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2023.05.19鉄道JR四国 「弘法大師空海御誕生1250年記念ツアー 弘法大師空海善通寺市民号」を運転 など【今週の交通新聞より】

2023年5月15日~5月19日交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR四国 「弘法大師空海御誕生1250年記念ツアー 弘法大師空海善通寺市民号」を運転
・JR盛岡支社 花輪線鹿角花輪―大館間 9ヵ月ぶりに運転再開
・JR北海道 日航連携「ひとめぐり号」が3年目
・JR西日本など 名称は「イノゲート大阪」24年秋開業
・JR九州 コミュニケーション活性化へ〝社内居酒屋〟を初開催

5月15日 月曜日

JR四国 「弘法大師空海御誕生1250年記念ツアー 弘法大師空海善通寺市民号」を運転


交通新聞

JR四国と香川県善通寺市は11日、土讃線善通寺―大歩危間で観光列車「四国まんなか千年ものがたり」を使用した「弘法大師空海御誕生1250年記念ツアー 弘法大師空海善通寺市民号」を運転した。

両者と総本山善通寺の3者は昨年12月、「『弘法大師空海御誕生1250年祭』における観光振興に関する連携協定」を締結しており、同市民号は3者連携事業の一環。同市民限定の貸切列車として設定した。

善通寺駅1番線ホームで開催された出発式には、同社の長戸正二専務・鉄道事業本部長、上田純子同本部営業部担当部長兼誘客戦略室長、辻村修市長らが出席。辻村市長は列車の運転に謝意を示し、「このツアーから1250年祭を盛り上げていきたい」とあいさつ。長戸専務は「連携協定の特別企画として、市民の皆さま限定の特別列車をぜひお楽しみください」と述べた。

この後、辻村市長と同駅を管理する佐野浩二多度津駅長の出発合図で、列車を送り出した。

列車には満席となる40人が乗車。車内では同寺の僧侶による法話、ビンゴゲームなどが行われたほか、食事は通常、同列車上り便「しあわせの郷紀行」で味わえる「おとなの遊山箱」が往路(下り)の車内で提供され、復路(上り)では同市内の店舗が製造したデザートが出された。同列車は6月2日にも運転予定。


5月16日 火曜日

JR盛岡支社 花輪線鹿角花輪―大館間 9ヵ月ぶりに運転再開


交通新聞

JR東日本盛岡支社は14日、昨年8月前半の記録的な大雨の影響で運転を見合わせていた花輪線鹿角花輪―大館間(37・2㌔)の運転を約9カ月ぶりに再開した。同大雨に伴う秋田県内路線の運休は全て解消された。

不通区間全体では、道床・盛土の流失43カ所、土砂流入11カ所の計54カ所で被害が発生。十和田南―末広間では、米代川と並行する区間で、周囲から大量の水が流入して路盤が押し流され、川と線路の間にあるコンクリートの護岸壁が約60㍍にわたって傾いた。復旧費用の見込みは約9億円。

同日の再開初列車は、下りが鹿角花輪発6時6分の大館行き、上りが大館発6時21分の盛岡行き。鹿角花輪駅では、運転再開を待ちわびていた高校生らが乗車し、大館方面へと向かった。高校生は「代行バスは最終便が早かったので、これからは遅い時間まで部活動の練習ができる」と話した。

この日は、鹿角花輪8時59分着の下り大館行きの到着に合わせ、地元の自治体や商工会などが同線全線復旧を祝って記念イベントを実施。国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている地元の民俗芸能「花輪ばやし」のにぎやかな太鼓や鐘の音、横断幕で乗客を出迎え、再開を祝った。


5月17日 水曜日

JR北海道 日航連携「ひとめぐり号」が3年目


交通新聞

1回増の全5回設定 旅行会社も2社増

JR北海道は今年も9月末~10月に、日本航空と連携する「HOKKAIDO LOVE! ひとめぐり号」を設定する。列車運転や車内サービスを両社で担当する道内周遊列車で3年目を迎える。利用好調を受けて今年は昨年より1回増の全5回を運転。各回はツアーとしての発売で、全て札幌発着3泊4日の行程。企画・催行する旅行会社も2社増の5社となる。

「ひとつの列車で、ひとめぐり。北海道」をコンセプトにする列車で、地元と連携した各停車駅のおもてなし企画が好評を博している。アナウンスなど車内接客は今年も日航の客室乗務員が担当。車両も前回同様にラウンジ付き特急車両「はまなす編成」「ラベンダー編成」(261系5000番代)のいずれかを用いる。

ツアーは、9月29日、10月6、13、20、27日発の全5回。9月29日発は、初タイアップの阪急交通社が東京、中部、関西、九州出発商品として設定する。今月中旬から発売開始。

10月6日発はJTBが6月中旬の発売、同13日発はクラブツーリズムが発売中。いずれも東京、中部、関西出発。

同20日発は、ジャルパックが全国出発の商品として7月中旬に発売開始。最終回となる同27日発は、初参加の読売旅行が東北、関東、関西、四国、九州発商品として発売中。

運転線区は全て、帯広、釧路、網走、旭川などを経由する道東周遊コース。10月13日発ツアーでは、花咲線(根室線)釧路―根室間の往復を取り入れ、同20日発では逆回りルートを唯一採用するなど、それぞれで個性を出す。実際の乗車区間はツアー内容によって異なる。


5月18日 木曜日

JR西日本など 名称は「イノゲート大阪」24年秋開業


交通新聞

JR西日本とJR西日本グループの大阪ターミナルビルは16日、大阪駅西地区で2024年秋の開業に向けて開発を進めている「大阪駅新駅ビル計画(仮称)」の建物名称を「イノゲート大阪」に決定したと発表した。オフィス低層階には、貸会議室、サイズバリエーション豊かなサービスオフィスを提供できるフレキシブルオフィス、ラウンジ、カフェなどを導入。交流が活発化し、新しいものが生まれるワークプレイスを目指す。ビルは同日に地上の鉄骨工事が完了し、上棟した。

同ビルは地上23階・地下1階建て、高さ約120㍍、延べ床面積約6万440平方㍍。フロア構成は6~22階の高層部がオフィス、3~5階が飲食ゾーン、低層部がエントランスなど。

開発コンセプトは「交流とひらめきがカタチになる場所」で、大阪駅直上の圧倒的な利便性などを生かして、「新たな価値を生み出し続ける出発点」を目指す。

建物名称の「イノゲート大阪」は、「Innovate(革新する)」と「gate(ゲート)」の組み合わせで、新しいものに挑んでいく、新しいビジネスを生み出していく、自由で前向きなマインドを歓迎する入り口になりたいという思いを込めた。

ロゴマークは、これからのビジネスの可能性を切り開く新たなる入り口(ゲート)として発展していく新駅ビルのイメージを、向かい合う鋭角なフォルムのエレメントでシンボリックに表現している。

高層階のオフィススペースは、横長のビル形状を生かし、どの区画も整形な小割区画を整え、豊富な面積帯に対応。3㍍の天井高を確保し、北面の穏やかな採光とともに、広大な都市公園(整備中)の緑豊かな眺望を楽しめる環境の実現を図る。

オフィス低層階には、オフィスサポート機能として、11階に「貸会議室」(運営会社・TCフォーラム)、9、10階に「フレキシブルオフィス」(Compass Offices JWB)、6階に「ラウンジ・カフェ・物販」(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)を導入し、多様化するワークスタイルにしなやかに対応できるようにする。

このうち、フレキシブルオフィスは、サイズバリエーション豊かなサービスオフィスを提供する機能で、スタートアップ、ベンチャー企業、企業内のプロジェクトチームなどのニーズへの対応を想定する。同オフィスフロア内には、ラグジュアリーなロビーラウンジ、会議室も設けられる。3~5階の飲食店街についてはJR西日本大阪開発が運営する。

同日は上棟式も現地で行われ、長谷川一明JR西日本社長、平野賀久大阪ターミナルビル社長、村田俊彦大林組副社長・大阪本店長ら関係者が出席。地上の鉄骨工事完了を祝うとともに、今後の工事の安全を祈願した。

あいさつに立った長谷川社長は「駅ビルによって大阪駅がさらに大きくなり、地域や大阪・関西の発展につながることを願っている」、平野社長は「世の中の変化に対応できる新しいコンセプトの駅ビルを目指しており、お力添えをいただきたい」と述べた。


5月19日 金曜日

JR九州 コミュニケーション活性化へ〝社内居酒屋〟を初開催


交通新聞

JR九州の古宮洋二社長と社 員がお酒を飲みながら、ざっくばらんに話をする〝社内居酒屋〟の第1回が16日、博多駅近くの飲 食店で多くの社員が参加して開かれた。

[[社長自ら企画]] ここ数年のコロナ禍の影響で希薄になった社内コミュニケーションを活性化させようと、古宮社長自らが企画。自称する「目玉おやじ」にちなんで「おしゃべり酒場 目玉クラブ」と銘打ち、JR九州フードサービス運営の「うどん居酒屋 粋」で毎月2回開催することにした。

同社や同社グループ社員なら誰でも参加可能。事前申し込みは不要で、18~21時の開催時間内に自由に入店できる。滞在は1時間以内とし、参加費は飲食込みで一般社員1000円、管理職2000円。

[[一部役員も交流]] 初日は、本社や周辺で働く社員を中心に約60人が参加。古宮社長のほかに赤木由美上席執行役員・総 合企画本部副本部長・経営企 画部長ら一部の役員も出席し、日ごろ接する機 会の少ない社員との交流を図った。

古宮社長は「グループ会社を含めてたくさんの社員が来てくれ、感謝・感動の3時間でした。初めて話した社員も多く、一人で参加した現場の若手社員もいて、私自身もいっぱいパワーをもらいました」と感想を話した。

[[支社開催も検討]] 今回、女性参加者が少なかったためレディースデーを設定することや、支社開催も検討するという。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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