAL STORE RAILYARD 大宮」、アルシェ大宮、まるまるひがしにほんに設置。1回300円。

また、16日から駅スタンプを新デザインに変更するとともに、駅社員デザインの「駅スタンプ帳」(500円)をGENERAL STORE RAILYARD 大宮で発売(1500冊限定)。さらに、同日は駅弁臨時売店利用などで115系などの鉄道カードを配布する。

■学

16日11時から東西連絡通路で記念式典を行い、縦約2㍍×横約3・5㍍の案内ボード「てつまちウェルカムボード」を除幕。鉄道と大宮にまつわる歴史やスポットを紹介するもので、駅社員が監修、大宮総合車両センター社員が製作した。

2月24日に同駅会議室で記者会見が行われ、大宮営業統括センターの社員が企画内容を発表。同席した緑川清士同支社大宮営業統括センター所長・大宮駅長は「『鉄道のまち大宮』を切り口に、地域活性化や交流人口増加を図っていきたい」と述べた。


3月2日 木曜日

遍路とおもてなしのネットワーク・JR四国 「一日一斉おもてなし遍路道ウォーク」開催


交通新聞

参加者、昨年の5倍

NPO法人・遍路とおもてなしのネットワーク(理事長・松田清宏JR四国顧問)は2月23日、四国全域で第8回「一日一斉おもてなし遍路道ウォーク」を開催した。共催の四国遍路世界遺産登録推進協議会、四国経済連合会、四国家サポーターズクラブ(四国家SC)などの協力を得て、昨年の約5倍となる約5700人が参加。「遍路道」の状況確認や、遍路文化の重要な要素である「お接待」が行われた。

同ウォークは、四国を一周する約1200㌔の遍路道を、参加団体ごとに1区間10㌔程度に分けて一斉に歩くことで、危険箇所、道案内、休憩場所、トイレの整備状況などを点検して環境改善に活用することや、地域コミュニティーの四国遍路への関心を高め、世界遺産登録への機運醸成を図る。

今回は、全105区間の遍路道点検(ウォーク)に972チーム・5471人、お接待(30カ所)に33チーム・243人が応募した。

このうち、JR四国四国家連携部を中心としたチーム「JR四国 てくてくぽんちゃん」は、半井真司四国家SC共同代表(同社会長)、加藤隆司同社常務をはじめ、社員・家族ら10人が参加。四国ツーリズム創造機構のチームなどと共に、同ウォーク本部のある「おへんろ交流サロン」(香川県さぬき市)から第88番札所・大窪寺(同)への山岳区間(約10㌔)を担当した。メンバーは沿道のごみを拾いながら、舗装路と未舗装の山道が入り交じる遍路道を、約3時間で踏査した。

ウォークを終え、半井共同代表は「今回は5000人規模の盛り上がりで、(山中で会った他グループとも)気持ちを互いにつづり合わせるような感覚があった。このような経験を通じて、世界遺産登録に向けた気運が一層盛り上がるのではないか」と語った。

また、本部で全体状況の把握に努めた松田理事長は「目標を大幅に上回る参加申し込みがあり、多くの人に関心を持っていただいたのがありがたい。これがもっと大きく育っていけば、世界遺産登録への道も開けてくると思う」と述べた。


3月3日 金曜日

JR東海など HC85系「ひだ」に鈴川絢子さんオリジナルヘッドマーク NFT無料配布も


交通新聞

JR東海とジェイアール東海エージェンシーは2日から、鉄道好きでユーチューバーとしても活動するタレント、鈴川絢子さんがデザインを監修した高山線特急「ひだ」のオリジナルヘッドマークについて、HC85系の1編成に掲出して運転している。きょう3日からは「バーチャルヘッドマークNFT(非代替性トークン)」の無料配布を始める。いずれも31日まで。18日のダイヤ改正で、「ひだ」の全定期列車がキハ85系から新型車両のHC85系に置き換わる世代交代のタイミングに合わせた。

オリジナルヘッドマーク企画は、昨年12月に開催されたVR(仮想現実)イベント「バーチャルマーケット2022 Winter」で展開した「バーチャル名古屋駅」内で告知。ヘッドマークは鈴川さんのアイデアをベースに、高山線を走るキハ85系と沿線地域の風景、脈々と受け継がれる伝統文化や名産品をポップなデザインでちりばめて創作された。1989年にキハ85系がデビューしてから34年間にわたり担ってきた「ひだ」の役割や使命を、HC85系へ継承したいという思いを込めた。

掲出するヘッドマークはステッカー式で、運転区間は東海道線名古屋―高山線飛騨古川間。運転ダイヤの告知は土休日分のみを前日18時ごろ、ジェイアール東海エージェンシーのLINEアカウント「メイエキ+」で行う。

NFTは、リアルとバーチャルの連動による新たな体験価値創造の試みの一つ。「LINE NFT」のエアドロップ機能を活用した。高山線高山駅と下呂駅に掲示するポスターのQRコードをスマートフォンなどで読み取って取得する。

1日には名古屋車両区でお披露目会が行われ、鈴川さんは「キハ85系『ひだ』のヘッドマークのイメージやカラーを落とし込みつつ、『ひだ』という文字の中に沿線の風景や鉄道要素をぎゅっと詰め込みました。中でも『ひ』のカーブにキハ85系を描いて、HC85系に『ひだ』の魂を受け継いでほしいという意味を込めました」とデザインコンセプトを解 説した。

囲み取材に応じたJR東海事業推進本部の諏訪重樹係長は「いろいろな方に親しんでいただきたく、新しい感性でポップなデザインを期待して鈴川さんに依頼した。NFTはリアルとバーチャルを掛け合わせて、リアルの鉄道需要を喚起する一つのトライアルとして実施する」と企画意図を説明した。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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